ほゞ、エレカシ漬

私が好きなエレファントカシマシの事を軸に音楽のことを綴るブログ

「獣ゆく細道」の私的考察


椎名林檎と宮本浩次-獣ゆく細道

早寝してる間にこんなことに!(笑)※10月2日の朝

林檎ワールドではあるけど世界観は二人のイメージにぴったりあってるねぇ♪さすが!カッコいいです。宮本の仕事にも刺激になっただろうな。

 

f:id:yumcha_low:20181003114923p:plain

sp.universal-music.co.jp

楽曲の歌詞については、椎名林檎さんが新曲リリースにあたってコンセプトを表明しているので、それ以上でもそれ以下でもない。

つまり、宮本浩次のこれまで発信してきたメッセージを要約して、番組のエンディングテーマに相応しいものを作るといった感じなのでしょう。

www.universal-music.co.jp

 

このことを前置きしつつ、その要約されている内容について掘り下げてみたいじゃないですか?

「獣ゆく細道」の歌詞について非常にわかりやすく考察、解釈されていたサイトがありましたので、ご紹介しておきます!

▶椎名林檎と宮本浩次「獣ゆく細道」歌詞の意味(解釈)とは? – Brilliant Magical Box

すごく正当に考察された解釈です。こういうことを歌っているんだと納得できます。それを踏まえて…。更に

 

それとは別にTwitterで流れてきた赤ペン入りの解説を見た時、私と同じ解釈されてるのかな?って思ったので…裏面的に感じたことをつらつらと…。

この歌詞は椎名林檎さんの宮本へのリスペクトを越えた…告白も施された内容だと思いました。細道ってのは女性の…で、獣はすなわち男性の…という意味にも受け取れた。

椎名林檎さんに関しては浮名を流したこともある女性ですし、今までも艶めかしさを含んだ作品もありました。私も女だから直感的にそう感じた部分は常にあったのですが、この方は天才だから自分の想いを隠しつつ、詩にして自分の想いをその想い人に歌わせる…そのくらいの事しそうな気はします。

何故そう感じたか…?

椎名さんも最近の宮本浩次の作品を聴いていて、薄々感じていたのではないか?宮本の表現力が枯渇していると。

事務所やレコード会社への気遣いやフロントマンを兼任している多忙さ、神経質になって自らの本能・本性が押さえつけられて身動き取れなくなって、表現自体に影響してはいないかと…。

例えば色恋だって芸の肥やし…浮名でも流せば少しは道が開けやしないか?みたいな。まぁ、この解釈はかなり度が過ぎていますが、林檎さんの肝の据わった、怖いものなしの度胸が垣間見える感じが私には受けたのです。

だから、難解なこの歌詞をあの早いテンポの曲で歌い。妖しい映像にのせちゃったら、単にカッコイイ…ミヤジのファンも誤魔化せるだろう的な巧妙さヤバさ…も、感じました。

宮本がいかにも使いそうな言葉を用い、世の中の人を揶揄しているけど、ここ数年の宮本浩次の姿を示しているようにも読めた。

ご自分の楽曲なのに林檎さん自身はそこまで出張らず…しっかり宮本を立てている。ゼロのエンディングでは林檎さんのパートをクローズアップしているけど、全編では「歌っていただいている(私の想いを)」が、伝わる(そうかどうかは別として私にはそう伝わったという意味)。こんな林檎さんの策士っぽいところ…私は嫌いじゃない(笑)

林檎さん、世界屈指の宮本浩次を世界に押し上げようとしている感がしますね…。もともと、林檎さんは宮本の事を尊敬していたけれども、今となっては世界の檜舞台へ誘う女神な感じすらする。彼女が女神なのか…とか思ってしまった。

もっと言えば

「ここにくるまで私、有名になってそれなりの力も得て待っておりました。ご一緒出来て嬉しゅうございます。私は目立たなくても良いのです。あなたのための曲ですもの。」

とか、妄想が広がる(笑)

ミヤジが作った「歴史」が森鴎外の事を歌ったのと同様に、この曲は宮本浩次の事を歌った曲ではないかと最終的には感じました。

沢山のことを背負い込んで、自分の生きたいように行けているのか?

今度こそは失敗できない…でも、何ができるのか?これは自分のやりたい事なのかそうでないのかは二の次。

とにかくここで終わるわけにはいかない。いい加減いい大人…キレイごと(御為倒し)並べて、知っているのに知らぬふり(かまとと)していけばいいのか?

そうこうしているうちに、正しいのか間違っているのかいつも迷い悩みは尽きなくなった。それでも周りの意見も尊重し、周りの要求にも応え足並み揃えてやってきました。

好きなこと(音楽)をして生活しているのに、今や好きというよりは生きていくための手段。本当にやりたいことなのかなんてわからなくなっている。

かつて言われた逆をやっていた自分。なのに今は自分の考え通りに生きているわけではない。そんなのは本当は厭なのに。

それでもこの先は*1着膨れのおろかなる影曳くを恥づ」にならぬよう。

策や方法はひとまず投げ捨て、この命の尽きる(こと切れる)場所が見えるまで、ただガムシャラにこの細き道を広げて進んで行くしかない。己の道を・・・。

もう一度、生まれ持った己自身の本能を信じて…再び走り出す。

私なりの解釈はこんな感じでしょうか…。 あくまで個人的な解釈です(笑)

林檎さんのイメージする宮本浩次を呼び戻すかのように、本人に自問自答させているそんなシチュエーションではないだろうか?

鏡に映る自分に向かって問いかける。自分の心を鑑みる…そういう画に映りました。

 

獣=宮本浩次

細道=椎名林檎

MVで林檎さんがミヤジにささやくようなシーンがあるけど、

「だってそうでしょ?あなた…」とでも諭すようにも見えませんか?

蛇の道は蛇(じゃのみちはへび)、林檎さんの通った道を宮本が行くような…。

「だって、あなたと私は同じなのだから…箍を外して私と同じ道を行きましょう…」とでも誘っているようにも見えます。

 

それにしても、魅力的なアーティストと仕事しても影響されてくるだけじゃダメなので、その上いく仕事を成し遂げてほしいもんだなぁ...と、今はそんな気持ちです。

手ぶらでエレファントカシマシに戻ってくるなよ!って思います(笑)

 

 

  

獣ゆく細道

獣ゆく細道