MUSICA(ムジカ) やらラジヲやら
※ネタばらしはないつもりです(笑)※
ご購入の上お楽しみください。
レコード会社ってヒット曲を出したいが為にアーティストにアレンジャーをつけることがありますね。
私の尊敬してやまない“佐野元春”もデビュー当時はアレンジャーがついていましたが、何枚か出してもヒットに結ばれず、その責任がアレンジャーになってる雰囲気が嫌で、全責任を自分に課せるため「SOMEDAY」からは一切合切を自分でやるようになった。
宮本は自分のイメージする音楽を具現化するために、アレンジャーを起用している。元春とミヤジとは全く逆を行ってるけど、自分に嘘をつきたくない。自分の思いを形にするには?を常に考えてるという点では一致している。
少しやり方が違うだけの事。
アレンジャーとの出会いは…アーティストではない私にとって…友人との出会いにくらいに重要であろうな。私の人生に彩を与えてくれる友人…音楽のアレンジャーと同じで、その時々でたまに入れ替わることはあるんだけど、楽しい時間を共有できる最良のメンバーはとても大切な存在ですね。
よりよくしてくれるのがアレンジャーであるなら、自分の大切な人や物事への“気づき”にも影響してくれるであろうと思う。
CDが売れない昨今。曲の売り方も多様化してきて、聴きたい曲だけ購入することもできる。それは、酷なことを言ってしまえばお客さんの自由なのですね。しかし、ファンとすればシングルも大切だけど『アルバム』というものに対する期待度はかなり高いはずで、一曲買いをする人というのは今後、コアなファンになりうる見込み客であると割り切るしかないのではないか?ということ。
「悪魔のささやき」が出たときに、シングル集ではなくアルバムの為の作品集にしてほしいと、宮本に手紙を送ったことがある。
『アルバム』ってその時の風景を写真にして収めたもの。ミュージシャンにとっては写真ではなくその時の風景を音楽にして収めたものが、アルバム。
『アルバム』に関するコンセプトはアーティストによって、その時々によって違うけど、最終的には“作品集” “アート集”であると思う。
アルバムの醍醐味はその時にミュージシャンがやりたい音楽がわかる。この点において私はそういう気持ちで聴いています。
シングルカットされない購入者のみが味わえる『本心』のようなものが、アルバムに込められているのではないか?そんな期待を持たせてくれるのがアルバムであろう。
宮本の歌詞によく出てくる「太陽が昇る」
でも、太陽が昇っているんではなくて地球が太陽の周りをまわっている。まるで光を求めるように…。宮本自身も光を求めていつも生きているから、毎日、太陽が昇り朝が訪れることに意識せざるを得ず、作品に反映しているんだな…って感じます。
そして、ミヤジがみんなに聴き歌い継がれる普遍的な作品になればいいなって…思ってることがわかって私は嬉しい(ダイノジのラジヲ聴いて)。