また、あした…

私が好きな音楽のことを綴るブログ

produced by 武部聡志「SONGS & FRIENDS」 第3弾「佐野元春」

佐野元春80年代の名盤『カフェボヘミア』セッション・ライブ

「100年後も聴き続けてほしいアルバム」というコンセプトで行われている、音楽プロデューサーをされている武部聡志氏が主宰する『SONGS & FRIENDS』というトリビュートライブがありまして、その第3弾として佐野元春の『 Cafe Bohemia 』が取り上げられました。

運よくチケットを手に入れた私は16歳の次男と共に行って参りました!

新しくなった銀座線の渋谷駅の様子と会場の旧渋谷公会堂「LINE CUBE SHIBUYA」は写真の通りです。 

songsfriends.com

 

ネタバレになるから言えないけど…WOWOWでも最後の元春の挨拶部分は流すかなぁ。(※3月28日午後0時30分にWOWOWでオンエア)

あの元春の冒頭の言葉を私なりに解釈するなら、元春の曲を自由にセッションしてくれている様子を見て、

※以下、ネタバレ内容なので反転させないと文字が見えなくなっています。また、一字一句正確なわけではありません。オフィシャルに正解がでてます!(笑)

「まるで誕生日会みたいだね。」

個人的には皆で手と手を取り合って歌うのは好みじゃないじゃないんだ

でも、このアルバム“CaféBohemia”のコンセプトは、そのカフェに音楽好きが集って各々が音楽を楽しむこと!それが体現できたことは嬉しく思う

「まるで誕生日会みたいだね。」と、言ったのは、

お祝いの席に主役が出てきて一緒にセッション…というシチュエーションには結びつかないというか、そういうニュアンスはあったのでしょう(笑)
それに元春はステージに立つときは、常に自分が中心にいたいんだろうなぁ💕って思いました(笑)

佐野元春をリスペクトしているアーティストが「Café Bohemia」の曲を中心に、歌いたい曲も歌うというスタイルでした。選曲は元春がして参加アーティストを指名し出題したようです(笑)

プロデュースはDr.kyOnで演奏はTHE HOBO KING BANDなので音の再現は緻密かつ素晴らしいです。その演奏に合わせるだけではない出演アーティストの独自の表現力がこれまた秀逸で、これは行った者にしかわからない感動とお得感がありました。

個人的に好きだったのはオープニングアクトGLIM SPANKYが歌った「ストレンジ・デイズ」と、参加アーティストの中で最年少の28歳が表現した「ハッピーマン」は、彼女が歌ったことで再び若くて瑞々しい曲として再現されたと思うし、「ストレンジ・デイズ」も実際、元春が歌った歳と近い彼女が歌うことで「再現した!」というふさわしさがあったと思います。

あとは、ザ・ピロウズ山中さわおが歌う「ワイルド・ハーツ」はさわおさんの元春愛が炸裂したワイルド・ハーツで、その喜びは私達ファンとなんの差もない素の愛で共感しまくりました。

このあとの小坂忠さんがアルバム「THE BARN」から「ロックンロール・ハート」と山口洋さんと二人で歌った、アルバム「THE CIRCLE」から「君を連れていく」は、元春のそのオリジナルからはみ出し、お二人の積み重ねてきた表現と声の重厚さで渋みがでて、全く別物の曲となっていてあの機会がなければ聴けない珠玉でした!

本編で個人的に好きだったのはこんな感じです。

今週のお題「元気の秘訣」はLIVEです!

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さてさて…
元春が出てきて歌ったのは最後で、「99ブルース」「インディビジュアリスト」「ヤングブラッズ」の3曲とアンコールの「約束の橋」でした。
コミュニティでは少し不満げな声もみられました。私ももう少し聴きたかったという気持ちはあったけど、これは元春サイドの主催ではなく構成等は番組の企画です。どんなステージになるのかを事前に詳細説明するなんて野暮だし、行ってみてからのお楽しみじゃないかな?と思いました。
いろんな人がいるので感じたことはそれぞれですが、そういうことをふまえ今思い返しても、あのステージは希少性の高い機会だったと思うので、楽しめなかった人には「残念だったね。」としか言いようがない。

アンコールの「約束の橋」だけとってみても、あの場にいれたことはLIVE史上自慢するに値する奇跡の時間だったし感謝したい。