また、あした…

私が好きな音楽のことを綴るブログ

破綻してて強くてかっこいいもの。・・・そういうの、絶対かっこいいんだよね。

タイトル:『宮本語録集』175頁

※『Switch』1997年10月号

“破綻” していたんだと思う。ボロボロの心を両腕で抱え鋭い眼で睨みつける。その眼は破綻しながらもまだまだ、闘える強さがありFIGHTINGポーズを映し出していた。

私が友人を介して知ったエレファントカシマシとの出会いはここから。
1988年から1994年まで在籍していたEPIC SONYとの契約が切れて、ポニーキャニオンから『明日に向かって走れ』がリリースされたころ。私は浅草のレコード店でとりあえず最近出たアルバムを買おうと思って、『ココロに花を』と『明日に向かって走れを』購入しました。

私は“今宵の月のように”が、ドラマの主題歌であったことを知らなかった。そして、ミヤジが出ていたドラマ“フレンズ”も何回か見ていたけど、それがエレファントカシマシのボーカルだってことを知らないで見ていた。

むしろ、役の直哉があまりに不甲斐なく、だらしない男で観るのに嫌気がさしたことを思い出す(笑)私の中に「男たるもの」というイメージやたくましさ、頼りがいのようなものがあって、あのキャラクターを許せなかったのです(笑)

CDの中に入っているライナーノーツにメンバーの写真があったけれども、ミヤジの顔を見てもあの直哉にはまったくつながらなかった。


※表紙が折れてしまった!(泣)

一番いいのは死んじゃうとかっこいいんですけどねえ。そうもいかないでしょうから。だけど売れたら今度はさ、一位とかになったら、きっともっと売れたいとかって思うんだろうね、みんな。だけどさすがに、俺、何百万枚と売れるとは、さすがに自分で思っていませんけどね。ただやっぱり曲の強さって、信じたいんだよね、自分の。やっぱ。

 このインタビューのあとになるんだね。『今宵の月のように』が41万枚売り上げて、収録アルバム『明日に向かって走れ』が50万枚売り上げる。何百万枚とまではいかなかったけれども。プロモの一環と思ってメディアへの出演も積極的になり、ドラマのタイアップもあった・・・それは良いのか悪いのかは別として、ミヤジの不器用なりにも努力の賜物であったように思う。エレファントカシマシの代表曲が生まれたわけだし。

 


『Switch』より

ファッション特集に俺が出るなんて凄まじいですね。内面の力をご理解いただけたのかなぁって非常に光栄です。本当に。

 この頃には既に黒と白、黒と黒というファッションが定着していたが、ファッション誌などにもたびたび登場してまた違った顔を見せていた。そういや、写真のパンダも白黒だわね(笑)
最近、雑誌にメンバーが出てこないことが多くなってきた。ファンの間では不満の声が漏れ広がっている。言葉にこそ出さないけど私もそう思う一人です。プロモの時はミヤジ一人で対応するようになったのかな?と、単純に思っていた。
ただ、この雑誌を読んで少し違うのかも?と、感じた。どうやら過去にテレビに出たり写真の撮影で起こした自分の行動で、謝りに行く人がいたりメンバーが出られなくなったり・・・そんな、ことがあったらしいのだ。だから、一緒に出演しても極力メンバーの発言もないように・・・メンバーが問題行動をおこしたわけではないけど(笑)メンバーが話すことで、ミヤジのリアクションがどう出るか予想ができないからかもしれない・・・。そう考えるとなんとなく、何となくだけど納得できる部分もある(笑)
「自分のせいで」という気持ちが臆病に慎重にさせて、メンバーの出演とかも控えるようになっていったのかもしれない。

でも、やはりファンとしてはほかのメンバーの様子も見たいわけで・・・。なんで、そんなに見たいの?知りたいの?っていう人もいるでしょうが、そこはエレファントカシマシが好きでファンなのだから仕方のない心理でしょう。

 

スイッチ 15ー9 ファッション特集:エレファントカシマシ

スイッチ 15ー9 ファッション特集:エレファントカシマシ

 

 この雑誌も高値が付いてて吃驚・・・