【音楽的に影響を受けた10枚のアルバム】というバトン③
チャレンジ6日目:佐野元春『THE CIRCLE』1993年11月
≪収録曲≫
1.欲望
2.トゥモロウ
3.レインガール
4.ウィークリー・ニュース
5.君を連れてゆく
6.新しいシャツ
7.彼女の隣人
8.ザ・サークル
9.エンジェル
10.君がいなければ
今日で6日目で折り返しました。
よく考えてみたらここまで、私の「人生に影響を与えたアルバム」っていうのが本当の表題だったと思います(笑)
自分の年譜と共に綴っているわけですが、忘れてしまったことが多い中でも聴いていた音楽を遡ることで、いろんなことを思い出させます。それってなかなか面白くて実に楽しい作業であります。
高校生の頃に聴いていたアルバムでは詩を書くことに目覚めました。元来、日記をつけたり文通することも好きだった私は、音楽を聴くことで創造するというよりは、作品に込められた真意なんかを考えるようになって、人の心の機微を探るようにもなった気がします。
私は1990年に結婚して今年の3月で30年になりました。
佐野元春の「THE CIRCLE」と出会った経緯は割とブルーな時で、結婚し長男が生まれて間もなくです。
このことは折に触れて何度もこうして書き残しているけど(笑)簡単にいうと育児疲れでしょうか。自分の存在意義について考えこむことが増えてきた時、自動車CMで流れてきた曲がこれでした。
新しい生活、新しい環境、新しい土地に身を置いて何年か過ぎた時、ふと「自分の存在価値」について考える自分がいたんです。
特に何か取り得があるわけでもなく、特に何かキャリアがあるわけでもなく、ここ以外の居場所なんてなくて、ただ、日々を誰かの為に無償で奉仕し続け自分の好むと好まざるに関わらず、契約に組み込まれた生活を繰り返しいていくだけなんだなぁと漠然と
考えていたんです。
「私は誰の為に生まれ 誰の為に生きる?」
楽しいときにはいつも
君がそばにいてくれる
哀しいときにはいつも君の
くちづけに舞い上げる
こんな風に歌えちゃうミュージシャンって!?佐野元春?名前は知ってる!中学生の時、クラスに何人か好きだと言ってる男子がいた!とか思い出しました。
ですが、当時テレビで佐野元春を見た記憶が全くなくて、このCMで走っているのがご本人なのかどうかもわからないほどでしたが、この曲のCDを探しまくった記憶です。
子供にとって楽しい時、哀しい時寄り添える母親でいたいと思えたし、何よりも歌詞が自分の姿を見透かされている感じがして、こんな素敵な曲を作る人にいつか会ってみたい。と、思うまでになっておりました(笑)
佐野元春は今年でデビュー40周年ですが、私はそのうちの28年くらいのファンですが、溢れる思いは常に…稲垣潤一以来、ライブに足しげく通っているアーティストです。
あ、ちなみにこの曲はシングルカットされておらず曲名もわからず、収録されているアルバムを探すのも…自分の勘に頼っておりました。今みたいにググったり質問箱なんてなかったからね(笑)