また、あした…

私が好きな音楽のことを綴るブログ

【宮本三十三景其の⑥】「二重橋」

 

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2012年11月24日 13:12の日記

久しぶりに 手をひいて
親子で歩ける うれしさに
小さい頃が 浮かんできますよ
おっ母さん ここがここが二重橋
記念の写真を とりましょうね
やさしかった 兄さんが
田舎の話を 聞きたいと
桜の下で さぞかし待つだろ
おっ母さん あれがあれが九段坂
逢ったら泣くでしょ 兄さんも
さあさ着いた 着きました
達者で永生き するように
お参りしましょよ 観音様です
おっ母さん ここがここが浅草よ
お祭りみたいに にぎやかね

二重橋
両親のアルバムを見ても、祖父母や叔父叔母が上京してきた時の写真に必ず、二重橋靖国神社などのところで記念写真を撮っている。

冒頭の歌詞をご存知でしょうか?島倉千代子さんが歌う 『東京だよ、おっかさん』です。昭和32年(1957)4月、コロムビアからレコードが発売されました。

この曲がヒットした頃、私はまだ生まれていないけど二重橋と聞いてまず、この歌が浮かぶのです。

思い浮かんでしまったので、『東京だよ、おっかさん』をググってみたら、この曲は1〜3番まであるのに、国営放送などでは2番は歌われないそうです(今もそうなのかは不明ですが)。

歌詞から靖国神社へ行くと戦死した兄を思い出しますね。といった内容だと読んでとれます。『靖国』に関連するものは避けざるを得ない感じなのでしょう。

そして、 二重橋についてもいろいろ調べている中、この二重橋の右手奥手に「伏見櫓」がありますが、かつてはこの櫓が天皇を「遥拝」する対象となっていたという。終戦を告げる昭和天皇の言葉を聞いて、この二重橋広場に多くの国民が訪れ涙するシーンを記録映像でよく見ますが、単純に皇居に天皇がいるから・・・ということではなく、この伏見櫓に向かってだったのかもしれない。

曲が発売された昭和32年って戦後12年で、まだまだ戦争の傷跡も色濃く残っていたのでしょうし、老いた親を単純に東京見物に連れて行く子の姿・・・ではないのですね。でも、3番で浅草寺に行って長寿を祈る子の思いが歌われていて、明るい気持ちにしてくれます。

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二重橋』って私が撮影したこの写真がよく紹介されていて、二重のアーチ型の橋だからそう呼ばれていると思われてる人も多いのではないかな? 私もはじめはそう思っていました。

実はこのアーチ状の橋の向こうにもう一つ橋があって、手前の橋は石で造られた「正門石橋」で、その奥に鉄で作られた「正門鉄橋」という2つの橋があります。

二重橋」とは本来は奥にある正門鉄橋の呼称であるそうです。

Wikipediaより》

奥の鉄橋は、江戸城の西丸下乗橋のあった位置で、木造橋時代に橋桁が上下二段に架けられていた。そこから、「二重橋」と呼ばれるようになった。

現在の鉄橋は昭和39年(1964年)に架け替えられたもので、橋桁は二重ではない。手前の石橋は江戸城の西丸大手橋があった位置で、現在の石橋は明治20年(1887年)の建造である。二重アーチ構造であることから、「この石橋が二重橋である」との誤認が多い。 さらに「手前の石橋と奥の鉄橋が同じ濠に2つ重なって架かる橋だから二重橋」というのは正確な解釈ではない。

詳細は「二重橋 - Wikipedia」

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 と、いうことらしいのです。

以下、オマケ記事。赤本の中で宮本浩次が紹介している皇居周辺の散歩コースです。

 

 2012年10月11日 10:56の日記

 

 半蔵門

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入口に交番があってゲートもだされています。携帯だとギリギリこんな感じで写しました(笑)
(この半蔵門近くにはTOKYO FMのスタジオもあるので、今も宮本浩次の身近な場所だと思います。)

江戸城跡石碑

途中、見落としそうになった「江戸城跡」の小さな石碑がありました。ここにだけなのか?他にもあるのか?結構、地味に置いてあったのに驚きました。
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皇居の石垣と生い茂る木の緑、空は綺麗な秋空と飛行機雲・・・最高の散歩日和。

(江戸時代そのままの濠、鉢巻石垣と芝生を張った土塁…) 

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桜田門

整備工事中(2012年当時)で雑多な感じが残念でありますが・・・『桜田門外ノ変』で有名な桜田門ですね。近くには警視庁、国会議事堂もあります。

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この門を通り抜けると・・・皇居前広場へと出られます。

(“正門石橋”の撮影ポイント)

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