また、あした…

私が好きな音楽のことを綴るブログ

50代は…自分のために生きてもいいのではないかと…ラスト2/3

2017/11/26(日) 三島市民文化会館大ホール

「売れなきゃ…」っていう気持ちはバンドマスターとしては当たり前に持っていなきゃいけない感覚で、多くのマスターが自分のやりたい事と商業的にキャッチーな路線に行くかで迷う。ミヤジはメンバーを養う大黒柱のような立場だから…。堂々と「売れたい」って言って良いと思う。

『評価をされたことで、自由を得たような気がする』

紅白の出場を決めたあとのインタビューで宮本はこう話した。『評価』という言葉に何が含まれているのかはわからない。今までは「売れる事」=「評価」とわかりやすい形で考えていたのかもしれませんが、この紅白の出場はこれまでのミュージシャンとしての活動、歌に対する取り組み方や努力が認められた。と、思えたのではないかと思う。

「誰でも褒められればうれしいじゃないですか?」

紅白に出られることはミュージシャンとして褒められたと同じ。そう感じたのですね…。

ミヤジが活き活きと明るいのはステキなことで、幸せを感じていることに素直に嬉しい。時々、憂いだような眼差し、横顔がまた見たくもなるけどね(笑)

と、ここ最近発売された音楽誌を読んで思った事…。

昨日(11/26)は三島市民文化会館大ホールのライブでした。成ちゃん側の前から6列目という今ツアーで唯一の最良席でした。

定刻より5分位おしたスタートでしょうか…。
まずはザックリと第一印象はミヤジもメンバーも疲弊しきっていた…(笑)

そりゃそうだよね…山口から2日しかあけず土日とライブ…山口に前乗りしていたとして、週の半分以上移動と宿泊…疲れますよ。

 

 

 

=セットリスト=


01.歴史
02.今はここが真ん中さ!
03.新しい季節へキミと
04.ハロー人生!!
05.デーデ
06.悲しみの果て
07.今宵の月のように
08.戦う男
09.風に吹かれて
10.翳りゆく部屋
11.桜の花、舞い上がる道を
12.笑顔の未来へ
13.3210
14.RAINBOW
15.ガストロンジャー
16.涙
17.今を歌え
18.四月の風
19.俺たちの明日
20.風と共に

21.ズレてる方がいい
22.奴隷天国
23.Ladies and Gentlemen
24.コール アンド レスポンス
25.生命賛歌
26.RESTART
27.夢を追う旅人
28.ファイティングマン

29.ベイベー明日は俺の夢(アンコール1)
30.so many people(アンコール2)

 

歴史からデーデまで一気に歌うMC無し。っていうか、ミヤジが超具合悪そうで…熱でも出たのか?頭痛でもするのかっていうくらいに頭抱えたり、歌い終わる度に眉間にしわを寄せて苦しそうにしていた。眼も疲れているとなってしまう二重?…になってて、シバシバしててイヤモニも始終気にしていた…。耳がこもっているのかな…?やっぱ、発熱しているのかな?っていう感じでした。

会場から「紅白おめでとう」って一言聞こえたけど、声をかけちゃいけないような雰囲気。

今宵の月のようにを歌ったあとくらいにやっとMCらしいことを…

「このツアーの前に大阪で30周年のコンサートをやって、その時の録画を観たらオレ沢山しゃべっていて、面白いなと思ってツアーも話を多めにしてきたんですけど、昨日のコンサートで話すというのはかなりパワーを使うということに気がつきまして、今日は少し構成を変えてみました」

ニュアンスとしてはこんな感じのことを言ってました。そうなんですよね…。声帯って話すのと歌うのと使い方が全く別物って聞いたことあります。喉はもちろん疲れるだろうけど、それはプロ歌手として使い分けはできても、何を話すか次の歌は歌詞は…いろいろ脳みそ働かしながらって…精神的にも疲れるよ。心と身体は密接してるからね…。

あとはMCもそれなりにしてくれました。どのタイミングで話したのか忘れちゃったので順不同なんですけど(笑)

「静岡の三島文化センターは15年前に来てて2度目です!15年前は車できましたが今日は電車で…あ、昨日電車できました!」

「私、一時、太宰治がとても好きでよく読んだんですけど、その中の○○(作品名聞き取れず)っていうのがありました。三島は水のキレイな町で太宰も好きな町で…旅行では来たことは無いんですけど」

「自分の映像(MV)観るのが好きなんですけど、なかなか面白いのも多くて…“笑顔の未来へ”なんかも歳の近い知り合いに撮ってもらって、小さな女の子と一緒に出たりして、その子が可愛いんですけどとにかく元気で…まぁ、気を使うような元気だったのかもしれませんが…あと、丹さんという方と作ったMVがとても好きで“今を歌え”で、髪を七三にしたんですけど、前から見れば七三なんだけど撮影は後ろから撮ってて(笑)横から見たらスフィンクスみたいになってて(笑)でも、とにかく気に入ってて…“風と共に”以降の映像が好きなんです。あと、他にも映像が見れるみたいなので(YouTube)是非、観てみてください。」

RAINBOWのあとだったかな…?これも最初の部分が聞き取れなかったんだけど、他の方のレポによりますと…

「男ってさ…ヒーローはオレだと思ってるよね。友達に聞いてごらんなさい?お父さんに聞いてごらんなさい?」

みたいなことを言ってたようです。これ、数年前のライブでも同じことをお客さんに言っていたなーって思い出した。どのライブの何の曲の時だったかな…曲は「なぜだか、俺は祷っていた」…だった気がする。

そして、この日のベストつぶやき!話題沸騰だったのが…ガストロンジャー

「キミの全てが見たい…見たい!たいたいたいーーーーー!」って絶叫しまして…目の前で叫んでて…でも、会場中の女の人がみんな照れまくっていたに違いありません(笑)

風と共にで椅子に座ってギターを持つけど、これまでは即興ご当地SONGを歌うところを…なんと!をフルで弾き語りしてくれました!

そして、俺たちの明日では

「30代は愛する人のためのって歌って、40代は売れなきゃ…って思って、で…50代は自分のために生きてもいいんじゃないかって思いまして…」

風と共にのまえには

「自由っていっても解釈が難しくて…飛べるわけじゃないし…でも、いろんな制約の中でも少しでも自由の風穴あけられればと…」

でも、50代はまだまだ自分のためには生きられない…人や家族のために生きる期間なんだけど、ミヤジが風と共にの時に言った「風穴」っていうのは的を獲てるとは思った。賃金報酬が職種の人であればいずれ引退という定年が来る。その後どう生きるかのプランの時期が50代なのだと思う。

第一部、一度もジャケット脱がず…会場も確かにちょっと寒い気がしたが…ネクタイも外さず…第二部で黒シャツで登場。ジャケットはまさみさんが登場前に男椅子にかけていった。

大宮の時に勘違いしてたのが、ガストロンジャーではなくて奴隷天国で最初、ミヤジがギターで弾き始めて…石くんが入って…ミヤジギターおろすって流れでしたねー。

後半の何かの曲のあとトミに対して何か指示をいっぱい言ってた場面があって、ウンウンと頷くトミ…。

そして、ここでもなんと!コールアンドレスポンスの前にLadies and Gentlemen!というサプライズが!これがめちゃくちゃかっこよかったです!コーレスの前はやっぱりLadies and Gentlemenだよなーーーって思った。

ツアーで育ってきた曲です!その2!が、夢を追う旅人

ファインティングマンでは「おまえの力必要さ!オレをオレを力づけろよー!」といつもならこの部分でミヤジは客席を指すが、そうではなかった。自分で自分を抱きしめる仕草をしてました。私もいつもならミヤジを指さしながら「おまえの力必要さ」って口パクで歌うけど、できない!と思っていたらそのしぐさで…涙でてきた。この日ばかりは拳でミヤジを鼓舞したい気持ちだった。

そして、最後のあいさつでストーンズ風中央、右側、左側とお辞儀(笑)この日は石くんとの絡みはなくて、本調子とは言えないミヤジのフォローパフォーマンスがすごかった!最後の最後にミヤジが石くんの前髪掴んで引き寄せて肩組むってやってたけど(笑)

アンコールでベイベー明日は俺の夢やってくれるとは!そして、so many peopleもやるとは!ミヤジもメンバーもほぼ終始真顔で疲れ切った感じのLIVEで、私も拳振り上げるどころか祷るような思いで聴き入ってしまっていました。

それは前半「構成を変えてみました」っていうミヤジの言葉が若干お客さんへの気遣いにも思えて、本当に苦しい夜だった…単純にいろんな曲が聞けて嬉しいというものでもなかった。彼らへの最敬礼の気持ちが更に膨らんだし、残り2本のLIVEが無事に終わりますようにと…祈願する思いも強くなった。

 

Liveって席がステージに近い方が臨場感もあっていいのはいいけど、今回も近くではあったけど、時々とてつもなく遠く見える時もあったり、ホント目の前にいるんじゃないかくらいの至近距離に見えることもあったり…不思議なんです。

ミヤジが苦しそうな顔をすると、おでこに手を当てたくなった…。ほっぺたを両手で包みたくなった…完全に母性本能や(笑)息子を持つ親の本能でもあるよね…。

ミヤジはどんな風に力をわけてほしいんだろうね…。私は間違ってないだろうか?ファンとしての在り方を存在をいつも自問自答してる。

 

意外と真面目なのよ(笑)

 

私のツアー参戦は富山が最後!その前の奈良ではメンバーの体力が少しでも回復していますように…。