また、あした…

私が好きな音楽のことを綴るブログ

「エレファントカシマシ赤羽駅発車メロディ」スタート記念

映像先行上映会&座談会 in 北区赤羽会館

「エレファントカシマシ 赤羽駅発車メロディ」採用記念…こういう無料イベントに応募して当たったことがないので、

「チケットがご用意 できました」

の文言に一瞬「?」って思ってしまった(笑)一度、メールフォルダーを閉じてもう一度、見直したくらいです。

喜んで出席させていただきました。

北区の赤羽会館とか…区民でもなければ絶対に訪れないこの会場。

エレファントカシマシのファンだったとしてもエレカシが30年活動を続け、話題を作り人気を得て紅白に出場するまでになり、JR赤羽駅の発車メロディに決まらなければ絶対に来なかったであろう…そんな軌跡を経た奇跡であります。

開場になって中に入ると早速、清野とおる 氏の描いたポスターがお出迎え。このポスターが北区の赤羽を中心に掲示されるんですねぇ。

区や地元観光協会などによるシティープロモーション事業の一環に一役買った形のエレファントカシマシ。そして、熱心なエレカシファンでも知られている赤羽在住の漫画家、清野とおる 氏もその中に加わりいわゆる町おこしが展開されました。

このお二人の貢献度は同じく赤羽在住の林家ぺー、パー子夫妻に継ぐ偉業ですよね。

開演に先立ちこの日の司会進行をされる雑誌「Rolling Stone 日本版」のライターとしてもお馴染みのジョー横溝 氏が登壇。

ジョーさんはラジヲDJもされているのでノリの温度が高め。反して会場に来ているエレカシファンの当選者の様子が若干冷静であるのに少し戸惑っておりました(笑)

エレカシのファンは礼儀正しい」と、微妙なフォローをしていただきましたw

さて、前半は11月21日発売の『エレファントカシマシ30th Anniversaryツアー “THE FIGHTING MAN” Finalさいたまスーパーアリーナ』公演(3/17)のDVD/Blu-ray発売のダイジェスト赤羽バージョン上映会から。 

=上映リスト=

3210

RAINBOW

昔の侍

桜の花、舞い上がる道を

今を歌え

俺たちの明日

RESTART

夢を追う旅人

Easy Go

so many people

ファインティングマン

楽曲のMV、CDジャケット等で使われた赤羽のロケ地となった曲、この日の座談会ゲストでMV、LIVE映像の監督をされた丹修一 氏の手掛けた曲が中心(赤羽バージョン)となったようです。

オフィシャルのダイジェスト版はこちら


LIVE Blu-ray / DVD「30th ANNIVERSARY TOUR “THE FIGHTING MAN” FINALさいたまスーパーアリーナ」ダイジェスト

ファインティングマンの時、ツアー中の演出と同様に30thのロゴ垂れ幕が曲に合わせて上がってくるシーンで、当時現場にいた時はステージが遠くよく見えなかったこともあるけど、思ったほどジーンとしなかったのに、映像化されるとその部分がクローズアップされ、ミヤジの横顔とかトミの汗だくの顔とか石くんのミヤジへの視線とか成ちゃんのひたむきな姿勢とか…交互に映し出されて何もかもがジーンと来てしまって…映像観て涙ぐんでしまった(笑)

続きまして座談会

Twitterで終了直後に詳細なレポが流れていたのでもうご存知でしょうが、備忘録的に箇条だししておきます。

最初にLIVE年譜を見ながらの進行。

「デビュー当時からのファンの人いますか?」(いませんでした)

エレカシのライブに1回以上5回以下行ったことある方?(半数くらい)。10回以上50回位行ってる方?(私含めチラホラ)」

「汐留PITのこけら落とし(1988年)「MUSIC WAVE SPECIAL」はスライダーズ、RCサクセションとの対バンで宮本さんがRCファンを煽って帰れ!コールされたという伝説が…このLIVEに行った人いますか?」(いませんでした)

「同年9月の渋谷公会堂 客殿点けっぱなしLIVEも伝説ですが、このころはかなりギラギラ…ヒリヒリしたイメージでしたが…宮本さんいわくもっとキラキラした演出で行きたかったと言ってました」

「1991年武道館3000人。このLIVEに行った方はいますか?」(チラホラ挙手)

「1995年下北沢シェルターで「風に吹かれて」が発表された伝説のLIVE。ここに行かれた方は本当に幸運でしたね(石原さん談)」

「2004年新春LIVE新宿コマ劇場 (石原さんがLIVEに行き始めた頃)」

「『どうか俺を野音で少しだけ歌わせてくれ』と病気療養前の日比谷野音LIVE。これに行った方いますか?」(私を含めちらほら挙手)

「そして、復活の野音」(このあたりから挙手多めに)

丹修一氏は意外にも野音公演には行ったことが無いようです。

「2014年デビュー25周年さいたまスーパーアリーナ」(多数の挙手)

今回、会場にいた方は2013年復活の野音以降のファンが多めだったようです。

▼来場者に配られた、清野とおる 氏が描いたイラストのステッカーと石原夏子 氏の著作本のフライヤー。

f:id:yumcha_low:20181119111305j:plainジョー横溝 宮本浩次との思い出編】

  • 雑誌(RollingStone JAPAN)で2回、ラジオ番組で4回ほどお仕事させていただいた。
  • 年に1,2回食事をさせてもらってるが、去年の食事会の時がジョーさんの誕生日が近かったとのことで、「ネクタイしてきました!」とネクタイアピールがすごかったエピソード。
  • 最初は一定の距離でインタビューするが熱くなってくると、どんどん顔が近くなってくるんです(紆余曲折あった時代の話しの時)。
  • エレカシあるあるの話題で“マイクコードが絡まる”でジョーさんは「友達がいるのさ」が好きで、フェスとかでモニターに引っかかっても、肩にかけて引っ張って行こうとする姿が好き。「もがきながら進んでいるのがエレカシだと思ってるから」

【石原夏子*1  ファン歴20年のガチファン編】

30thツアー47公演中45カ所行った兵のガチファンで、業界の人目線が全くなくて私達一般のファンと同じ気持ちでエレファントカシマシを応援している人でした。

  • マイクが絡まるあるある。(ここでジョーさんの萌えポイント話し)
  • シャツのボタンをちぎり飛ばしながら開くあるある。

※ジョーさんがボタン拾った事のある人!と尋ねると数名挙手されてまして、「そのボタンどうしてる?」ときいたら「ジップしてます!(ジップロックに入れてるの意味?)と。最前だと汗まで飛んできますよね?と尋ねた後、「最前席になったことある人!?」私も含め数名手があがってました。

  • LIVE中のMCについて…あまりMCはされないけど最近は「みんなかっこいいぜー!よく見えないけど」は、最近あるある。

  【丹修一*2 現場でのリアルな目撃編】

  • 男椅子話し
ジョー:エレカシあるあると言えば男椅子がありますが、丹さんは座ったことがありますか?
丹:畏れ多くてそんなことできません。
ジョー:あのイスはいつからあるのでしょうね?だいぶ傷みが激しいですが…
丹:メンテナンスされてる方はいるようです。
ジョー:男椅子専門のメンテ係がいらっしゃるんでしょうか?
丹:さすがにいないと思いますけど、どなたかがされているのかと…(笑)
  • Easy GoのMV秘話
    あれは全編バンドで歌っているシーンなのですが、宮本さんはリップシンクは嫌いな方かなと、なんとなく思っていたのだけど宮本さんみずから「リップシンクでやってみたい」と言われて作りました。だけど、いわゆるただの口パクではなくて、現場では全力で歌っていました。
  • RESTARTのMV秘話
    MVを作る時の打ち合わせで宮本さんのイメージとなるキーワードがいくつか出て、そこから絵コンテを作成しています。RESTARTの時は「髪を切りたい」のですがと言われ、どのくらい切りたいのか聞いたら、その頃の丹さんの短かった髪の長さ(3センチ位)くらいにという返事で、ヘアメイクさんに切ってもらうシーンを撮るわけにいかないので、自分で切るというシーンになった。
    【石原さん談】
    髪を切って直のLIVEが長崎の島原文化会館であって、宮本さんが登場するなり会場がどよめきました(笑)「宮本さんどうした?何があった?」という無言ともいうどよめきでしたが、何事もなかったように「歴史」がはじまりました(笑)
  • LIVE映像秘話
    30th Anniversaryの大阪とさいたまスーパーアリーナに携わりました。
    カメラ20台ほど入れて撮影をしました。エレカシのリハーサルは常にピンと張りつめた緊張感の中全力でします。全曲、合間に確認する場面もあるから、時間にしたら本番より長いと思います。
続きまして、新星堂赤羽ヨーカドー店の店長さんが赤羽周辺の見どころ紹介で登壇。このお店のエレカシコーナーを担当しているカリスマバイヤー(女性)さんもマスクをして一瞬登場。
ところが店長さん(文京区在住)リサーチ不足で、とりあえずお店の宣伝しかしていませんでした(笑)
清野とおる 氏さんが登壇してくれたらもっと熱く紹介してくれただろう(笑)でも、会場に来ていた方の方がかなりレアな場所も知っているだろうし、無用なコーナーだったかもしれません。
私はもらい損ねたのですが、会場で北区の公式ガイドブック「北区時間」が無料配布されて、115頁にはエレファントカシマシも紹介されているようです。

最後にジョー横溝さんが「さいたまスーパーアリーナの“今宵の月のように”を聴きながらのお別れです!」とDJらしい締めくくりをされ、スクリーンに「今宵の月のように」が流れました。

 

 今週のお題「読書の秋」

 座談会ゲスト、石原夏子 氏が書いた本です。エレカシのファンを続ける中で見えてきた、ファンを作るためのノウハウ本だそうです。尚、エレカシのことは一切出てこないと仰ってました(笑)

偏愛ストラテジー ファンの心に火をつける6つのスイッチ

偏愛ストラテジー ファンの心に火をつける6つのスイッチ

 

  ポスターデザインをされた清野とおる 氏の赤羽本はこちら