【宮本三十三景其の㉘】「六義園」
2012年11月某日、文京区界隈の散歩にて・・・
▼参考資料▼
『風と共に』…風よわたしをどうか導いて
最近、何気に撮る写真に飛んでいる鳥が一緒に写り込んでくれます。
この一枚も何気なく撮ったスカイツリーの写真ですが、奇跡の一枚です♪私は連写しないので本当に一期一会の風景。
撮影:2018年2月14日
エレファントカシマシ 風と共に 歌詞&動画視聴 - 歌ネット
「風と共に」風に乗って飛ぶ鳥。良い風をひろって好きな場所へ飛んでいく…そんなイメージです。
「おまえも飛ばないか?」と、見せつけられてるような気もしたりして…エレファントカシマシの曲で「飛べない俺」っていう曲がありますが、その曲が頭をめぐったりします(笑)
何処まで行っても飛べない俺(私)が
雨の中 今日も探している
「風と共に」は長男が転職して試行錯誤していた時に、通勤で自転車のペダルこぎながら泣きそうになった…と、言った曲。そんなわけで私も余計にこの曲には思い入れがある。
さて、話題は変わりますが…「Wake Up」の曲名をテーマに綴ったブログもこれが最後です。相応しい何かを書きたいと思っていました。
そこで…
9月14日(金)初めてひらまみきおさんのライブ(対バン)「三者会談」に行ってきました。朝は雨ふりでしたが職場を出るころには雨も上がり、空から陽もさしてました。
会場は東新宿にある「新宿レッドクロス」というライブハウス。20年ぶりくらいに小さい箱のLIVEに行くので内心ドキドキでした(笑)
ひらまさんの事はいつもはエレカシの頼れるサポーター!っていうことで勇姿を拝聴していますが、ずっとひらまみきおさん(通称ミッキー)の歌う姿、声を聴いて見たかったのです。
まだ、北海道の地震が起きる前にひらまさんのFaceBookで告知を見て、今までも行くチャンスはあったのに強く導かれた感じでチケットを購入し楽しみにして行きました。
当たり前ではありますがそこにいたのは、エレカシのサポートメンバーなどではなく、一人の一流ミュージシャンで一人のSINGERSONGWRITER、Artist Mikio Hiramaでした。
弾き語りの英詩の曲(Blues)を数曲。全部、オリジナルなのか?カバーなのか?何も予習していかなかったのでわかりませんが、「新曲です」と歌った曲もありました(リリース予定があるようです!)。
当然のことながらギターは上手い。ちゃんと歌声を聴くのは初めて…渋い…。大人の男の色気が…しかも、めちゃくちゃシャイだし♬目をつむって歌声に聴き入る。そして、目を開けてる時は弦をつま弾く手元を見る…。
いつも遠くのステージで見てる人が目の前でギターを弾いて歌ってるのが、不思議な感じがしました。且つ新鮮!
口数少ないひらまさん。「ミッキーがしゃべった!」とか心の中でドキドキ(笑)MCは少なかった。イントネーションで“あぁ北海道の人”って感じました。
地震のことで心を痛めていましたが、
「不安や怖がってばかりだと、そういう空気がたまって重くなるから、元気でいた方がいいですよ。みんな元気に行こう!」って、なんか励まされた(笑)
最後の曲で「Clapping hands」と促され手拍子がはじまるけど、どこか曲と合わず…
「誰かはずれてる人がいる」つぶやき苦笑い(笑)
「いつの間にか裏拍になってるし」(笑)
「いいんだよ。僕なんでも一人でできちゃうからさー」って周りの音になんとなく調子を合わせてくれている感じでやってくれました(笑)※私は外してなかったと自負してるけど(笑)
ミッキーがトリで終わってすぐに帰ってきちちゃったけど、あのあとも何かやったかな?他の出演者と即興で🎵今度は誰かと行きたいです。
参加バンドもいくつかあるようですし、サポートとして沢山のバンドにも参加している。しかし、ひらまさんもまた風と共に飛びたい人なのだと思う。
ライブに行ってみて感じたのは、正直ひらまさんはエレカシのLIVEで欠かせない人となっているけれども、自分の音楽活動の中で実際に何か得られたものはあったのかな?
誰もがArtistとして己の表現は自分のもので影響されるものではないとは思うけど、エレカシから何か刺激されたことはあるのだろうか?とか…きっと、音楽のことはミヤジよりずっと詳しいと思うし技術も…。
エレカシが再起したのはメンバーが42歳の時。ひらまさんは今、42歳だ…どんな音楽人生がこの先に待っているのだろう…?とか、ミッキーの楽曲をミヤジが歌ったらどんなふうになる?とかふと考えてみたり…してしまった。
帰り道はまた雨が降りだしていました…。
いずれにしても…行く先は自由…ひとかけらの夢。
ミッキーも出かけていくのだろう今日も…ミッキーもまた風の旅人だよね。年内にまたLIVEするらしい。時間が合えばまた行きたいと思います。
『いつもの顔で』…おはよう、こんにちは…
写真は今年撮った花の写真では一番のお気に入り。
にこやかに笑っているように見えるから、この花のようにいつも笑顔でいたいって思っております。
2018年9月11日(火)のZeppNagoya振替公演をもって、「Wake Up」ツアーも終了しましたねぇ。私は名古屋を行く予定にしてなかったのでFC先行はスルーしましたが、振替になったので再販には一応エントリーしてみました。ですが結局は最初の予定通りに(笑)
レコ発ツアーを札幌で終えて、夏フェスの出演(スペースラブシャワー)でとりあえず一区切りの予定が、奇しくも振替公演がツアーファイナルになりました。
10日の初日は色々と波乱が入り混じったようで、11日は録画用のカメラも入ったらしく、ファンの間ではサプライズ的な何かを期待しています(笑)どう、扱う映像なのですかね?※WOWOWのカメラだという情報です。
エレファントカシマシ…2017年の新春から…周年ツアー、紅白、2018年に入り新春、周年フィナーレ、レコ発ツアー…合間にテレビ出演、メディア対応、年末フェス、春フェス、夏フェス、野音…駆け抜けてきましたが、ひとまずお疲れさまでした!
やりたくてもできなかったことがギュッと詰まったそんな時間でしたね。
去年の9月10日は私、何していたんだろう?と、遡ってみたら日比谷野音に行けないことが確定した日でした(笑)そっかー!めちゃくちゃ早いよね…てか、去年それで初外聴きしたけどそれから1年もたたないで6月の日比谷野音。これにはお陰様で中に入れたからなぁ…私も駆け抜けてる感がしています(笑)
私的にはツアーLIVEは7月で終わり、フェスも8月に行って終わっているので今朝、昨日の名古屋レポを眺めながら、相変わらずな空気感の中にも何となく憂いだ空気も感じつつ…「とりあえず」終わったねぇ…(お茶をズズっとすする)みたいな気持ち(笑)昨夜は参戦した人の一報も見ないまま、久しぶりの涼しい夜に眠気が勝り寝てしまったし…なので、「いつもの顔で」おはよう…な、目覚めでした。
毎日が生きているだけでも“特別”な朝ではありますが、でも普段はそんなことも思わない本当に“いつもの”なんですよね。その何も不安のない“いつもの”ことが幸せなのだと思います。
6月の野音公演、レコ発ツアーが始まったあとにおきた災害。大阪城野音公演の次の日に大阪の地震、9月西日本を襲った台風…そして、北海道の地震と…たてつづけに起きて、台風以降はその被害の大きさにエレカシは聴く気持ちにもならずにいましたが、名古屋公演前日に久しぶりに「Wake Up」を聴いて、「いつもの顔で」しみじみと沁みて聴こえました。
チラッと見たミヤジのMCレポで「いつまで歌えるかわからないし…」的なことも言ったとかね。喉の不調で休止延期にしてしまったからだとは思うけど、改めて本人たちも感じたことなんだろうね。
さて今度、エレカシのワンマンに行けるとしたら2019年平成最後の新春コンサートってことなんだなぁ…。これまた、しみじみしちゃうねぇ~(笑)今回は当たってほしい!2018年の新春は人の情けに絆され行くことができた。これも嬉しい事ではありましたが是が非でも新春自力で行きたいです。
あ、そういえば…シレッとFCから通知が来ていたなぁ…奉納せよと(pao更新)。はいはい納めますとも(笑)平成最後のPAO会費。
『オレを生きる』…陽は東から昇りやがて西を照らす
西からROCKが東の国「日本」に渡って来て、まだ50数年。
やがて、日本で生まれたROCKは西へ戻って行くのか?邦ROCKはまだ欧米の歴史には及ばないけれども、最近全米ツアーに参加したり、人気のあるバンドも目にするようになりましたよね。それに近隣アジア諸国への進出は目覚ましくファンも多いことがわかります。
いつか、邦ROCKが洋ROCK発祥の欧米を照らす時代はくるのでしょうか?
前回の『RESTART』の記事で書きたかったことだったのですが、RESTARTの歌詞の中に…
御日様は東から昇り月は西から…
と、いう部分でTwitterでも「え?どういう意味?」という声があったんですよね。実はどこかで見聞きしたことがあるフレーズだったので、私も気になっていたのですがふと思い出しておりました。
これはとある日本仏教の開祖が説いた説法の中に出てくる言葉「月は西より出でて東を照し日は東より出でて西を照す」と似ているなと…。
解釈としては仏教は月に例えられ、仏教の発祥国と言えば日本より西に位置するインド。インドの釈迦の教えです。月は西の空から日本を照らし(渡り)て来たけれども、いつか日本仏教が太陽となり西の国を照らす教えとなるだろう。そういう説法でした。
現にインド仏教の現在は衰退していて、逆に日本で生まれ変わった仏教の教えが西に戻って広まり、仏教がまた見直されつつあるという時代になっているようです。
このことを知ってか知らぬか…わからないけど、私はこの説法を調べ直した時に宮本は日本のROCKシンガーとして、自分の作品が西で認知されることを夢見ている…それが宮本のRESTARTなのかな?そう、感じていたのです。
さて、『オレを生きる』からイメージした写真はこちら(2018年1月29日撮影)
RESTARTの歌詞読んでそんなことを思っていたんだけど、『Wake Up 』の最後に収録されているこの『オレを生きる』を読むと…まだまだ、先のことなんかどうなるかわからない…先行き不安なオレが見え隠れしているのが宮本らしいなぁって思ってしまった。
2017年は久しぶりにサマソニに参加して、2018年はFUJI ROCKに初出場しYouTubeで生配信されたから、世界発信も実現した。エレファントカシマシは海外ではどのような評価をされたのだろう?
相変わらずオレはオレのまま行くだけで…いいのかな?とか、いらぬ心配したりして(笑)
偶さか(たまさか)感ずる 最高な瞬間(とき)を…
オレはオレを生きる
“たまさか”というのは、滅多にない稀なという意味だから…この曲を最後に入れることを最後まで逡巡したというのは、Wake Up !覚醒!とは言ったけど…実は保守的になっている“オレ(宮本)”があまりに顕著に出ていたからでしょうか?ちょっと今後の活動の行方に布石を置いた曲だな…って今はそう思いながら聴いています。
この写真の川は隅田川です。陽が西の空へ戻る時間帯で下流(東京湾)に向かって船がすすんでいます。また、東から昇るために…Wake Upするために…。
余談ですが、永井荷風 「すみだ川」この小説に描かれている場所に近いところです。この写真は1月の夕刻に撮ったものですが、今はちょうどこの小説の冒頭に出てくる季節と同じ8月。帆掛け船が風を受けて川面を走っているシーンがあります。
なんとなくこの写真の風景と荷風の描いた風景が重なります。
『RESTART』…夏はいろんな意味で心機一転ですね
私の夏季休暇も明日の月曜日で終了します。
8月は「原爆の日」や「終戦記念日」もあり、ここ数年は暑い事もあるけど偲ぶ月という感じで過ごしている気がします。この国が過ちを犯した時代を悔いてやり直し始めた日。
それから、東京などでは7月がお盆ですが全国的にはどうなのでしょう?8月のお盆の方が多いのではないかな?私も両親や夫の故郷が8月がお盆なので、お盆と言えば8月なのですけど住まいが東京だし私の両親も他界し、夫の両親も他界しているのでお盆に帰省することがなくなりました。
心の中でこの時期になると偲んでいる…そんな感じです。夏は魂の交流をするような気持ちになります。
子供の頃、そうですね…小学生高学年の頃。夏休みが終わって久しぶりに教室へ行くと、日焼け自慢をしたり旅行の話しや自由研究の宿題を見せ合ったりするほかに、急に背が伸びた男子や体つきが女性らしくなった女子なんかもチラホラいたりして、それまで雑多に遊んでいた男女が何となく意識しあうようになってみたり…。
そんな、大人への転換期でもあったような気がします。
「RESTART」をイメージした写真はこちらです(2018年6月19日撮影)。
良く晴れた日の十間川にかかる源森橋にて、川面に逆さスカイツリーがキレイに映っていたので撮りました。
光の加減や風でユラユラと揺れる水面。それによってスカイツリーもユラユラ揺れる。人の心や感情も瞬間で変わる変わり続ける…。
だから、やり直して行ける。とも言える。
エレファントカシマシ RESTART 歌詞&動画視聴 - 歌ネット
最近、映画専門チャンネルでいくつか映画を観た。
- 河瀨直美監督、樹木希林主演の 「あん」
- 名優、高倉健のドキュメンタリー映画「健さん」
あとは夏なのでホラー系を数本(笑)
「あん」は若い頃にハンセン病を患い隔離施設で暮らし、やりたいことも自由にできず、世間からは差別を受けてきた高齢の女性が主人公。
病は完治しているものの高齢になっていた主人公。そこに訪れた一つの出会いによって、少しの間人生で「やり残したこと」をとり返す。彼女は未来を見失いつつあった関わった人達に、やり直しのきっかけを残し静かに命を終えた。と、言う話。
「あん」の主人公の名は吉井徳江。しかしそれは本名ではない。施設に来た時に付けられた名前だという。つまり、ハンセン病ということで戸籍から外され身内からも捨てられたのだということです。この役を演じた樹木希林さんもこれは本名ではない。だから、この時樹木さんには4人の人物が存在していたのだな…と、気がついた。人は誰にでもなれるし自分次第でいろんな人生がおくれる。それには年齢とかあまり関係がないのだと改めて思った次第です。
「健さん」は高倉健さんが俳優になっていてからの人生、生活の全てで“高倉健”を演じていた。と、いう視点のドキュメンタリー。本名:小田 剛一が世間に出る事のない完璧な生涯だったことが紹介されていた。
高倉健さんは高度経済成長期には「任侠映画」の大スターで、やくざ役が定番だったのだけど、ある年を境に自分のプロダクションをたたみフリーとなって、任侠映画の関係者と決別し、新しい映画作品への挑戦に踏み出す。
この2本の映画にもそれぞれの「RESTART」があった。人にはきっかけや気持ちがあればいつでもやり直しや、新たなスタートができるものだ。
ビストロスマップに出演された時、高倉健さんの「幸せになりたいですね」…と、言った会話の内容がなんか…宮本浩次とかぶるな…とか思ったりしてね。この時の健さんの思いに近いものがミヤジにもあるような気がする(気になった方はYouTubeで探してみてください)。
私もこの夏を機に小さなRESTART、心機一転をしてまた、自由を手に入れたいとは思ってます。物理的な自由ではなくて心の自由。心の自由をこの手に!
おー!おー!おー!おー!
(笑)
『I am hungry』…いつでもココロは腹ペコ
若い頃はうどん派だったけど、40代になった頃から蕎麦派になりました(笑)
今、住んでいる所の場所柄、夫の出身地(長野県)など蕎麦にはわりと縁があります。暖かいお蕎麦よりはざるそば、蕎麦せいろが好きですねー。
最近はどうなのでしょう?ミヤジはお蕎麦は食べてますかね?耳の病気で静養中に、お蕎麦屋さんでビールとお蕎麦を頼んでるサラリーマンに「生きている」感じを見て感動した。みたいなことを言ってましたね。
ミヤジ自身もお蕎麦屋さんで蕎麦とビールがマイブームって言っておりましたが。
さて、『I am hungry』からイメージしてチョイスしたのはこの写真。
この写真は葛飾北斎美術館の帰りに、両国駅のフードコートに寄って食べたお蕎麦。もちろんビールも一緒にいただきました(笑)
過去1年のお蕎麦コレクションはこちら。(仕事の日のランチタイムは省いてます(笑))
散歩の時、ライブの遠征先、ライブ帰りと色々ですがこの中には永井荷風の通ったお蕎麦屋(尾張屋 浅草本店)さんの天せいろもあります。荷風が好んで食べたのは「かしわ南ばん」というお蕎麦だそうです。今度行った時にはそのお蕎麦をいただいてみたいと思います。
お蕎麦って食べてもその時は満腹になっても、消化がいいから持続した満腹感はないんですよね。もともとお蕎麦ってお酒のお供みたいなものですしね。
エレファントカシマシの存在もなんとなくこの蕎麦に似てる部分もあるかな?欲してCD聴いて心待ちにしたLIVEに行って満たされながらも…すぐにまたLIVEに行きたくなる。美味しいお蕎麦もすぐに食べに行きたくなる…。なんてな
エレファントカシマシ i am hungry 歌詞 - 歌ネット
さて、エレファントカシマシ夏のフェスもいよいよ後半になり、残すは3本となりましたね。「MONSTER baSH」と「音楽と髭達」、「SWEET LOVE SHOWER」。
昨日(8/11)のライジングサンのパフォーマンスでは、声の調子が再び芳しくなかった的な情報が…。自分で聴いていたわけではないのでなんとも…ですが…。
おそらく言われているほど悪くはないと思います。
聴く人によってはCDを聴き込みすぎて、再現率の高さを求めるがあまりに「あれ?」と、思う人もいるでしょう。屋内外の環境で変わる音響の調整で聴き取りにくかったり…機材とかにもよると思うしね。
喉の調子とかではないその日のテンション、曲によっては実はハイトーン出しにくいのもあるでしょう(笑)前も記したけど年齢によるパワーのダウンもあると思います。まぁ、気候の変化もけっこう体にくるとは思いますけど、そういうのは宮本に限らず参加アーティスト全員にも言えることだし。ダメージの受け方は本人たちの管理方法にあるとは思う。これは正直、課題ですよね…ね?(笑)
TwitterのTLを見ているとエレカシに求めるものも人それぞれで、枯渇度も色々でもちろん好き嫌いなども含めて、オールOKな人もいれば今の状況に響いてない人もいて。しかし、基本エレカシファンは常に飢えています(笑)
私もエレファントカシマシに求める理想のようなものがある。
基本はいつでも「カッコイイバンド」であってほしいだけなんだけど、曲についても専門的なことはわからないから…ガツンと響く曲、歌詞を強く求めています。単にシングルカットされたものの集約がアルバムになっているのも嫌だし。今でもアルバムのためにつくった曲が集約されたアルバムが聴きたい。
そんな希望は持ってる。
でも、そんな一個人の希望は到底叶うことはなかろう…と、ここ数年は母のような気持ちで温かく優しく見守る日々でありました(笑)
しかし、「4人で売り物になる曲を作りたい」と言った宮本の言葉に、再び大いなる希望を抱いています。ミニアルバムでもよいからそういうアルバムが出せるよう、これからも期待して待っていたいと思う。
とにもかくにもあと3本のフェス。ファン以外の人を圧倒させる演奏と歌声で挑めますように!
『神様俺を』…お天道様は全部、お見通し
なんでもお見通しにされている感じの空でした。なので、これが「神様俺を」をイメージする写真に選びました。
2018年6月1日撮影
この空は歌詞の中に書かれている「青空」ではないけど、黒い雲間からさす陽ざしは明るく、雲の上は青空で光が溢れているとわかります。
こういう空をみつけると「お天道様はなんでもお見通しだぞ!」と、言われているような気持ちになる。
“楽しげに歌えば 風にかき消されちまった”
この曲はレゲエ調ですが、こういう楽しげでポップな曲を作って売れたかった…そんな願望があったのかな?ポップソングに憧れがあったことは知られていますし、本人もポップソングと思っている曲(原曲)がいくつもあって、でも発売するにあたり、アレンジの変更を余儀なくされたのもあるのだろうな…って想像します。
そのたびに心が折れたりしたときも、諦めず祷る思いでずっとやってきました…みたいな?そんなイメージが私にはありました。
この曲の解説でタイトルの中の「俺」は宮本自身のことだけでなく、他の人にも同じような思いで生きている人はいるだろう?という意味で描いたという。
8月4日(土)に行った、ROCK IN JAPAN FES 2018のエレカシ以外の事を少し記録しておきます。
エレカシ以外のこの日のお目当ては、竹原ピストル、クリープハイプ、SUPER BEAVER。
中でも特に聴きたかったのは、竹原ピストルさんです。なので、ピストルさんにスポットをあてます♪
現地に到着してまっすぐ“PARK STAGE”に向かいました。
ちょうどBaseball Bareが始まったところでした。ボーカルの子が
「今日はとことん爽やか系でいきますんで!」と宣言!猛暑ではありましたが、この青空のように澄み切った、そして時々吹く風のように爽やかな曲を連発していました!
そして、いよいよ竹原ピストル。
セットリスト
- オールドルーキー
- LIVE IN 和歌山
- よー、そこの若いの
- ぼくは限りない~One for the show~
- 隠岐手紙
- ゴミ箱から、ブルース
- Gimme da mic !!
- みんな〜、やってるか!
- Amazing Grace
- Forever Young
- 狼煙
と、本番は11曲ですがリハの段階で3曲ほど歌ってくれました。
カウントダウン1718の時も竹原ピストルさんを聴きに行きました。その時もリハで3曲歌って「本番もよろしくお願いします」と言って、いったん戻ったのでした。
リハといっても本気で歌います。通りかかった人は本番が始まっていると勘違いするくらいに…。その声の爆発力たるや…その声にひきよせられエリアに入った人もいるでしょう。まるでその声は“呼び水”でした。
私はピストルさんが正面に見える、撮影スペースのある場所の最前で待機しました。絶妙な距離感でした!
ピストルさんにはカウントダウン1718の時も泣かされましたが、今回それ以上に号泣してしまいました。
どの曲の前に言ったかは忘れてしまったのですが、
「こんなクソ暑い日だけど、雲一つないこの青空…天からは何もかも丸見えですから…見守ってくれていると思います…」
この後の言葉が思い出せないのだけど…、どんなに誤魔化してもこの空の下では隠し事も悪さもできませんから、思い切り行きましょう。的な話しをしたような気もするし、自分に都合よく今、頭の中でこう変換したのかもしれません。
「LIVE IN 和歌山」では、精神を患ったリスナーがでてきます。歌詞はなかなか過激です。でも、その歌詞で私は泣きました。
私には統合失調症の友人と鬱を抱えた友人がいました。統合失調症の友は20歳の時から10数年間、生活圏内1kmからは外へは出かけられない人で、複数の薬とアルコール摂取の副作用で突然死しました。鬱を抱えた友は一見明るくて仲間も多く、優しい伴侶もいながらマンションの屋上から身を投げました。
どんな形でもいいから生きていてほしかった…。二人を思い出して涙が溢れ止まらなかった。
私の母と叔父、義理の父は癌で亡くなりました。職場の若い同僚も癌を患い亡くなりました。みんな大切な人ばかり…。
「Amazing Grace」で涙を止めることができませんでした。ピストルさんの大切な人も癌で亡くしたのかもしれません。切なる願いがこの歌詞には込められていました。
竹原ピストル Amazing Grace 歌詞 - 歌ネット
私は母のお腹を蝕んでいた切除した癌細胞をみました。小さな細胞がいくつもあった。あんなに小さい吹き出物のような細胞が人の命を奪うんだと…びっくりするほど冷静な気持ちで眺めていました。
あの光景を思い出して涙が出ました。取り除いても彼女は死にました。
竹原ピストルさんの歌は心を奮い立たせるというよりは、日々押し殺している苦しみ悲しみ不満のような感情、過去の癒えない傷のようなものを全て開放してくれる。北風と太陽でいうなら「太陽」のようなパワーがあって全てを解き放ってくれるから、自然と涙が溢れこぼれるのだと感じた。
涙で出し切ったあとには、よし!生き抜いてやる!という気持ちにさせる力があります。一頻り泣いた後、175R聴きながら腹ごしらえ!
このあとGRASS STAGEへ!クリープハイプへと続きました!
ですが!本命はエレファントカシマシでしたよ!?💦ミヤジの歌で号泣するのはいつも家で一人の時。LIVEの時はいつも笑顔!何故か笑顔!
2018年のロッキンはあわただしくもかなり充実した日となりました!来年も心身ともに元気な自分で参戦したい!
お天道様私を!(笑)