佐野元春 & THE HOBO KING BAND “Smoke & Blue 2022” 初日
9月12日(月)ビルボードライブ東京《第一部18:00~》
月曜からLIVEに行くという、なんとなく背徳心を感じなくもない贅沢な予定。
しかも、会場は六本木のBillboard Live 東京 !3年半ぶりに行われる、佐野元春 & THE HOBO KING BANDの“Smoke & Blue”2022です。
3年前というと・・・私、行ってるはずなんですが、このブログがまだエレカシ縛りの時期だったからか?行った日時以外、何も記録を残していないという失態💦
ただこちらはDVD化されております♪Twitterでは散々、つぶやいた記憶はあります(笑)FBにはDVDを観て思い出にふけっていました💦
写メは撮ってありましたね♪4月は桜が満開で、始まる前と公演の途中でカーテンが開いて、お花見しながらのLIVEでとても素敵でした。
そういえば今回の‘Smoke & Blue 2022’ではカーテンが開くことはなく、夜景は観ませんでした。
その3年半ぶりに行われたBillboardツアー‘Smoke & Blue 2022’の初日、1部(18:00開演)に行ってきました。
今回は3FのR指定席で堪能いたしました。8会場16公演あるのでもう一カ所行けばよかったと、少し後悔しております。
書きかけたまま3カ月も放置してしまいました・・・
しかし、3カ月もたっている感じもしない。白のスーツで登場して「わぉ!」と心で叫びました(笑)とてもスタイリッシュ❤
コヨーテバンドもいいけど、ホボキンもね♪っていう感じ。コヨーテは音に忠実なんだけど、こなれ感はない感じがする。
ホーボーキングバンドはこなれ度が最高なので、実はアドリブもちょいちょい入れてるんじゃないか?という遊び心をもった、大人の余裕を感じる演奏。
セットリストが迷える現代社会の大人達に、優しく諭してるような・・・気がしてます。「こんな世の中だけど、君たち大丈夫?」って励まされた感じがしたり、若い頃の自分と対峙してみたり・・・。
1曲目に『ハッピーエンド』って、もういきなり
いつも
いつもそばにいるよ
悲しまないで もう
傷つかないで もう
約束さ
いつも
いつもそばにいるよ
言葉だけじゃ伝えきれない
と、歌いかけてくるって!察してる・・・みたいな驚きからの、「いつもそばにいるよ」と約束した以上・・・『僕にできることは』みたいに自問自答してみたり、その答えは『夏草の誘い』の「これが君への想い、いつでも君のために闘うよ」って歌っちゃうなんて・・・!!私の脳内で巡ったのはこんな感じのストーリーです。
『地図のない旅』はアルバム『THE SUN』(2004)に収録されていますが、私は・・・というか、元春自身も1999年の『Stones and Eggs』以降『THE SUN』までは、Anniversary editionや再ミックスしたコンピレーション・アルバム、スポークン・ワーズしか出てなくて、佐野元春から一時離れていました。
あてのない旅をして
どこにたどり着いたんだ
さまよう君の魂 今日も
“君”とは元春のことなのかなぁ?とか思ったりした。そして、私も“あてのない旅”と言えばそうなりますが、生活に追われる日々だった気がします。
『THE SUN』がリリースされたことも、EP『星の下 路の上』が出たことも全く知らずに、『COYOTE』(2007)がリリースされたころ、SNSの佐野元春コミュニティーに参加して、元春熱が再燃したんです。
それでも、SNSという顔の見えないコミュニティーで、徐々に自分の心と折り合いがつかなくもなってくるわけで・・・『C'mon』の
この世界はときどき残酷すぎて
君を嘆かせてしまう
よくあることさ
まともでいることが
つらいときもあるだろう
そして、『ブルーの見解』に苛まれ、仮想空間の中で自分が試されてるような・・・『COME SHINING』って、まだ輝けるのだろうか?みたいなね。
この記事が滞ったのは、というかブログの更新もままならなくなったのは、2019年からWEBライティングの仕事も始めたからです。もともと、何かあればブログや日記をあげていて、下手ですが文章を書くのは好きで、何か活かしたいと思って、星の数ほどあるローカルなWEBサイトで記事を書き始めました。昼間はパートでデスクワーク、家にいる日と夜はライティングという感じです。
『月と専制君主』まぁ、夫や息子たちが眠ったあとに、没頭するんですよね。記事を書くために調べものとか・・・そうやって、好きな文章で少しばかりの収入を得る、それが私にとって輝きを取り戻したことにもつながりました。
『日曜の朝の憂鬱』はまさにリアル!今日しか休めない・・・と思った瞬間ブルー(笑)“心が凍てつく”っていうのは、今も時々あります・・・そう、この曲の歌詞のように。私は頻繁にあるかもしれなくて、信じては恐くなり疑うよりは離れようと、心を隠してしまう・・・親しくなればなるほど・・・。
そんな気の触れた世の中をすり抜けて、“Smoke & Blue 2022” にも出かけたのですが『観覧車の夜』は、今は音信不通になってしまった、元春を通じて知り合った人を思い出す曲で、この曲を聴くと「どうしているだろう?」と思うし、
思い描いていた未来と違ってたけど
信じたいものに沿って好きに行けばいい
この気持ちが届くといいな・・・って思っています。
【セットリスト】
- ハッピーエンド
- 僕にできることは
- 夏草の誘い (SEASON IN THE SUN)
- 地図のない旅
- C'mon
- ブルーの見解
- COME SHINING
- ルル(新曲)
※boogie-woogie & Blues - 月と先制君主
- 日曜の朝の憂鬱 (SUNDAY MORNING BLUE)
- 観覧車の夜
- 7日じゃたりない
- Doctor
- トーキョー・シック
- 最新マシンを手にした子供達
『7日じゃたりない』『Doctor』はアルバム『THE BARN』(1997)の収録曲ですね。会いたい人がいても、会えなくなってしまう寂しさ・・・、その時もっと話を聞いてあげていれば・・・、個人的なメッセージを感じる曲です。私からしたら佐野元春が主治医みたいな存在なんだけどね。
『トーキョー・シック』は雪村いづみさんとの生デュエットを聴けたのが、2012年の“Smoke & Blue”でした。本当に貴重な機会に恵まれました。3年前の“Smoke & Blue”で元春は東京オリンピックのテーマソングにおすすめって言ってたな(笑)
『最新マシンを手にした子供達』・・・子供たちはいつでも「It's gonna be alright」なんだけど、最新マシンを手にした大人達は・・・あまり大丈夫じゃないし、「It's gonna be alright」って言いにくい(笑)日々、いろいろ感じて学ぶことは必要だよ、気取り続けるためには♬
セットリストをみて歌詞を読み返しながら、私の中に広がったお話はこんな感じです。時間が経つとジワジワきますね。あのブルージーな大人の世界で自分の人生を遡ってみる・・・というね。
2023年に思いを馳せて・・・
おそらく来年も “Smoke & Blue Billboard Live”は行われると思うのですが、ソロ・アルバム的な要素のある『或る秋の日』(2019)のLIVEって、実現してないですよね?
Billboardでやることはないかしら?(この記事を書いているのは12月23日)先日、これまた3年ぶりとなった、恵比寿ガーデンホールでのロッキンクリスマスで、収録曲『私の人生』が披露されたので、LIVEでの再現も可能ってことがわかりましたし、これは2023年の秋・・・あるかもしれない♪と、期待と希望を込めた予想をしました。
『もう憎しみはない』も再現できないかなぁ?デュエット曲だけどLIVEで聴いてみたい。
特別お題「わたしの2022年・2023年にやりたいこと」