また、あした…

私が好きな音楽のことを綴るブログ

30th ANNIVERSARY TOUR 2017

全国47都道府県ツアー、結成以来の悲願…と、銘打ってますが…どうなんでしょうか?(笑)曲を作ることは好きだけどLIVEはあまり好きじゃない。みたいなことを何かで読んだ気がしますが、あれも冗談だったのかもしれません。

ベストアルバムの日替わり日記「RAINBOW」の時にこんなことを書いた。

yumcha-elekashi.hatenadiary.com

私に言わせてみたら「ようやく来たか」って感じです(笑)30周年でこれやんなかったらもう、しょうもないって言われても仕方ないよなーって思っていたので、とりあえず安心しました(笑)

それにしても全部1000以上のキャパのあるホール…『47都道府県LIVEハウスツアー』やらないかなーとは思ったけど、まさかのホールツアーで…一抹の不安…。LIVEハウスならその方面に暮らすファンの人のための…って思えるけど、ホールとなれば話は別だ。空席が目立つようならせっかくの30周年…寂しいじゃないか?かといって全部行けるわけもなく…どうする?エビバデ!?そんな気分だ。

関東に住んでる私としては連日にならないよう、関東エリアはなるべく制覇を目指すつもりではいます。ファンでありつづける以上、無理をしていろんな状況が悪くなることは避けたいので、ここは作戦を練りつつ…頑張りたいですね。なので、北海道、東北、上信越、北陸、中部、東海、近畿、中国、四国、九州、沖縄…各方面の人達でおおいに盛り上げていければ…そう願うばかりであります。それにしても1000人以上のキャパ場所によっては2000人…。

全部満員御礼になりますように…
そして、メンバーの健康と無事故も…

9か月かけて47カ所巡る旅か…3210が頭の中を流れるわぁ~♪

 

エレファントカシマシ 30th ANNIVERSARY TOUR 2017 オフィシャルHP先行受付

 

2017年エレファントカシマシ新春ライブ武道館

 

1月6日(金)仕事を終えて行ってきました。

エビバデと落ち合うため急いでいたからまともな写真が一枚も取れていない(笑)

今年の新春はシンプルでコンパクトに…ソリッド「緻密」?なLIVEにしたいとインタビューで語っていたミヤジ。

インタビュー読んだのがこのLIVEの前々日でどういうことなのか?って色々考えてみた。だけど、行ってみないとわからないのがエレファントカシマシ

終演から2日経過…終わった直後に感じたのは、「はじめまして、エレファントカシマシ」という印象だった(笑)今までに見たことのない、聴いたことのないエレカシの実験的ともいえるアレンジが満載だった。

2017/01/06(金) 日本武道館 セットリスト


01.夢のちまた
02.今はここが真ん中さ!
03.新しい季節へキミと
04.悲しみの果て
05.デーデ
06.星の砂
07.真冬のロマンチック
08.珍奇男
09.愛すべき今日
10.はじまりは今
11.翳りゆく部屋
12.桜の花、舞い上がる道を
13.笑顔の未来へ
14.ハナウタ~遠い昔からの物語~
15.夢を追う旅人
16.俺たちの明日
17.RAINBOW
18.ガストロンジャー
19.大地のシンフォニー
20.ズレてる方がいい
21.東京ジェラシィ
22.i am hungry
23.so many people
24.ファイティングマン

-アンコール-
25.涙
26.今宵の月のように
27.待つ男

 『珍奇男』のアコギがアレンジが…まさに「バカはきやすくオレに近寄るんじゃねぇ!」みたいな威嚇にさえ感じた。合いの手が入れられない…そんな、『珍奇男』だったように思う。

日本の偉大なミュージシャン…ユーミンの『翳りゆく部屋』。ギター背負ったまま…サニーさんへのイントロサイン…ハンドマイクでなくギター弾きながらの熱唱。

ここで、『晩秋の一夜』を弾き語りで歌い出す。冒頭の一小節だけ歌った…と、思う。そして、『桜の花舞い上がる道を』。『晩秋の一夜』はとても美しい曲です。それは歌詞に儚い人の一生、若いころを思い出す黄昏た思いが描かれているから。若いころに作った曲なのに今の自分にあつらえるようにあった曲ではないか?ようやく歌ってしっくりくる年代になってきた…そんな感じだった。そして、そのあとに『桜の花舞い上がる道を』を歌うわけだけど、季節の花は厳しい自然の環境の中その“時”が訪れれば見事に花咲かせる…しかし、人は一生のうちにどのくらい見事な花を咲かせることが出来るだろう?そんなことを思わせた。

『晩秋の一夜』がこんな印象を与えるための演出だったかはわからないけれども、30周年を翻ってみるに…一花咲かせるための今は冬。春からのツアーの先々でいろんな花を咲かせていくのでしょう!そして、知らない街の知らない花々を集めて私たちに届けてくれるのだと思う。

今回、嬉しかった選曲は「はじまりは今」「東京ジェラシー」です。ベスト盤に入れてほしい曲にも入れていたので、めちゃめちゃ嬉しかった。「夢のちまた」も大好きな曲で最近、不忍池について語るミヤジの動画を観たばかりで、不忍池の池が雨で増水するとそこらじゅうが鴨だらけになる。みたいな話をしてた(笑)5月頃になるとまたどこか涼しい国へ渡って行ってしまうんだけど…。

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「初めて知らない街に引っ越した時の曲です。キラキラとしていました」と紹介しながら『はじまりは今』。歌い終わったあとも「オレこの部分がすきなんだよなぁ~」みたいな事言いながら「むかえに行くよ〜…ひとご~みのなか、新しい街の夢を君に届けよう」この部分を歌う。ツアーに出て新しい街の夢を花束にして届けてくれる!そう感じたのです。

『東京ジェラシー』は本当に念願の念願だった!ライブでも直近では2011年以来だし、ベスト盤にも入っていないレア中のレア曲。この曲にこだわっていたのは「いまだに勝利も敗北もしらない」というミヤジの言葉が脳裏にあった事。地方の人は東京で一旗揚げよう!と希望と憧れをもって集まってくる。東京はそんな人たちに明確にして残酷なまでに勝敗を下す街。負けても変えれる故郷がある。だけどもミヤジにとっては生まれ育った街が東京。人々が憧れてやまない街に暮らしていながら…勝利するための戦場が東京。いわば「不戦勝」ともいえる東京生まれ。

それでもミヤジは勝利を目指して戦っていた。彼が思い描いた「勝利」の意味がどんなものなのか?出せば売れるヒットメーカーのことだったのかもしれない。だけど、いつしかその勝利の形も変わったかな…?

歌う前「オレの勝利の女神になってくれよ」と、つぶやいたミヤジ。ミヤジが言う「勝利の女神」像はどういうものなのかな…?そこにいるみんなあなたの勝利を願っているはずなのだけど…。私もできるこことならミヤジの勝利の女神でありたい。

 

ストリングスもホーンセクションもない、新春ライブとしては珍しい構成だったけど、冒頭でも言った通り実験的なLIVEだった気がする。ストリングスなしでどこまでインパクトのある演出ができるか?ミヤジなりに工夫を駆使したアレンジだったようにも思う。ZEPPツアーでやった弓でアコギを弾くを入れてもよかったんじゃないかな?

ある意味、ソリッド「緻密」さを目指したステージだったかもしれない。

大阪城ホールではストリングスもホーンセクションも加わるであろうが、ツアーでこのソリッド感に磨きをかけるのも悪くないな…そんなことを思った。まぁ、そのくらいところどころグダグダとしてたし、ギターの不具合もあったり(笑)「笑顔の未来へ」あれ3テイクくらいしたよなーww 完璧な「ソリッド」を目指して行ってちょうだい!

 

ま、そんなわけで「はじめまして、エレファントカシマシな印象で正直、こんなに耳を傾けたライブはなかった、身動きとるのがもったいないとすら思った。っていうか動けなかった。で、終演後…記憶がぶっ飛んだ。こんなことは初めてだったよ。2日経って他のエビバデさんの話を見る中、記憶が蘇ってくる感じ。

春からのツアーが楽しみ。何カ所いけるだろうか…?

 

あけましておめでとうございます。2017年もよろしくお願いいたします♪

毎年恒例のCOUNTDOWN JAPANに30・31日と行ってきました。

30日は主に佐野元春を目当てに…

最初はクリープハイプに行こうと思ってました。ロッキンクリスマスに行くからフェスはクリープかな…って、でも逆にロッキンクリスマスに行ったからCOUNTDOWNでも元春に会いたくなってしまった(笑)

リハの段階で元春以外のメンバーが音合わせをするんだけど、このリハの段階で圧倒的にハイレベルなサウンドでものすごく得した気持ち。

=セットリスト=

01.優しい闇

02.La Vita è Bella

03.紅い月

04.東京スカイライン

05.空港待合室

06.アンジェリーナ

 “空港待合室”の前のMCで元春は1985年の創刊の『ROCKIN'ON JAPAN』について触れた。今年で創刊30周年だという。元春は創刊号の表紙を飾ったアーティスト。この音楽誌のおかげで日本のポップシーンが広く伝わったと、いろいろな思いと感謝の念を述べていました。

30日の収穫としては、ASIAN KUNG-FU GENERATION後藤正文氏がソロプロジェクトだという、Gotch & The Good New Timesを聴けたこと。アジカンのテイストは全く感じない。ゆったりと爽やかで軽やかなサウンドだった。やりたい音楽をこうやってセパレートにしてやるのが、メリハリがあっていいよね。一つのバンドでいろいろやっちゃうと、どこに向かっているのか?という戸惑いがあるけど全く違うカラーの音楽を別のバンドでやるのは、相乗効果がでて良いのかもしれないな…。

31日はエレファントカシマシ目当てに行った。

でも、大晦日グループ魂で始める!って言うのが私のルーティーン(笑)事前にYouTubeで見た小芝居「中村華左衛門」ネタが出てこの日の満足度はすでに40%はクリアした感じ(笑)グループ魂の前説もお馴染みになった渋谷社長の話しから始まった。31日は出演者も決まってない段階の第1次先行で8割がたチケットが売れて、そこからもわかるように31日に誰が出るかわからなくても31日には行きたい!という真の音楽好きが集まって来ているという事なので、これからもその期待を裏切らないよう企画運営したいと言ってました。

聴きたいなと思っていたアーティストがほぼEARTH STAGEに集中していたので、EARTH から移動することはあまりなかったけど、GALAXYエリアのフードコートで

夕飯食べてる時に聴こえてきた夜の本気ダンスが好きなタイプの曲だった!素直なロックサウンド、聴いてるだけで本当に踊りだしたくなるようなサウンドでちょっと気になるバンド。

きゃりーぱみゅぱみゅちゃんも可愛かったなぁ♡

エレファントカシマシはフェス仕様のセトリに2016年の代表曲をチョイスした感じ。

=セットリスト=
01.ズレてる方がいい
02.デーデ
03.悲しみの果て
04.夢を追う旅人
05.桜の花、舞い上がる道を
06.RAINBOW
07.ガストロンジャー
08.ファイティングマン
09.今宵の月のように

 なんか、おかしなテンションだったけど(笑)お尻ぺんぺんはいつものことだけど、おならブーとか、何故か今宵の時に天立橋を股座から見るように、観客を見たり…去年同様今年も人気若手バンドが控えていて、フロントエリアはほぼほぼそのバンドのファンで埋め尽くされていた感じがした。去年、それでとても嫌な思いをしたので私はそれを見越して、真ん中のエリアで聴くことにした。そこにもすでに若手バンドファンが微動だにせず陣取っていた。

私は思った。そんな子達もそこにいる以上は、エレカシ宮本の圧倒的な歌声を聴かせたいという思いもあったし、ステージ近くで聴きたいという思いもあったけど…厚顔無恥な若者からイライラさせられながら聴きたくないのが大きかった。

なんで、こんな風になっちゃったかな…?って残念な気持ち。

その若手バンド、RADWIMPSでCOUNTDOWNして「前前前世」を聴いて会場を出た。

去年も思ったけど、COUNTDOWNの参戦も今年までかな…っていうのが感想。冒頭の渋谷社長の話しをうけて、もう少しいろいろな世代の人があの空間を気持ちよく共有できる対策をしてほしい。

佐野元春 & THE COYOTE BAND「Rockin' Christmas 2016」

せっかくのクリスマスイヴなので…先日行ってきた佐野元春のクリスマスLIVEのことでも、綴っておきたいと思います。

佐野元春 & THE COYOTE BAND「Rockin' Christmas 2016」が、12月20日(火)恵比寿ガーデンホール(http://lultimo.jp/bacio/)で行われました。

6年連続6回目の開催ですが、私が来たのはこれが初めてです。

このブログは主にエレファントカシマシに関することをあげているのですが、私のモチベーションの全てが佐野元春にあるため、少しだけ触れたいと思います。

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佐野元春は1980年3月21日「アンジェリーナ」で、エピックソニーからデビューをした。今年の3月で満35周年を迎えた。

私が佐野元春のファンになったのは1992年頃、テレビから自動車のCMが流れてきてそれが、佐野元春の「レインガール」という曲だった。

≪余談≫

エレカシは1988年3月21日エピックソニーからデビュー。デビュー月日が同じ(^^♪レコード会社が一緒。
エレカシとの出会いは佐野元春ファンの人からエレカシを「聴いてみて」と、紹介されたのがきっかけで、一旦ファンを離れるもやはりCMソングを聴いたのがきっかけでファンに戻りました。

のちのちこれらのことに気がついて、縁のような不思議さを感じたわけです。佐野元春に対するファン愛は『尊敬』に近いしいつでも自分の心に寄り添っていて、何か落ち込んだり弱気になった時の励ましになる。

変な話しエレカシを応援していて心が折れそうな時、励ましてくれるのは佐野元春だったりする(笑)だから、私にとってなくてはならないアーティストなのです。エレカシの曲で泣くことはなくても、元春の曲で泣いたことは数知れず…。

今回のRockin' Christmasでも、涙こらえるのが大変だった。っていうか、楽しいイベントなので終始笑顔🎶元春も「笑って!」と、手でスマイル作るしぐさしてくれた。

元春は久しぶりに短髪にしたことをFBで公開していて、切りたてのホヤホヤに会うことが出来ました❤

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素敵なロマンスグレーの短髪です❤

セットリストは下記の通り

 セットリスト


(1部)
境界線
La Vita e Bella
夜空の果てまで
新しい雨(新曲)
或る秋の日(新曲)
バイ・ザ・シー
虹をつかむ人
みんなの願いかなう日まで
優しい闇


(2部)
ポーラスタア
私の太陽
世界は慈悲を待っている
空港待合室
カム・シャイニング
クリスマス ・タイム・イン・ブルー
約束の橋


(アンコール)
ソー・ヤング
誰かが君のドアを叩いてる
ナイトライフ
アンジェリーナ

『虹をつかむ人』を聴いててドキっとしたのは、歌詞が宮本浩次の生きてる姿に重なって聴こえたこと。

http://j-lyric.net/artist/a0029d0/l02c8a5.html

ミヤジは今も大らかな人生を夢見ているだろうか?もし見ているとしたらその夢の形はどんなモノなんだろう?そんなことをぼんやり考えながら聴いていた。

この秋に発表された新曲3曲のうち2曲も披露してくれた。

『或る秋の日』に関しては、熟年の愛を作ったのはこのジャンルで僕が初めてじゃないかな?と、笑いをとっていた。サザンオールスターズ桑田佳祐さんも今年のベストソングの中でランク外ではあるけどww選んでくれている。でも、確かにドキッとする大人の恋愛が描かれていて…想い人…か…なんて、ちょっとセンチメンタルな気分に…w

『新しい雨』曲名からどんなニュアンスなのか?想像ができなかったけど、虹を希望や夢に例えるなら、新しい雨が降るのを待って虹を架けたいという願いなのかな?と、私のなかで感じた。雨ですべてを洗い流してほしいような、そしてその後に虹をつかみに歩き出したいような…背中を押してくれる曲のように感じた。

元春はデビュー以来、2曲のクリスマスソングを作っています。1曲は『CHRISTMAS TIME IN BLUE -聖なる夜に口笛吹いて-』1985年に12インチシングルとしてリリース。
「いつの頃からか自分でも1曲、何かクリスマスについての歌を書いてみたい。そんな風に思うようになりました。今回は、その思いが実現したわけで、皆さんの手元にこのレコードが届けられる事を、うれしく思っています」と、語ったという。また、歌詞からはクリスマスは誰にでも平等に訪れる…という願いが込められていて、レゲェ調の曲にのせられた歌詞は単に陽気で平和なクリスマスを歌っているわけではない。

世界中のチルドレン
Ring - a - ring - a - roses !
憂うつな時も ひとりぼっちの時も
平和な街で 闘ってる街で
Ring - a - ring - a - roses !
Tonight's gonna be alright

だけど、みんなに平等にクリスマスはやってくる…少し憂いがあるところにこの曲の深さがある。

そして、もう一曲は『みんなの願いかなう日まで』この曲は『CHRISTMAS TIME IN BLUE』から、28年2013年に発表された曲。前作が世界中に心を向けていることに対し、「みんなの願いがかなう日まで」は“個”“隣人”という身近な関係の大切さを見つめ合う日…そんな、テーマで歌っている気がした。ウクレレの音色が優しく重たくなった心も浮かれ明るくなる。

www.moto.co.jp


「僕は何もいらない…君がいてくれれば」とか、素敵すぎる❤

そして!
「今宵のハッピーな瞬間を真空パックする方法があるんだよ。みんな知らない?」と、無邪気に問いかける元春。
「ちまたで今流行ってる“マネキン・チャレンジ”でこの楽しい時間を真空パックするんだよ」
(場内歓声)と、いうことで2回くらいリハーサルしていざ本番!「ナイト・ライフ」のフィニッシュに合わせて!


Rockin' Christmas 2016 - DaisyMusic Official

めちゃめちゃ楽しい試み!とてもうまくいきました!そして、最高の思い出になったクリスマスでした。恵比寿のクリスマスイルミネーション、大好きな佐野元春と共に過ごすクリスマスLIVE…マネキンチャレンジ…夢のような時間だったな…。

また、来年も来れますように…と、心から願うのでした。

集大成はあの世に行くときに決まる…そんな、人の一生をかけて歌う名曲

間が抜けましたが、エレファントカシマシ 30th Anniversary All Time Best THE FIGHTING MAN 収録曲”をお題に綴ってきたブログも最後となりました。どのくらいの方に読まれたかはわかりませんが、ここまで読んでくださった皆様、ありがとうございました。

 

さて、冒頭の…

今では、デビューしたころの“黒いバラ”と今では見え方が全く変わってしまったのだろうな。デビューした時に感じた黒いバラ…その頃の大人社会のことなのかもしれないけど、今や自分たちもその大人社会の人になってしまって、あの頃白い風だった自分も今じゃ他の白い風に蹴散らされてしまうやもしれない。

あの頃、悪い奴らと思っていた人も実は「ファインティングマン」だった…。本当の自由の意味も分からず叫んでいた…。そう、自分らだって“悪い奴”の面をもって生きている…。そういうことに今は気がついているだね。

毎回、LIVEで歌い継がれてきたこの曲もその時々で、彼らの中で意味が変わってきただろう。「ファインティングマン」においては、彼がマイクを置く日まで大成しない曲なのかもしれない。

 

ミヤジは病気から復帰したころ、「自分は夢の中に生きていたんだ」と言ってた。病中、人々の生活の営みを見て“現実”に目覚めたとも言ってた。だから、もう完全にあの頃の「ファインティングマン」ではないのだな。

踊らされてなんぼのもん?自分たちが選んだ道は歌って踊ってお金をいただく商売じゃないか!?【生計を立てるための仕事】自分らも周りのスタッフも生きるために仕事してる。

音楽には夢も浪漫もあるけれど、実際には眼をそむけられない現実だってある。そつなくこなせられる性分とも違うし、単純に夢を売る商売とだけ割り切れないだろうし、気がついたら自分の周りには自分次第では収まり切れない人がいたことに気づいて、不自由に思えていたデビューの頃の方が実は本当の自由で…思い通りになりそうな今こそ不自由で…「TEKUMAKUMAYAKON」で歌うように、もう戻れないんだ…あの頃にはならば行くしかねぇ!

今はそのための「ファインティングマン」になっている。と、すら思う。

 

自分が生きていくために、みんなが生きていくために
「自信を全て失っても 誰かがおまえを待ってる! お前の力が必要だ!」と
エールを交わすそんな曲。

 

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私はSTARTING OVERからの復活ファンだから、エレカシの変化に急激さをさほど感じていない。でも、そりゃ初期からのことをいろいろ調べてきているので、ずいぶんと変わったな…とは思うけど、自分も変わってるし抱えるものの大きさも…負担も全く違う。ファンの入れ替わりの激しい業界ではあるけど、

「誰かがおまえを待ってる!」

いつでも、そんな思いで何しろ全力でやってる!「ファインティングマン」がエレファントカシマシ宮本浩次だ!

 

私もお前たちを待ってる!微力ながら応援してるよ!

30周年ドーーンと行こうぜ!

 

努力を忘れた涙は汚い…もう、泣くな泣かずに世を笑っていくがいい!涙の後には笑いがある名曲

エレファントカシマシ新春武道館2015@1月4日(日)

泣きたいだけ泣けばいい

私は時々考える。音を楽しむのが音楽…宮本は音を楽しめているのだろうか?不器用な男だけれども…もう少し音楽を楽観的にやれればいいのに…って。
泣きたくなるほど苦しいのか?嬉しすぎて泣けるのか?男はめったなことでは泣かない生き物だと思っているので、何がそうさせてしまうのか?
音が苦で「おんがく」になっちゃいないか?なんかそんな事を考えちゃって私も苦しい。

正直、わからない。まぁ、わからなくてもいい。
「努力をしてきた涙」だから、皆は美しいという。それもそうだろう…そうなんだろうって思う。でも、まぁ、最近は泣きすぎだよ(笑)涙の価値も少々、下がってきてるぞww
気を引き締めて涙も封印してまた精進してもらいたい。私はそう思う。

まぁ、がんばれや。ちゃんと応援してるから♪

と、約束した通り私は今でもちょいちょいいじりながらもミヤジを応援している。最近、ほんと良く泣いてるけどそれは「悲しい」からでないことはわかる。悲しい時には涙なんてこぼれないから。

あーー私、最後に嗚咽したのはいつだったかなぁ。なんか、いろいろと絞り出したい。今、たまたまボブ・ディランの名言が流れてきた…。

君の立場になれば君が正しい。

僕の立場になれば僕が正しい。

世の中は自分が主体だ。人生においては主役は自分…だけど、実際はいろんな人との関わりの中で曲げなければならないことも多く。価値観の違いもあったり…正論でなく一般常識すら通じない人もいて、こりゃ一筋縄で生きていけないややこしい世になったなぁ…と、泣きたい気分。もちろん情けない気持ちで(笑)

 

「涙」はアルバム『東京の空』に収録されている曲。この『東京の空』のリリース後にエピックソニーとの契約が解除。このアルバムはそれまでのエレカシサウンドから脱皮して生まれた。彼らをデビューから追いかけ続けたY氏も絶賛している。ゲストアーティストを入れたり、デビュー7年目にしてプロモーションビデオを制作したりと、今までしてこなかった宣伝活動を開始している。

 

私もこのアルバムが好きです。

さて、私は成人した自分の息子の泣いてる姿を見ていない。感動的な映画を観ると泣いてるらしいが(笑)旦那が泣いてる姿は…彼の父親が亡くなった時にしか見ていない。
それなのにミヤジの泣き顔はもう何度見てる事か(笑)泣き顔を見るたびに私の心はモヤモヤする(笑)

私は12月25日深夜に笑い泣きすることが決定している 。

 

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走り抜けた男の目の前に架かった美しい虹は瞬く間に消えるけど…走馬燈の様な名曲

私が『RAINBOW』を初めて聴いたのは、2015年の日比谷野外大音楽堂でのLIVE。この年の野音は端の方だったけどステージ近くの良席に恵まれて、それだけでも大興奮でしたが…アルバム『RAINBOW』の発売も間近?っていう予感のあった時期。同名タイトルの収録曲『RAINBOW』が発表された。

会場にいたファンの度肝を抜いた、楽曲にミヤジのパワーみなぎる歌声…その場にいた人たちの心を一瞬にしてわしづかみにした。

すでにLIVEでも何度も歌われてきましたが、私にとってはこの日の『RAINBOW』より上のパフォーマンスにまだ出会っていない。この日は最高でした。

■2015.9.27『日比谷野外大音楽堂』に行って…

「いろんなことが猛スピードで俺の横を通り過ぎて行った…」と、言いながら

24.RAINBOW(新曲)

最後の方で「今までありがとう。幸せだったよ。」って言ったと思います。詩の全編がまだわからないから何とも言えないのですが、宮本のこれまでの人生(まだまだ続くけど)は、酸いも甘いも苦いも辛いも全部ひっくるめて結局「幸せだった」という一言で言える日々だった。という歌なのかもしれない。
本当にカッコよくて、聴いてて興奮しました。疾走感がすごくて宮本くんここにきてまたまた若返る…そんな瑞々しさのある楽曲。


宮:今、新しいアルバム作っているんだけど、もう少しで完成しそうで本当に待たせたけど、マスタリングとか英語の処理をいくつかして、歌もあと3曲入れなきゃいけないんだけど、やっとやっと新しいアルバム出ます!発売は11月…だったよね?十、十、18日!だったっけ?11月18日にでます。
「TEKUMAKUMAYAKON」が評判いいので入れたり、全部で11か12曲になる予定。アルバムの名前は「RAINBOW」!俺が考えたんだ!英語でかっこいいと思って、かっこいいだろ?(ドヤ顔風に)だから、レコード買うように!」
こんなことを言ってました。

■2015.11.16 のつぶやき アルバム『RAINBOW』を聴いて…

作品は飾られて見られて成長する…音楽も演奏して聴かれて成長する…

最近の読んだ雑誌で宮本はエレファントカシマシを「ライブバンド」と頻繁に言っている。みんなの前でたくさんパフォーマンスしてくれる。そんな気がします。「雨の日も風の日も」のイントロはそんな出発のファンファーレなのだと、私は信じます。

歌詞はハイスピードでカッコイイ楽曲に紛れ、流され過ぎていくけど読めば自虐的でボロボロな姿のヒーローがいた。ミヤジには音楽の才能もあるし、歌唱力はずばぬけている。この曲はめちゃめちゃカッコいいのだけど、そこに平穏な“未来”は見えない。

年齢的なものもあるのだろうけど、長年の経験から予測変換する思考が、自分の現状と未来を見ている。そんな内容に思える。

2015年のRAINBOWツアーはなかなか楽しかったね。私も遠征入れて4カ所回った。ファンはすぐに次のアルバムを求めるけれども、私はもう少しこのアルバムを育てる必要性があったような気がしていた。年をまたがってでももっと、全国細かく回ってやってもいいんじゃないかな?って。それから、また創作期間に入っても…って。

でも、環境がそれを許さなかったのかな…?この曲のようにハイスピードでいろいろこなさなきゃならない状況。タイアップやイベント物…。本当は「ライブバンド」に徹してやりたかったけど…みたいな?フェスの本数は2016年は少なかった、ツアーもZEPPだけなので少ない。正直「ライブバンド」と言える本数ではない。まだまだ、スタジオミュージシャンだ。

ベスト収録曲発表もあとわずか…最後はエレカシの明るい未来が見えてくるのかな?新しい雨を降らせてまた、でっかい虹を架けようか?

 

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