また、あした…

私が好きな音楽のことを綴るブログ

『神様俺を』…お天道様は全部、お見通し

なんでもお見通しにされている感じの空でした。なので、これが「神様俺を」をイメージする写真に選びました。

2018年6月1日撮影

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エレファントカシマシ 神様俺を 歌詞 - 歌ネット

この空は歌詞の中に書かれている「青空」ではないけど、黒い雲間からさす陽ざしは明るく、雲の上は青空で光が溢れているとわかります。

こういう空をみつけると「お天道様はなんでもお見通しだぞ!」と、言われているような気持ちになる。

“楽しげに歌えば 風にかき消されちまった”

この曲はレゲエ調ですが、こういう楽しげでポップな曲を作って売れたかった…そんな願望があったのかな?ポップソングに憧れがあったことは知られていますし、本人もポップソングと思っている曲(原曲)がいくつもあって、でも発売するにあたり、アレンジの変更を余儀なくされたのもあるのだろうな…って想像します。

そのたびに心が折れたりしたときも、諦めず祷る思いでずっとやってきました…みたいな?そんなイメージが私にはありました。

この曲の解説でタイトルの中の「俺」は宮本自身のことだけでなく、他の人にも同じような思いで生きている人はいるだろう?という意味で描いたという。

 

神様俺を

神様俺を

 

8月4日(土)に行った、ROCK IN JAPAN FES 2018のエレカシ以外の事を少し記録しておきます。

エレカシ以外のこの日のお目当ては、竹原ピストルクリープハイプSUPER BEAVER

中でも特に聴きたかったのは、竹原ピストルさんです。なので、ピストルさんにスポットをあてます♪

現地に到着してまっすぐ“PARK STAGE”に向かいました。

ちょうどBaseball Bareが始まったところでした。ボーカルの子が

「今日はとことん爽やか系でいきますんで!」と宣言!猛暑ではありましたが、この青空のように澄み切った、そして時々吹く風のように爽やかな曲を連発していました!

そして、いよいよ竹原ピストル

セットリスト
  1. オールドルーキー
  2. LIVE IN 和歌山
  3. よー、そこの若いの
  4. ぼくは限りない~One for the show~
  5. 隠岐手紙
  6. ゴミ箱から、ブルース
  7. Gimme da mic !!
  8. みんな〜、やってるか!
  9. Amazing Grace
  10. Forever Young
  11. 狼煙

 と、本番は11曲ですがリハの段階で3曲ほど歌ってくれました。

カウントダウン1718の時も竹原ピストルさんを聴きに行きました。その時もリハで3曲歌って「本番もよろしくお願いします」と言って、いったん戻ったのでした。

リハといっても本気で歌います。通りかかった人は本番が始まっていると勘違いするくらいに…。その声の爆発力たるや…その声にひきよせられエリアに入った人もいるでしょう。まるでその声は“呼び水”でした。

私はピストルさんが正面に見える、撮影スペースのある場所の最前で待機しました。絶妙な距離感でした!

ピストルさんにはカウントダウン1718の時も泣かされましたが、今回それ以上に号泣してしまいました。

どの曲の前に言ったかは忘れてしまったのですが、

「こんなクソ暑い日だけど、雲一つないこの青空…天からは何もかも丸見えですから…見守ってくれていると思います…」

この後の言葉が思い出せないのだけど…、どんなに誤魔化してもこの空の下では隠し事も悪さもできませんから、思い切り行きましょう。的な話しをしたような気もするし、自分に都合よく今、頭の中でこう変換したのかもしれません。

「LIVE IN 和歌山」では、精神を患ったリスナーがでてきます。歌詞はなかなか過激です。でも、その歌詞で私は泣きました。

私には統合失調症の友人と鬱を抱えた友人がいました。統合失調症の友は20歳の時から10数年間、生活圏内1kmからは外へは出かけられない人で、複数の薬とアルコール摂取の副作用で突然死しました。鬱を抱えた友は一見明るくて仲間も多く、優しい伴侶もいながらマンションの屋上から身を投げました。

竹原ピストル LIVE IN 和歌山 歌詞 - 歌ネット

どんな形でもいいから生きていてほしかった…。二人を思い出して涙が溢れ止まらなかった。

私の母と叔父、義理の父は癌で亡くなりました。職場の若い同僚も癌を患い亡くなりました。みんな大切な人ばかり…。

Amazing Graceで涙を止めることができませんでした。ピストルさんの大切な人も癌で亡くしたのかもしれません。切なる願いがこの歌詞には込められていました。

竹原ピストル Amazing Grace 歌詞 - 歌ネット

私は母のお腹を蝕んでいた切除した癌細胞をみました。小さな細胞がいくつもあった。あんなに小さい吹き出物のような細胞が人の命を奪うんだと…びっくりするほど冷静な気持ちで眺めていました。

あの光景を思い出して涙が出ました。取り除いても彼女は死にました。

竹原ピストルさんの歌は心を奮い立たせるというよりは、日々押し殺している苦しみ悲しみ不満のような感情、過去の癒えない傷のようなものを全て開放してくれる。北風と太陽でいうなら「太陽」のようなパワーがあって全てを解き放ってくれるから、自然と涙が溢れこぼれるのだと感じた。

涙で出し切ったあとには、よし!生き抜いてやる!という気持ちにさせる力があります。一頻り泣いた後、175R聴きながら腹ごしらえ!

 

このあとGRASS STAGEへ!クリープハイプへと続きました!

ですが!本命はエレファントカシマシでしたよ!?💦ミヤジの歌で号泣するのはいつも家で一人の時。LIVEの時はいつも笑顔!何故か笑顔!

2018年のロッキンはあわただしくもかなり充実した日となりました!来年も心身ともに元気な自分で参戦したい!

お天道様私を!(笑)