また、あした…

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あなたへ(初回限定盤)(DVD付)

あなたへ

 

日比谷野音(9月14日)で、この曲をはじめて聴いた時

 

宮本浩次

 

真骨頂とか

起死回生とか

 

あまり小難しい印象よりも素直に自分の中に入ってきた。

曲っていうのは作者の手から離れ、聴く者の手にゆだねられたときに元々の“コンセプト”という枠組みから大きくはみ出して、聴く者の世界へと旅立ちまた作者のもとへ帰っていく…。

 

病気療養していた際にもらったファンからの手紙や、日常の景色から生きていることへの感謝が芽生えてできた曲。そんなことを最近のインタビューで答えていましたね。

 

私は日比谷野音に行ったあとに、私なりの「あなたへ」の感想を手紙にしたため送りました。

 

 

「生きることへの喜び」を歌ったけれども、私は「命」の限りと永遠をこの曲から感じたんです。

 

今年は二人の母を亡くし、大好きな伯父を亡くし、親友を亡くし、若い同僚を亡くした・・・年齢も死因もそれぞれに違う「死」

また、今年は身近に新しい生命の誕生がいくつもあった…。

そんなことから、私は「あなたへ」から生命の永遠を感じたんですよね。

 

人は生まれ人は死ぬ…その繰り返しで、親子・友人・恋人という縁もまた、星の導きで巡り会っていくもの。

私が「輪廻」という思想を信じているからかもしれないけど、そう聴くことができたんです。

 

こんなことを手紙に書いて送りました。

 

 

私が“エレファントカシマシ”に巡り会えたのも大いなる星に強いられた運命。

私が“エレファントカシマシ”というフィルターを通して自分を見つめることになったのも…。

 

皆も同じですよね。

 

 

 

壮大な曲はたくさん歌ってきたけれども、「あなたへ」は声が瑞々しくなっているから、新しく生まれ出た赤ちゃんのような柔らかさをも感じます。つまり何にでもなれる、どこにでも行けるそんな可能性をもこの曲から読み取ることができました。

 

 

 

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