2012.6.27 エレファントカシマシ「MASTERPIECE」 TOUR_ZEPP TOKYO<1日目>
2012年と翌2013年は本当に心身ともにキツイ年でした。
ブログにも載ってますが実の母親が卵巣がんの末期で、手術&入院でTOUR LIVEにも行くのをあきらめていました。
LIVE参戦史上、キツかった参戦日記
*1トミの急病で6月1日に行われるはずだったツアー初日が昨日行われた。
私の母が卵巣がんと診断され手術が5月21日でした。
そこから2~3週間の入院と言われていたので、今回のツアーは行けても7月の大阪公演だけ・・・と、東京はほぼ諦めていました。しかし、いみじくもドラマーのトミ(冨永義之)が急病で手術をしたため、東京公演が延期になったのだ・・・。
なんていうことだろう・・・病気になることは好ましくないけれども、
この延期のおかげで私は昨夜の「MASTERPIECE」LIVE in ZEPP TOKYOに行くことができた。母の様子を見ながら大阪公演に行くつもりだったが、心境的に大阪2daysに行く気にもならず、いろいろ考え抜いた末、今は闘病の母や家族をおいて遠出してる時じゃない・・・そう判断した。
もし、東京公演が延期にならなかったら・・・私は今回、エレカシ宮本の歌声をLIVEで聴くことができなかった。言いすぎかもしれませんが、これは「奇跡的な必然」今までもエレカシのLIVE前は緊張してきたけど、今回はそれに輪をかけて緊張した。
これまでは冗談で「緊張しすぎて気持ち悪い」とか言ってましたが、今回はさすがに真面目に胃もたれするほどの緊張。心身症の症状かな?と思うほど、体は火照り動悸も激しく、手は震えていました。
会場に着いてエレ友さんに連絡。
落ち合うと気持ちが相当に落ち着きました。しかし、入場が近づいて中に一人で入って開演までまた、同じような症状・・・私このまま病気になっちゃうのかな?そんな風に思うほど。
※※以下、ネタバレ(セトリ)あります※※
私は宮本のマイクスタンドが立つセンター、フロントエリアを左右に分けるセンターの柵の途切れるところに偶然立っていました。まっすぐ、宮本浩次が見える場所でした。
「もう、ここから離れまい!」と、決めました。
列で言うと前から5,6列目で真正面・・・本当によく見える。そして、いよいよ開演。
宮本浩次、白シャツで登場。
私は全身がガクガクと震えていて、目の焦点も合わなかった・・・。
いつも会場を埋め尽くすエレカシファンに圧倒されて、自分の存在のちっぽけさに打ちのめされます。
でも、LIVEが始まると「宮本対私」にシフトされ、真っ向勝負となります。それが今回は体になかなか力が入らず、人の動きに突き飛ばされ転倒寸前にまで・・・。それでも、私はここに宮本を求めに来たのだ。
彼の姿を探す・・・センターに立つその姿を見つけたとき、ミヤジと私の世界が開いた・・・一瞬、ミヤジも私を「見つけた!」という表情をしたような、そんな錯覚させるほどに・・・(マジ病気かもねww)。
1 大地のシンフォニー
2 悲しみの果て
3 脱コミュニケーション
4 東京からまんまで宇宙
5 約束
6 ココロをノックしてくれ
7 Darling
8 穴があったら入いりたい
9 ゲンカクGet Up Baby
10 金でもないかと
11 珍奇男
12 ワインディングロード
13 七色の虹の橋
14 世界伝統のマスター馬鹿
15 飛べない俺
16 我が祈り
17 友達がいるのさ(アンコール1)
18 俺たちの明日(アンコール1)
19 ガストロンジャー(アンコール1)
20 ファイティングマン(アンコール1)
今回はあまり動き回ることもなかったので、宮本の姿がよく拝めた。
キョロキョロすることもなく、ジッと正面を見ていることも多かった。MCもほとんどなく全20曲を唄い切った感じ。
今までのLIVEより時間も短く、2時間弱。それなのに【満足】満足というよりは、受けての私もそれが限界な感じだった。
疲れとかではなくて、シグナルが強かった・・・。
いろんなことで心が折れていた私にとって、治療するカンフル剤としては強かった。そんなところです。
終始、体が震えて手が震えて必死に柵にしがみついていました。
ですが、アンコールになったころには、いつもの調子に戻っている自分でした。
念願だったミヤジのピアノ演奏による弾き語り・・・人の頭の間からその姿がチラッと見えました。
とても、素敵だったと思います。もっとよく見たかったなぁ。これからもやってくれるかな。
ガストロンジャーの時もおもちゃのようにバンバン弾いてましたね。正直、クオリティ的には練習不足とかあったのかもしれないし、ギターのサポメンが今回から藤井謙二氏(ど緊張で演奏してましたね)っていうのもあったのか?
リハはもしかしたら十分じゃなかったのかも。トミの病気もあったしね。
ミヤジリズム取りにくそうだったな・・・特に「穴があったら入いりたい」「珍奇男」あたり。
結果オーライ的に無理くりまとめた感はありました。(狙ってやっていたらゴメンww)藤井さんは、宮本のパフォーマンスに慣れるまで相当時間がかかりそう(笑)コミュニケーションちゃんととってくださいね。
終演後は私自身も病み上がり的にスッキリ?
ようやくいつものLIVEモードに!!ってことで、今夜28日も行ってまいります♪ 今夜はもっと落ち着いて堪能できると思います。
蔦谷さんも出ないのにキーボードがあって、あれ?ひょっとして…と、思ったことを思い出します。ミヤジがキーボード弾いてる姿がとても印象的でかっこよかった!この日はチラッとしか見えなかったけど(笑)
この年のこのツアーLIVEの出来事は、母の看病や家事の一切など慣れず疲弊し、先の生活に少し不安をもっていた私に、ちょっとした優しい運命の仕掛けがされていた気がします。
*1:胆のう炎の手術及び入院