2019年8月11日(日)ゆく夏、来る夏、私の夏…佐野元春とリゾート
オハラ☆ブレイク19夏 in 猪苗代湖
このフェスのことを知ったのは2015年にエレファントカシマシの宮本浩次が弾き語りのソロで出演する。と、いう情報があった時から。2016年には知り合いのイラストレーターさんも参加した。
ゆるくのんびりしたスローライフをコンセプトにしている、芸術家たちのFESTIVALいつかは私も行ってみたいと思っていた。芸術的な部分も大きく占めていて、ただ好きなアーティストが出演するから行く…と、いう動機だけではなんとなく敷居が高い感じもして(スローライフなのにw)、行く機会を逃していました。
エレカシの宮本は2015年、2017年に出演している。そして、今年の2019年も…これまでは、エレファントカシマシの活動中にオファーされてソロで出た。そんな意味合いだったけれども、今年からはソロ、宮本浩次としての出演。
ソロナンバーも
- 冬の母
- 解き放て、我らが新時代
- going my way
- 昇る太陽
と、発表し俳優、高橋一生さんへの楽曲提供
- きみに会いたい -Dance with you-
更に新曲「Do you remember?」も9月公開の映画「宮本から君へ」の主題歌として書き下ろされた。この間、弾き語りのソロライブも行ったし…すっかり、ソロ一色。
私は発表されたソロ曲に関してまだ、そんなに掘り下げてはいないと思っています。何故ならばソロ曲からまだ射抜かれるほどの何かを感じていないからです。
これはLIVEで聴くまでは何も起こらないのだなぁ…って、思ってました。生歌で聴いて何も起きなかったらどうしようくらいに思いました(笑)
弾き語りLIVEのチケットは取れなかったから、いつになることやら…でしたが、2019年今年の“オハラ☆ブレイク19夏”に出演が決まり、これに行けば聴ける!とは思ったのですけど、冒頭でも記した通り芸術的な分野も多く自分ごときが行って、それらを堪能することができるのか?と、躊躇をさせる感じを勝手に抱いていました。
宮本浩次だけを求めて行くって、なかなかな奇行な気がしていました(笑)ところがそこになんと!私の背中を後押ししてくれる情報が!
佐野元春&HOBO KING BAND がオハラ☆ブレイクに出演するという情報でした。大義名分ができたような気がして、一度行ってみる好機だわ!くらいの勢いで気がつけばチケットを取り、行き方を調べ宿も抑えていました(笑)
まぁ、ところが8/9・10・11の3日間のうち、8/9の前夜に会場が猛烈な防風雨に見舞われて、設営に大打撃がおきてしまいました。8/9の初日はあえなく中止となってしまい、残りの2日間の開催を目指した復旧作業が行われたのでした。
まさかだけど、まさかでない自然の猛威です。
運営スタッフの皆さんの努力と尽力で10日・11日は無事に開催となりました。
会場の猪苗代湖までの交通手段はなかなかな距離。っていうか本数が少なく距離もある(笑)郡山まで出て在来線…乗り継ぎが上手くいかないとちょっと辛い旅になりそうでしたが、遠征で鍛えた動物的勘でわりとスムーズに移動できました。
慌てたせいで猪苗代の構内を撮り忘れ、シャトルバス乗り場へ向かう途中からの駅舎。
シャトルバスの車窓からもう会場近くもうまで来たかな?と、思った時にみえたのは小平潟天満宮の社殿でした。
そして、ようやく到着!と、言ってもまだお昼前でした♪福島県で湖の近くだからけっこう涼しいかな?と、想像してきたけど意外と暑くてビックリしました。
入り口でもらったウエルカムドリンク!オーガニックコーラですって🎶どんな味なのか楽しみです。
猪苗代湖が見えてきたところで…ちょっとわかりにくいかもですが…頑張って修正しましたよ!
オ ハ ラ ☆ ブ レ イ ク
と、オブジェで書かれていました!
森の中を散策しながら進みます。芸術家たちのワークショップが立ち並んでいまして、私もやってみたいなぁ…とか、思いつつも地ビール(ヴァイツェン)を飲みつつ、イワナの塩焼き(今朝、仕込みしたて!)を食し…地ビール(ピルスナー)をお代わりし、B-1グランプリ受賞の“なみえ焼きそば”を食す…あ、その前に仙台から出店していた「珈琲茶屋 闇」さんの水出しアイスコーヒーも頂いた♡どれもとても美味しかった!
そして、12:00からはじまった“ラブレイクステージ”でのライブ。
トップバッターは石崎ひゅーいvs尾崎裕哉のユニット“双発機”。尾崎裕哉のお父さんは尾崎豊。尾崎豊は佐野元春をインスパイヤ-していた。1987年阿蘇山の麓で行われた伝説の野外フェス「beatChild」に共に出演している。場所は違えど…時を経てその息子と同じ会場で音楽を奏でていた。1987年佐野元春31歳、尾崎豊21歳。2019年佐野元春63歳、尾崎裕哉30歳。ビール飲みながら裕哉さんの歌う「15の夜」を聴く…さすが、お父さんの声に似てる。ただ、違うのは尾崎豊が歌っていた時は素の心情のままで、裕哉さんのとは違うあたりまえだけどね。
そして、なんと次に出るはずだった田島貴男(ORIGINAL LOVE)が、交通渋滞に巻き込まれ会場に到着できない事案が発生。急遽、時間が大きく空いてしまった。お代わりの地ビールを飲みながら、猪苗代野外音楽堂から聴こえてくる“キーチビール&ザ・ホーリーティッツ”と、いうバンドの音楽に耳を傾けていたら…心地よさに寝てしまっていた。失礼と思われるかもしれないが、サウンドと歌声が心地よすぎたのです!
目が覚めても佐野元春までの時間はまだまだありました。でも、そこで私はステージがどんな感じなのか知りたくて、近くまで行ってみることにしたの。猪苗代湖を横目に見ながらの素敵なロケーションです。元春サイドのスタッフがセッティング作業をしていました。時間が繰り上がることはないだろうけど、とりあえず待機をはじめてみました。
遠くから“ブラフ団”のTOSHI-LOWさんの歌声が聞こえてきました。何やら一緒にやるはずだった内田勘太郎さんが急病で欠席になったとか(汗)今年のオハラ☆ブレイクはいろんな事件がおきました…。
そして、いよいよ…
サウンドチェックで元春以外のメンバーが出てきて、ちょろっと演奏するだけでうっとりだったのに、本番はラフなスタイルからドレスアップして登場!素敵すぎ🎶元春が登場するとその場所の空気感がまさにゴージャス!
気がつくと、それまでまったりシートの上でくつろいでいたオーディエンスは、いつの間にか立ち上がり、隙間という隙間に人が押し寄せていました。
盛り上がりました!陽気なおじ様達はご機嫌だし、元春の渾身の歌、ホーボーキングバンドの洗練されたサウンドがあの自然の中にうまく溶け込んで、オーディエンスはあの贅沢な空間を思いきり楽しんでいました。
あっというまに終演してメンバーがステージを降りて、元春が去る時にマイクをオーディエンス側に向けると“歓声”!元春の姿が見えなくなるとその後、自然発生的にアンコールの手拍子が始まった!本当に出てくるのではないか?というくらいの間だったけど、時間通り流れるのがフェス…ただ、きっとその場で聴いていた人の心に音楽の素晴らしさを刻めた時間だったことは間違いないです!
また、オハラ☆ブレイクに来てくれることがあったら私も行きたい!
そして、元春のオフィシャルレポにもあるように、出演後の元春の所に次に出る宮本浩次が挨拶をしに訪ね歓談したという…。どのくらいの時間、話したのかはわからないけれども宮本は律儀だから、デビューした頃は元春と同じレコード会社だったし、元春主催のフェス「THIS!」にも出演したから…当時はそんなに接点はなかったと思うけど、素通りはさすがにできないだろうし、ソロ活動を始めてからいろんなジャンルのいろんなステータス、キャリアのある人と接点を作っていきたいと思っているのだと思った。
そう思ったのには、宮本浩次のステージで語られたMCからも伝わるものでした。
つづく…