ほゞ、エレカシ漬

私が好きなエレファントカシマシの事を軸に音楽のことを綴るブログ

上海の空港に降り立ったとき、ちょっと涙が出ました。

タイトル:『宮本語録集』199頁

※画像:1998年「JAPAN」8月号

宮本浩次が“急須”の収集家である(あった)ことはファンの間では周知の事です。急須と言っても中国茶用の急須です。どうして、急須集めに高じてしまったのか…本当のところはさっぱりわからないのですが、契約が切れて(エピック)浮世絵が買えなくなってしまったので、急須に転向したと…(笑)

何故、中国にこだわるのかは、子供の頃に見た事のあるNHK中国語講座が印象深く残っていたり。鴎外、漱石の書く漢文などにも影響されて、漢文を理解する上でNHK中国語講座を1年間学ぶ中、中国に対する想いが深まっていったということです。でも、どうして中国の急須なのか…?そこは謎のままなのです。※所説、理由はあるようですけど(笑)

で、ミヤジのプライベート上海旅行にJAPANの企画がのっかった感じで、上海レポートがこの号に載っております。記事を読んでおりますと次第にミヤジの中国語が聞きたくなるのです。買い物する程度の中国語なら通じるらしく…。これも有名な話しではありますがホテルのボーイは英語で話しかけてくるけど、ミヤジは覚えた中国語を使いたくて英語で聞かれたことを中国語で返し、中国語で聞いたことが英語で返ってくるという、なんともちぐはぐな出来事があったというのも笑えます。

最近になって大量に買った中国の急須も処分し、お気に入りを手元に残してたまにそれで、紅茶を入れて飲んだり振舞ったりしてるとか…。いつぞや中国茶の「利き茶対決」なることにも挑戦しましたね。あれ以来、中国茶は飲んでいないのでしょうか?(笑)

ミヤジはとにかく古いものが好きですよね。でも骨董ならなんでもということでもなく。浮世絵、古地図、火鉢、古書…こういったもの。ミヤジの影響で私も浮世絵や古地図には興味を持つようになりました。

私の住む町は葛飾北斎が生まれた街でもありますし、ミヤジの好きな文豪にも縁のある街なので、明治頃の地図と今の地図を重ねて見たり…小説に出てくるところを散策したりと、楽しみを増やしてもらいました。

去年、家をリフォームするため引っ越しをしたのですが、その時に中国?台湾?だかのお土産が出てきました。

印泥(朱肉)です。乾ききって使えません(笑)。パッと見よさげな物に見えるけど…お土産品(オークションで500円以下)なのです。上海に降り立ったミヤジはきっと街の熱気にうなされて、現地の中国人に郷愁にも似た思いにかられ、勧められるがままに急須を沢山買って帰国したのだろうと思う。ただ、研究熱心なミヤジはとことん調べあげる男。急須(陶芸)についても細かく調べて上海に行ってきたようです。

 

私の想像ですが、少しヤケになっていたころかもしれません。もしかしたら現実逃避するための旅行で、選んだ場所が自分の夢見ていた国…。夢に描いた景色…愛してやまなかった(尊敬する)国だったのですね。
ただ、中国上海で得たものは急須という物理的なものではなくて、もっと別の次元のもので、中国の歴史や社会、人の熱気をダイレクトに感じたこと。レコーディングが終わって1週間のオフをもらって出かけた旅…次期的に「夢のかけら」のレコーディングだったのかな?中国から帰って来て出したアルバム『愛と夢』を出してポニーキャニオンとの契約が切れました。中国で得てきたエネルギーは東芝へと向かって行くわけですけど…。