また、あした…

私が好きな音楽のことを綴るブログ

2008年11月04日:好きなものはとことん知りたい・・・

エレファントカシマシとの再会は厳密に言いますと、ちょうどつけていたテレビから、ウコンの力のCMで“俺たちの明日”が流れていて、その後、2008年「STARTING OVER TOUR 」を追いかけたBSの番組をたまたま観たのがきっかけです。5月くらいだったかな…。

かつて1997年に友達におススメのアーティストは何?と、聞いたら薦められたのがエレファントカシマシでした。アルバム「明日に向かって走れ」と「ココロに花を」の二枚を聴きこんでいましたが、長男の子育て真っ盛り中だったこと今ほど情報源がなかったことで、LIVEにも行かなかったしMEDIAの情報も追いかけてはいなかった。

2年位、通勤がてら聴いていたけどそのうちお蔵入り…から、8年経っての再会となったわけです。

2008年某日、フラッと立ち寄った本屋さんにこの本がありました。再版されたものとは知らずでしたがもちろん購入しました。その時の日記です。

 

私は好きなミュージシャンとか、好きな小説家の作品とか、いろいろと知りたくなってしまい、ドキュメンタリー本を読み漁ってみたり 小説を読んでみたりします。

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写真は
エレファントカシマシ宮本浩次の「東京の空」(先日購入)

皆さんも一緒だとは思うのですが、いろいろと知りたくなる衝動はおさえられません。

それから、これからは散歩を充実させたいので、一枚目の写真右側の「東京アートマップ」なるものも買ってしまいました。

ファン再始動から幸先のよい本との出会いでした。通称:赤本「明日に向かって歩け」も同様ですが現在、非常に高値を付けて出回っております。 

この中の第9回に「己を記録する(という)こと」というのがあって、日記をつける事、写真を撮ることの楽しみを伝えている。

私はエレカシに出会う前から日記は付けていました(大学ノートや日記帳、育児日記)。インターネットも早い段階から繋がっていて無料のホームページプロバイダーからはじまって、無料レンタルBBS、ブログと形を変えて綴ってきた。

インターネットの辛いところはパソコンがクラッシュするとデータが消えること。まだ、エクスポート、インポートもない時代(知識もない)の記録はすっかりどこかに消えてしまったけど、かろうじてエレファントカシマシとの再スタート(2008年~)の記録が残っていて嬉しい。そして、読み返すといろいろと猛省することもあるけど(笑)

私が写真を撮って日記をつける行為。ミヤジからの影響ではないにせよその目的というか、お題をくれたのは間違いなく宮本浩次その人である。ミヤジ自身、今はこんなバカげたことをする時間などないであろうが、こういった彼が仕事上で残した本、「明日に向かって歩け」「東京の空」「風に吹かれて」「俺たちの明日(上下巻)」が彼の記録であり、いつか読み返して懐かしむ時間が訪れるかもしれない。

そんな、貴重な資料…なんだよね。私もまた、これらの本を読み返してみたいと思う。

 

宮本浩次(エレファントカシマシ)『東京の空』

宮本浩次(エレファントカシマシ)『東京の空』

 

 

エレファントカシマシ

エレファントカシマシとは編集

 

 

2008年10月28日:新しい季節へキミと

エレファントカシマシとの再会にて初の購入シングルがこれでした。

mixiを頻繁に活用し始め、日記にエレカシのことを綴ったのもこれが初めてでした。

 

初回限定版購入しましたよん。

やっぱ、DVD*1の魅力にはかないません・・・
早速、さっきですが正座して鑑賞しました(笑)

生で感じたいですね・・・やっぱり・・・
絶対、LIVE参戦する!
「来年、私はここにいる!」と、長男に宣言しました^^v

 

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この頃は文章が短い(笑)

日比谷野外音楽堂 2008.06.28のDVDが特典についていて、これを見てからの「来年、私はここにいる!」でした(笑)

この頃はとにかくYoutubeで動画を観まくっていました。「新しい季節へキミと」のMVを見て、とても同い年には見えなくて(笑)長男に聞いてみました。


エレファントカシマシ / 新しい季節へキミと

 

私「この人、何歳だと思う?」

長男「え?んーー30歳くらい?」と…

当時、42歳。

私「お母さんと同い年なんだよー」

長男「へーーーー!!若く見える」

 
こんな会話をしたのを思い出します。長男もまだ高校生だったなぁ…(笑) 

新しい季節へキミと(初回盤)(DVD付)

 

 

そして、2009年の日比谷野外音楽堂LIVEの2daysに参戦したのでした。

yumcha-elekashi.hatenadiary.com

yumcha-elekashi.hatenadiary.com


あとあとに気がついたのが2008年がデビュー満20年でしたね。2007年に20周年記念公演として大阪・東京の両野音でLIVEが開催されました。

静かな20周年だったようです。本人たちもあとから「そういえば、そうなんだ」くらいな感覚だったようです。

「新しい季節へキミと」に付けたDVD特典効果に乗ったのは私だけではないはずで、2009年の日比谷野外音楽堂のLIVE…辛うじて2日間中に入れました。この2009年の野音はセトリを見るだけでも生唾ものの内容で、歴史に残る内容でした。

話題にもなってこうしてデラックスなDVD化をされました。そして、翌年からは早くもチケットが取れにくくなってくるという上昇ぶり。

エレファントカシマシ 2009年10月24,25日 日比谷野外音楽堂(完全初回限定盤) [DVD]

エレファントカシマシ 2009年10月24,25日 日比谷野外音楽堂(完全初回限定盤) [DVD]

 

このDVDも正規商品は欠品してます。

出品されているのは定価の4倍の価格…いろんな意味でエレファントカシマシ市場がすごいことになっています。

ユニバーサルに移籍して11年、在籍期間が一番長くなってます。よくわからないけど当初、ユニバーサルに否定的なファンも多かった気がします。

私は実質ユニバからのファンなので、否定する域には至っていなかったけれども、今となってみればこの会社のプロモーションの力の入れ方、エレカシもそれに充分応えて仕事してきたんだね…って、今があるのはそのおかげだよねって思います。

エレファントカシマシ宮本浩次)自身もアーティストとして理想的な扱いを受けてきたと、感じているのではないかしら?って想像してます。

 

とにかく、感慨深い…

 

エレファントカシマシ

エレファントカシマシとは編集

 

30th Anniversaryの先を見据えてる…もっと先を

ツアーも紅白も新春も終わったけどまだまだ!ツアーファイナルのさいたまスーパーアリーナ、翌日のスピッツミスターチルドレンとのスペシャルライブも控えていて、2018年春まで息つく暇なんてない。

メディアへの露出もつづき…31年目を良い雰囲気で迎えられそうな感じだね。

 

ex.yahoo.co.jp

いみじくも本日の東京は雪景色になりました。水分の多い重たい雪です。晴れればすぐに溶けてしまうかもですが、積もって寒ければ固く凍りつく雪です。

それでも東京の雪は儚い。儚い雪に何かインスピレーションもらえるといいよね。

このQ&Aから間もないのに東京に雪…とにかく宮本は何かを持ってる男だよね…。特に自然現象を味方につけてるって凄い強み。

台風を避け、大きな虹で空を彩り…いつか描いてみたい題材の雪をも降らす…。不思議な力をもっている。

 

 

『何があっても平気さ、全部乗り越えてきたんだ』って気分なんですよ。は、私が思っていたことを宣言してもらった感じで嬉しい…。

この先、またエレカシ(宮本)に困難が訪れたとしても彼らには怖いものなどない。そのくらい曲がりくねった上り下りの人生だったのだから。

男は毎日が「RESTART」・・・今をどう賛美するのか? - ほゞ、エレカシ漬

 そして、私が唯一持ってるミスチルのアルバム「深海」をミヤジも最高!って褒めていたことがこれだけでも嬉しい(笑)

 

 

mantan-web.jp

WOWOW録画観終わったぁ! なんつうか…昨夜、リアタイで観ながらTLとかやったり見ないでよかったなと思った。これは、一人でじっくり観るものだったわ…。 うん。今なら言える…旦那よ昨夜は早く帰ってきてくれてありがとう(笑)  2018/01/22

ミヤジとメンバーの距離感は2014年にライブモンスターに出演した時に、同年のメトロックに出演した時の模様が紹介されて、ミヤジ以外は楽屋の外にいる風景を知っていた。
あの頃からなのか?いつからそうなのかはわからない。でも、雑誌のインタビューでもバンドで中学高校からの友達だからと言って、仲良しこよしだけでやっていけるわけもなく…ミヤジにとっては「職業=ロック歌手」なわけで、これを仕事として生活をしている。メンバーも生活をし家族を支えている。

だけど、それだけではないのはメンバーが抱いてるバンドへの思い、宮本への思い…。メンバーがエレファントカシマシを続ける理由、宮本浩次への思いにはなんの迷いも変化もない。どこを切っても変わらない外の人間には計れない思い。

単純な信頼とも違う。「尊敬」からきているのはもはや納得している。
例えが適切かどうかはわからないけど、一家のために働く“主人”のことに誰が疑いを持つだろう?逆にその家長を支えたり気持ちよく仕事をするための努力や工夫を家族はするもの。

それに何か似てると、感じた。
 
エレファントカシマシはロックバンドであることで、リスナーに夢とか希望とか勇気とか知らず知らず与えているけれども、その根幹、基盤は自らの「生活」を成立させるという大義の基のバンドなんだよね。

言葉はあまりよくないけれどもキレイごとでやっているバンドではない。とは解っている。慈善事業を含まない(表立っては)ある意味、希少なバンドではないかと思う。

“自分のことで精一杯なのにいったい何をしろというの?” なのね(笑)

 

俯瞰して自分を見つめて話すミヤジの顔は…本人から一瞬抜き出た魂の姿に見えた。「もったいないよなぁ…」

俯瞰して見る…が、そのまま画になっていた。

実体と魂とのせめぎ合い。ミヤジは30年間、こうして自分と戦い続けて、51歳になって別次元で自分をみつめることができたらしい。

今、ザ・ストーン・ローゼズベック・ハンセンのLIVEに足を運んでいるのは、世界で受け入れられているサウンドを模索しているのでしょうか?いや、むしろ彼らと自分の才能に差があるとは思えなかったのではないか?

“もっともっと、オレは認められていいはずなんだ! ”

そんな、言葉の叫びは…真実の心の叫び。彼の目指してるところ…は高い。ファンは自分の手の届くところで愛でたいのであろう。私もその一人…彼が目指す高みがどこなのか知っていたけれども、あまり遠くに行ってほしくないファンのエゴ…。

彼の才能は世界屈指なのに…

「一人になると泣いてしまうんですよ。」

「こんなにすごい才能なのに…もったいないよなぁ…」って…

自分を肯定(才能を)するって大事。でも、わかってもらえない虚しさで泣ける…仕事に真剣に向き合えば合うほどなんだろうな…。日本には彼を世界の舞台に誘える人はいないのだろうか…?もどかしい…

いつか誰かのラジオ番組でLIVEでやる曲予想みたいなことやっていて、私は洋楽なんか歌ってくれたら嬉しいって、twitterで言ったことがある。その時のパーソナリティはそのTLを拾ったけど、洋楽を歌うことに完全否定した。

「絶対ないね!」って…その場では確かにない事だったけど、ミヤジが洋楽を歌うっていう事を否定しているニュアンスが感じられた。「いつか、聞いてみたい」という希望もない感じがして、私はそのパーソナリティに対して可能性を考えられない人なんだなって、その意見に対し勝手に抵抗を感じていた(笑)

でも、ミヤジの口から洋楽のカバーもやってみたいって聞いたら、それだけでも嬉しい気持ちになった。きっと、リハや個人的な範囲では歌っていたかもしれないけど、歌ってみることで何か新しい歌の世界が広がるなら、洋楽のカバーだっていいと私は思っている。

2018年のエレファントカシマシも躍進するだろう。多少の休息は必要だけど、彼はたぶんわかってる…今はまだそんなに休んでる時じゃない…と
エレファントカシマシ㊗NHK紅白歌合戦初出場!! - ほゞ、エレカシ漬

やっぱり…富山での楽屋での一言は、間違いじゃなかったね。

「浮かれてる場合じゃないですよ。まだまだ、やることはありますから」

これは単純にスピッツミスターチルドレンとのスペシャルライブまでのことではなくて、もっとその先を見据えたことなんだろうと思っている。

私はこのLIVEを“戦う前から勝利をもたらしてる”…から、やっと勝負の舞台が用意されそこに立つ気がしてならない。『眠れない夜』はもうおしまいにする戦になるのではないか?と…。

彼は目先のことはみていない。もっと先を見ている人であろう。特に51歳になってからは明快に叶えたいことが形になってきているように思う。

それがなんなのかはもちろんわからないけれども…きっと2018年の春以降もでっかい事をやろうとしているんじゃないか?でっかい事のための準備をはじめているんじゃないかって…。

だから、私も目先のことではなくてこれからもずっと先をずっと高みをみて、あなた達を応援していく。

「売れなくなることは、もうないと思いますよ!」

この清々しいまでの力強い言葉がついて行かせる何よりの理由でしょう。

 

 

 

佐野元春「THE BARN」フィルム上映会@1月16日:Zepp東京

『THE BARN』20周年記念のライヴ・フィルムに2018年1月16日(火)Zepp東京に行ってきました。

あれ見ちゃうと…いやぁ…もっといろいろやれる可能性いっぱいあるやん!って、某紅白初出場バンドに想うことが膨らむわ…ほんと、20年前かよ?って…

 

THE BARN

THE BARN

 

 

この日、登壇したインタビュアーの能地裕子氏は「The Barn」レコーディングが行われたウッドストックへ同行取材に行っている。そして、20年前「The Barn」の発売先行のイベントである、ウッドストックでのドキュメンタリーフィルムの上映会アルマジロ日和』が行われたのですが、

この時の『アルマジロ日和』に行かれた方いらっしゃいますか!?と、観客に問いた。とっさに“私行ってる!”と、思い小さく手をあげて翌日の朝、証拠をみつけました(笑)

20年短いようですが…年月は感じざるを得ない。あの頃の元春やHKBのメンバーも今の私より年下…そう考えると本当に素晴らしいアーティスト集団だったと…改めて感じた次第です。

今聴いても新しい…なんてものじゃなく、変な話し…時空を超えたスペシャリスト集団。今の40代バンドの中でここまでのパフォーマンスできる人達を知らない(私が知らないだけかもしれないけど)。

ただ舞台装置や仕掛けが大掛かりで派手なだけっていうのは存在するけど、バンドとしてのパフォーマンス力がここまで素晴らしいというのは、類い稀なのではないでしょうか?と、素人な感想ですがそう思った次第です。

上映会に行くにあたって久しぶりに『THE BARN』聴きました。すると、『ZOOEY』『BLOOD MOON』特に『MANIJU』の伏線かと感じた。

それが正解かどうかというのは問題ではない。ただ、佐野元春と言う人はリアルな中で見た事、感じたことをスケッチするだけではなくて、結果的に未来を予知する作品を世に出している…そんな気がしている。

もしくは20年前も今もさほど日本が成長していないことなのかもしれない。

「誰も気にしちゃいない」「朽ちたスズラン」となんとなくリンクしました。


ところで、クリスマスカードには1998年が皆さんにとって素晴らしい年でありますように…ってなってますが、サインの日付は’99年11月ってなっていました(笑)あえてそこは隠しておきます。

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この日はサプライズゲスト(本当は観客としてきていたが急遽)で、THE HOBOKING BANDDr.kyOn井上富雄、西本明も登壇し、当時のウッドストックでのレコーディングの思い出も語った。

このトークのあとにウッドストックのレコーディング風景、そして「THE BARN Tour」のファイナル公演(大阪フェスティバルホール)の模様が上映された。ファイナル公演にはレコーディングに参加しプロデュースした、ジョン・サイモンやセッションに参加したザ・バンドのメンバーであるガース・ハドソンが出演するなど…のサプライズの模様が映し出された。今のようにインターネットやCSやBSテレビも身近に普及していない時代だったから、こんな感動的なLIVEが行われていたことは全く知らなかった。

つくづく思った…。やはり、LIVEと言うのはお金を払い時間を割いて、会場まで足を運んだ人たちの“特権”であって、行くからこそすごい衝撃があるんだって。

そして、

ふと、思ったのは…アーティストに対するただならぬイメージの固定「こうあってほしい」は十人十色なんだけど、それを突き抜け、上回るイマジネーションをもつアーティストは最高だと思う。

だから、20年経ってもこんなに感動する。と、いうか私の場合、発売前の披露LIVE「アルマジロ日和」は、Cの500番台で目の前に長身の男性が二人立っていて、ステージの様子とかほとんどわからなかったし、元春も当時の評論について「時代に逆走しているようなサウンド」と評されていたと…私も30代になったばかりで、洋楽にも疎かったし(今も疎いけどw)正直、そこまで感動とか感激はなかった記憶。でも、この上映会があったおかげで、20年物の成熟した「THE BARN」が開封できて、その上質なサウンドに感激が沸き上がったのです。

音楽って不思議なものですよね。最初は全く興味のなかったアーティストでも時を選んで心に刺さることがある。私の場合はほとんどがそういう出会い。

そして、音楽も好きなサウンドかそうじゃないか…っていうものはあるけれども、きっとそれは永遠に固定されるものではない。いつか時を選んで好きな曲になることがある。だから、一過性のことで一度好きになったアーティストを好きとか嫌いで揺れたりはしない。

こういう楽しみがあるということを佐野元春が示してくれたからです。

 

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余談だけど今でこそ小さな八百屋でも見かける“ズッキーニ”が、とにかくデカイ(笑)。ウッドストックのドキュメンタリー映像で頻繁に出てくる、このアルバムのシンボルとも思えるこれが、ズッキーニという名の野菜で“茄子科”の植物だと知ることとなるのは、さらに10年後くらい後のことでした(笑)

 


ライヴ・フィルム『佐野元春 & THE HOBO KING BAND THE BARN TOUR '98 - LIVE IN OSAKA』映像トレーラ公開

 

 

 

2018年奇跡的な新春コンサート@1月14日NHKホール

三日経過したので…今更感が満載ですけど(笑)

当日のtwitterでつぶやいたことなどをまとめながら記録をしたいと思います。

まずは2018年の新春公演(東京:NHKホール)は自力ではチケットが取れず、これは縁がなかったと心は決まっていて、twitterでは『譲ってください』のツイート(RT含む)が溢れ私はその熱量とtwitterの在り方についてもかなり疑問も芽生えてきたので、一切twitterでは譲ってほしいとはつぶやかなかった。

ただ、諦めたというのではなかったので、古巣mixiのコミュニティには載せていました。そして、最後に1月5日エレファントカシマシデータベース(EKDB)さんのチケット掲示板に掲載しました。※一度、早い段階で載せた時はすぐに削除した。

EKDBさんのチケット掲示板に掲載し数十分後、とある知り合いから・・・、

「お年玉ほしい?」と、メールが届いた。

私はその人の暮らす街の物産でも送ってくれるのかと思って、

「ほしいほしい」と、お気楽に返信をした。すると

NHK行きたい?」と…眼を疑った…

「え?あるの?」

「行こう!チケットならある!新春へGO!」

驚いた!非常に驚き慌てた!たぶん、EKDBチケッ掲示板を見たのだろう。行けなくなった人のチケットを誰かから託されていたようだった。

twitterであれだけつぶやいても手にできなかった人が多い中、twitterを介さずとも私が新春に行けないことを心底ガッカリしていると知っている知人からの声かけだった。

本当に嬉しかった!お互いそれ以上多くは聞かなかったし、語らなかったけど気持ちがわかって本当に嬉しかった!!

こういう経緯で私は最高の『お年玉』をいただき、エレファントカシマシの2018年新春コンサートへ行ける運びとなったのです。

 

 

2018/01/14(日) NHKホール セットリスト


01.ドビッシャー男
02.今はここが真ん中さ!
03.新しい季節へキミと
04.悲しみの果て
05.夢のかけら
06.旅
07.はじまりは今
08.デーデ
09.珍奇男
10.翳りゆく部屋
11.桜の花、舞い上がる道を
12.笑顔の未来へ
13.3210
14.RAINBOW
15.ガストロンジャー
16.今を歌え
17.四月の風
18.俺たちの明日

19.風と共に
20.昔の侍
21.真冬のロマンチック
22.この世は最高!
23.奴隷天国
24.RESTART
25.夢を追う旅人
26.ファイティングマン

27.so many people
28.今宵の月のように

 

MC で面白い発言はなかったと思う(笑)
何となくツアーの延長の様でした。声は時々こもっていたけど酷いかすれはなく、概ね好調でしたね。

ドビッシャー男はホント大好きな曲の一つなんだけど、CDのような声ではうたえないだろうなぁ…って思っていたのですが!CDの歌声を彷彿させていてビックリしたし…なんだか嬉しかったな…。

悲しみの果て があっさり売れたネタここでも登場(笑)契約切れて、「奴隷天国」とか「男は行く」みたいにがなるだけの歌じゃだめだと気づいて作った曲。って言ってました。

夢のかけら はLIVEで聴くのはこれが2度目。アルバム「愛と夢」から、はじまりは今との2曲。どちらも女性ファンの間では人気の曲だけどあまりLIVEではやっていない。究極のラブソングを作ってみたい…そんなことを言っていたから、何かそんな心境に近い選曲だったのかな?

成ちゃんは珍奇男が絶対好きだと思う。すごいノリノリだった!

そうそう、でミヤジのギターソロの場面で「ギター、俺!」って言ったね! も久しぶりに聴けて良かったな。「悪魔のささやき」出た時、ファンの間で好評だったし。

ストリングスの入った、今を歌え風と共に昔の侍は再現力抜群だったなぁ。

今を歌え では、やっとこういう歌も歌えるようになりました。と…

昔の侍はエピック最後のアルバム「東京の空」の時にはできていたんだけど、有名なトランぺッターで近藤等則さんって言う有名な人がいてNHKの時代劇の主題歌とかで吹いていて、それがめちゃくちゃかっこよくて、近藤さんと絶対に一緒にやってもらいたくて「東京の空」という曲でやっていただいたんです。近藤さんは…非常に濃い顔の…ハンサムな方でした。

昔の侍は次のレコード会社のポニーキャニオンに移籍した後、故人になりますが…佐久間正英さんと一緒に作って…エレファントカシマシにとっての先生って呼べる佐久間先生と作りました。

今夜もワイヤレスマイクだったから、丹下さんの出番ないなーと、思ったら四月の風でミヤジのギターの出だしがメチャ音痴で(笑)颯爽と丹下さん違うギターをもって登場❗「ギューンと回し過ぎちゃった」とか、言ってました🎵

今宵の月のように歌う前に何故か「ワン・ツー・スリー」と言って「あ、俺からで良かったんだ」とか言って笑いをとってました(笑)

最後、ストリングスチームの方々とストーンズ風挨拶しましたが、練習したの?って言うくらいにうまくできてましたが、笠原さんだけはなんかちょっとズレてました(笑)あと、はけるとき金原さんが阿波踊りみたいに踊りながら去っていきました(笑)お茶目❤

最後の別れ際は「ドーンと万歳❗」と、言って去って行ったけど、なんか中途半端なかんじでしたな(笑)

【その他MC】

NHKホールは数年ぶり」LIVEはってことでしょうが、わざわざ紅白で来たことには触れない感じのツンデレ口調。

「気楽に楽しんでください。いろんな年代の方とか気分が上下ある人もいるだろうし…」とか「途中で退席してもいいですから」とかなんか、今までに聞いたこともない言葉がスルスルと(笑)

「のせ上手だしノリ上手だな!」みたいなことも言ってましたな…そういえば…♪

皆さんもたまに昔の写真とか見て「あら、私意外と可愛かったじゃない」って思うことがありませんか?(デラックス版の写真集のことをPRしてました)

 

一部終了した時「新春でも曲説明するのか…ツアーの延長みたいだなぁ」ってフォロワーさんに話した。

野音でははツアーとは一線を引き別物にできたのに、新春ではできなかったのは、単純に時間不足だったから…?なんだと思うことにしよう💦

48カ所のツアーが終わって紅白と…MCが多めで曲数もけして少ないわけではないけど、ツアーのセトリに「愛」を込めた曲と「夢」への決別。そして、新しい「旅」への誘いを込めたそんなセトリではないかな?とは勝手に感じた。

無事にエレファントカシマシへの初詣もでき、あとは3月のツアーファイナルを待つばかり…。春フェスを経てあとは何があるのかはまだわからないけど、新しいアルバムのニュースくらいはあるだろうかね?これも楽しみに待ちたいと思います。

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そんなわけで新年早々、人の情けの暖かさを感じることができ幸先がよくなりました。

新しく挨拶で来た人。久しぶりにゆっくりお話しできた人。同じ熱量と価値観を少し共有で来た人。とても、有意義な日となりました。

私を2018年の新春コンサートに連れて行ってくれたあなた達!

本当にどうもありがとう!❤

大きな感謝で始まった2018年ドドドーンと恩返しできるよう、気を引き締めて生きてゆきます!

私が抱く宮本浩次への2018年の期待

宮本浩次は言った

「エゴのない良い歌を歌いたい」 と、

これはマイナーでありキャッチーではない、いろんな人の日常や普遍的なことを詩にしたいってことかな…。
自分の心ではなくて…他の人の心とか…「彼女は買い物の帰り道」とかそんな感じの曲かな?って思うけど…どんな感じのことかな?

内向的な詩ではなくて社会的なこととか…旅で見てきた人々の営みとか…

今はもう「怒り」もないし、そもそも「闘う」対象もない…現時点ではHappyな気分が彼の多くを占めていて、しかしそれも経験値でいつかなくなるかもしれないという不安があるからその不安を何かで補う…。

そう、人は常に「敗者」そのくらい考えが肝にあることは乾きがあって何か良いものが作れる気はする。あまり、キレイにまとめてはほしくないな。

栄光の架橋(紅白でゆずのトリ)で、ゲストの桐生選手が話したエピソード。走る前に栄光の架橋を聴いて9秒台出した。このくだりで、ミヤジの目が少し見開いて“ほぉほぉ”と頷いてた。

いい歌は歌い継がれる。土壇場で火事場の馬鹿力をださせる。己のエゴ(内省とか感傷、感情)をなくして歌った歌がどこかの誰かのための歌になっている…。

 

色々と私なりに考えてみたんだけど、一つ『普遍的』で歌い継がれていく歌。と、言う点で考えたのは…宮本自身が音楽と言ったら合唱団で歌ったであろう童謡であったり、テレビやラジオから流れてくる歌謡曲のヒットソング…。

そこで、思い出したのが2012年の10月から放送された、佐野元春のザ・ソングライターズの最終回。佐野自身が講義した回(シリーズのSEASON4)です。

これのVol.9・Vol.10は昭和の歌謡ソングヒットメーカーなかにし礼さんがゲストだった。そこからの延長のような気もしたのだけど、歌い継がれる名曲にはいろんな要素や時代背景、そこに暮らす人たちの営みに合致した時に生まれる…そんな内容のことが語られていた。宮本が言っていた

「エゴのない良い歌を歌いたい」

「エゴ」は、自分の事であるかもしれないけど、他人からも共感を得られるそんな「エゴ」であれば人々の間に広まるって思う。

この佐野元春のザ・ソングライターズを宮本が観ていたとは思えないのだけど(笑)ここにはいろんなヒントがいっぱいある。宮本の中ではきっと形となってまとまっている、創作ノートももっといい感じに具現化できるのではないか?そんな感じ。

エレファントカシマシの最大のヒット曲「今宵の月のように」も、宮本の個人的な感情から生まれた曲だったかもしれない。だけど、その時代の人に共感できる詩とドラマブームでのタイアップが絶妙に咬み合うという、健全な流れでヒットしたのだと思う。

エゴ=利己主義

と、考えがちだけど自らの中にある固定観念もエゴだし、とっちらかったイメージを押し付けるのもエゴ。たぶん、こういうエゴの事なんだ…って、最近のインタビュー記事なんかを読んでいて感じた。

つまり自分に関わる人達のことも“尊重”したときに、良い波長が生まれるんだって気がついたんだね。だから、そういう曲ができて唄った時、長く歌い継がれる良い曲になるのではないか?と、考えた。

それで沢山の人がCDを買いダウンロードして聴いたり…増えていくだろうし…。分かりやすい指標として「売れる」

売れなくとも名曲、良い曲は沢山ある!むしろ、多いかもしれない。ただ、歌と言うのは人や年代、年数を経て成長し継がれていくというロマンもあるから…そうね…著作権が消滅するくらいまで歌い継がれたら、ミュージシャン冥利につきるのかもしれない。

 

・自己の開放と癒し

・関わり合ってる人達との共感

・普遍性を求める思考

・知らない人達からの理解

 

2018年今までとはまた違う良い作品を生みだすのではないかな?最近楽曲を聴いてもそう感じるし…今はアルバムに向けてまとめの作業に入っているかもしれないけど、時間が許せばもっといろいろと作ってほしいな…という気持ちも多い。

じっくり創作に向かえる時間があればいいな…そして、自信作のアルバムを聴きたい。そこからLIVEへも脚を運びたい。

2015/1/4 エレファントカシマシ新春LIVE@日本武道館≪2日目≫

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この日はアリーナ石君側、後ろの方。
2階席の方がまだよかったかも(笑)

武道館よりもホールの3Daysの方がいいかもしれない(笑)

3日よりも宮本は落ちついてステージに立っていました。あくまで3日よりもです(笑)MCはほとんどなくて、たまに話す言葉もあまりよく聞き取れなかったなぁ。

曲は3日のセトリからだいぶ曲を入れ替えてきました!これも、エレカシならではの楽しみになっています。4日のLIVE初聴きは…

2曲目の『DEAD OR ALIVE 』
19曲目の『.I don’t know たゆまずに』

この2曲

この2日間感じたことは、ハナウタをみんなの前で歌いたかったのだな…ってこと。自分の作品に対してすべて誇りを持って歌っているけれども、ハナウタを歌う前に

「じゃあ…ハナウタ、ハナウタを歌いましょう…」と、何やら感慨深げに紹介してました。デビューする前から現在までが走馬灯のように、宮本の脳裏を駆け抜けたのかな?
この日も宮本は泣いちゃったようです。「生きてるだけでも精一杯」の男の肩にはいろいろと表現者としてのジレンマも苦労もあるだろうね。世間の人たちが家族のために苦労するのと変わらないくらいに、宮本も音楽の世界でジタバタ生きてる。

泣きたいだけ泣けばいい

私は時々考える。音を楽しむのが音楽…宮本は音を楽しめているのだろうか?不器用な男だけれども…もう少し音楽を楽観的にやれればいいのに…って。
泣きたくなるほど苦しいのか?嬉しすぎて泣けるのか?男はめったなことでは泣かない生き物だと思っているので、何がそうさせてしまうのか?
音が苦で「おんがく」になっちゃいないか?なんかそんな事を考えちゃって私も苦しい。

正直、わからない。まぁ、わからなくてもいい。
「努力をしてきた涙」だから、皆は美しいという。それもそうだろう…そうなんだろうって思う。でも、まぁ、最近は泣きすぎだよ(笑)涙の価値も少々、下がってきてるぞww
気を引き締めて涙も封印してまた精進してもらいたい。私はそう思う。

まぁ、がんばれや。ちゃんと応援してるから♪


≫第1部≪

1. 夢のちまた
2 .DEAD OR ALIVE 【初】
3 .ココロのままに
4 .今はここが真ん中さ!
5 .悲しみの果て
6 .デーデ
7 .おかみさん
8 .風に吹かれて
9 .精神暗黒街
10. ジョニーの彷徨
11 .真冬のロマンチック
12 .リッスントゥザミュージック
13 .昔の侍
14 .普通の日々
15 .明日への記憶
16 .あなたへ
17 .赤い薔薇
18 .今宵の月のように
19 .I don’t know たゆまずに【初】
20 .赤き空よ!
21 .ズレてる方がいい
22 .俺たちの明日

≫第2部≪

23 .大地のシンフォニー
24 .Destiny
25 .桜の花、舞い上がる道を
26 .なからん
27 .雨の日も
28 .明日を行け
29 .新しい季節へキミと
30 .FLYER
31 .ガストロンジャー
32 .ファイティングマン

アンコール1

33 .平成理想主義
34 .笑顔の未来へ
35 .ハナウタ〜遠い昔からの物語〜
36 .涙

アンコール2

37 .待つ男

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