この道はどこまで続く?最近、満たされたかい?…満ち足りていないのに名曲とは、いとをかし
これはカップリング曲「ろくでなし」の一節…切実なる想いや言葉にできないやるせなさ…情けない気持ち…。
昨日のLyric Speakerは『俺の道』でした。
2003年EMIのこの頃の資料は極端に少ない(私の所有してる中の話し)。メディアにも取り上げられることが少なく、「俺の道」にはMVもない…そして、「ハロー人生!!」「生命賛歌」との同時発売でカップリングが全て「ろくでなし」という。
私の愛聴盤(アルバム)は『俺の道』ですが、この頃のフェスの動画は泣けるのでめったに観ない(笑)。この動画を見て鳥肌が立った…最初の大歓声イントロの間、トミの方をみて、歌い出す前聴衆の方へ振り返った時の更なる歓声…ここだけで泣ける。泣けるのにかっこよすぎて大好き!
「わかるかい?」しびれるわ!
苦しい、とにかく苦しい…この頃を知らなくても苦悩が伝わる…。仕事の面でも取り残された感があったかもしれない。プライベートでも裏切りやしくじりがあったのかもしれない。台風と凪が交互にきていたような印象がある。
とにかく心身ともに穏やかではなかっただろう。
一瞬、満たされた時間もあっただろう。どうしてあの時間はこんなにも短いのか?どうしてあの時間が持続しないんだろう?何がいけないんだ?どこを間違った?
また、あの時に戻したい…。
戻りたいんじゃなくて「取り戻したい」もがきのような叫びが、私がこの曲から感じとったこと。
多かれ少なかれ大勢の人が同じように思う事あるよね? “満たされないまま、引きずりまわす”そんな生活だって…。
時々、自分がWriterという仕事をしていて、音楽のことにも詳しくて、ミヤジに取材する機会があったら…気になる時期の曲の事を一つ一つ丁寧に聞いてみたい。そんなことを思ったりする。既に出てるプレビューではなくてその背景について聞いてみたい。きっとそこは “触れてほしくない”部分なのかもしれないけど…ミヤジが歩いてきた「俺の道」の景色がどういうものだったのか…こうして、調べながら書いてることにも憶測が多く含まれる。知ってどうなるものでもないけど、ミヤジの曲の一つ一つが彼の見た景色、歴史だから…知りたい。
しかしながら、こうしてブログで書くことも少しだけそれに近い行為だと思う。今はこれしか叶う術はない。もっと、文章や表現が上手だったらいいのに…とは思うけど(笑)