また、あした…

私が好きな音楽のことを綴るブログ

宮本浩次 Birthday Concert 2023「my room」@ ぴあアリーナMM

宮本浩次にとってBirthday Liveとは?

過去の彼はエレカシのツアー中、公演日が誕生日と重なったり、近い日だったりするとファンから「おめでとう!」と言われても、スルーするような(たんに照れてか?)タイプで、他のアーティストがBirthday Liveとかをするのを毛嫌いしていると思っていた(勝手な想像)。

しかし、彼は2019年の誕生日から「Birthday live」を始めました。初めてはliquidroom、次の年は新型コロナの影響で“仕事場”から配信という形式、2021年は有明ガーデンシアター”、2022年は“代々木国立競技場”そして、今年は“ぴあアリーナMM”です。

エレカシデビュー30周年行脚が終わって、ソロ活動を意識したから始めたのかもしれませんね。ソロライブとはどんな感じか・・・?みたいに。

私は2021年のソロ活中のBirthday Concert宮本浩次 縦横無尽」に行き、去年は行かずに今年を迎えました。

ソロ活動に目途をつけてのBirthday Concert・・・恒例化させたこの企画ですけど、今年はどうするのかと思ったら、弾き語り中心の“完全独演会”と知り、これに行かずしてどうするのか!?と鼻息も荒くポチッとエントリーし、なんとか行けることと相成りました。

どうしてもエレカシの曲を他のバンドでやることに嫌悪があったので、私の望む本当のソロ活ともいうべきスタイルのコンサートを体感できるわけです。

liquidroomと仕事場のLIVEもそうだと言えばそうですが、ソロアルバム2枚、カバーアルバム2枚出してからの独演ですから、その内容に興味を持たないわけがないのです。

1966年生まれふたご座

私は宮本浩次とどうでもいいこんな共通点がある。

Birthday Concertの告知をインスタでするようになり、2020年の時はこんな感じでしたが・・・この日、私の誕生日でした(笑)

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去年は1週間前にインスタでリハの様子を伝えていましたね。

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そして、今年は私の誕生日の次の日に告知。ほんとどうでもいいんですけど(笑)このメガネが私の眼鏡に似ていたので、なんだか懐かしく思いあげてみました。

なぜ懐かしいのかというと2009年頃に宮本がかけていた、黒縁の眼鏡がとてもかっこよくて真似したくて、某チェーン店で作ったメガネだからです。

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そして、今も使っておりますし、映画を観に行くときLIVEの時はこの眼鏡で、もちろんこの日も。私の古い相棒。

2009年頃は宮本浩次のBirthdayをエレ友たちと祝ってたりして、浮かれていました(正直に吐きますw)。誕生日プレゼントも贈ったりしていたのを思い出します。

このブログを綴るにあたり宮本のインスタを遡って見ていたら、また懐かしいことを思い出しました(今日、気がついたw)。

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誕生日プレゼントにA4サイズの「宮本用箋」を作って贈ったことがあります(笑)2010年の時だったと記憶するので、これがそれだとは言いませんけどね。文豪に憧れがあった宮本に専用箋を贈るのはいいアイデアだと勝手に浮かれていました(笑)

左隅にたぶん「宮本用箋」って印刷が入っている物と思います。

今はあの頃のような情熱は薄れていますけど、私と同じ年の同じ時期に生まれたので、自然と親近感はありますし自分の誕生日が近づくと、宮本の誕生日も思い出すわけで互いに健康で長生きしていれば、こうしてコンサートに行くことで、ことさらに元気を確認できるなーて思っています。

“独演会”の感想

2023.6.12
2023/06/12(月) 宮本浩次 Birthday Concert 「my room」 セットリスト

01.通りを越え行く 🈠
02.部屋
03.解き放て、我らが新時代
04.孤独な旅人
05.きみに会いたい -Dance with you-
06.悲しみの果て
07.やさしさ
08.翳りゆく部屋
09.二人でお酒を
10.夜明けのうた
11.OH YEAH!(ココロに花を)
12.冬の花
13.First Love
14.こうして部屋で寝転んでるとまるで死ぬのを待ってるみたい
15.赤い薔薇
16.この道の先で
17.月夜の散歩
18.獣ゆく細道
19.恋におちて -Fall in love-
20.rain -愛だけを信じて-
21.君がここにいる 🈠
22.sha・la・la・la
23.passion
24.昇る太陽
25.ハレルヤ

(アンコール)
26.涙
27.冬の夜
28.P.S. I love you

エレカシクレジットの曲で初聴きだったのが「通りを越え行く」と「君がここにいる」で「冬の夜」もフルで聴くのは初めてです。

「冬の夜」は2009年の大阪城野外音楽堂での“太陽と月の往来”という対バンライブでやりましたが、冒頭部分だけ思いつきでやった感じのやつです。

yumcha-elekashi.hatenadiary.com

これが私のエレカシ初遠征だったのでかなりまた、懐かしい思いに浸っております…。次男がまだ6歳で一緒に連れて行きました(長男もいたので親子3人)。次男は宮本をカッコイイ!好きだと言ってくれあげくに「なんで、ミヤジと結婚しなかったの?ミヤジがお父さんならいいのに」と言うこともあった(笑)

今となっては笑い話だけど、私もとんだ毒母だったなと反省してる(嘘)。だって、折に触れて一緒にエレカシのライブに連れて行ったけど、彼は親の影響では染まっていないから。モノクロが好きっていうのはあるけど(笑)

今年のBirthday Concertのことを書くだけで、昔のいろんなことを思い出させてくれる・・・それがまた積み重ねてきた証でもあるよね。

『my room』っていう題に沿った選曲であるようで、大切な人とそこで祝いたいという気持ちもこもったセトリともとれますね。

そして、愛おしい人に向けた会いたい思いみたいなものも感じました。生んでくれたお母さんのことを思ったのかな?歌詞に「会いたい」とある曲が何曲かありましたね。「きみに会いたい -Dance with you-」「こうして部屋で寝転んでるとまるで死ぬのを待ってるみたい」「この道の先で」*1この3曲の歌詞に「君に会いたい」が入っています。

フェスで「お母さーん!」って叫んだという噂も聞いたし…。

2021年のときのセトリともかぶっているのもありますが、弾き語りバージョンにしただけで全く別物の良さがありました。

エレカシでの楽曲はそもそも弾き語り向きだし、聴くとグッとさせるパワーがあります。「部屋」とか「孤独な旅人」「やさしさ」「月夜の散歩」「涙」他・・・名曲揃いです。

その中でも特にこの曲が弾き語りで良いと思ったのが、提供曲の「きみに会いたい -Dance with you-」とfeat曲「獣ゆく細道」です。スパニッシュな感じのアレンジが滅茶苦茶かっこよくてこれは新発見だと感じました。

カバー曲の選曲もよかったです。「二人でお酒を」では梓みちよがあぐらかいて、指を鳴らすふりをして左右に揺れながら歌う姿が浮かび、同じように左右にスウイングしながら聴きました。お客さんの手拍子を強制終了してましたが(笑)しっとり聴く曲であることには間違いない。

youtu.be

「First Love」と「恋におちて -Fall in love-」は英語歌詞もあるので、これを弾き語りで歌う挑戦はすばらしいと思ったし、歌唱自体がとても素晴らしかった。

カバーアルバム持ってないし聴いていないけど💦むしろ、これは弾き語りバージョンの方が素敵なのではないか?と、思ってしまったので…過去曲のセルフカバーを弾き語りでやったり、カバー曲を弾き語りでやって…セルフカバーアルバム出すかも…と予想しておきます(笑)

終盤のソロ曲「sha・la・la・la」、「passion」、「昇る太陽」、「ハレルヤ」打ち込みを使ったのでオリジナルキーが高く、やっぱ苦しそうでしたね。周囲のお客さんはここら辺から総立ち状態でしたが、私は釣られず座ったままでした(笑)

まとめ・・・真のソロを聴いた!

2023.6.12終演後

とまぁ、ソロアルバム、カバーアルバムを出してからの“単独公演”は、実り多きLIVEだったと感じました。アレンジも演出もソロ活動で培ったものだと伝わったし、歌唱がなんといっても見事でした。

まさに宮本節!・・・というのは卒業し、「聴かせるんだ!」という真の意味を彼なりに会得したのだと感じたくらいです。

今後もエレファントカシマシの活動も楽しみだし、宮本浩次のソロにも期待が高まります!

 

*1:エレファントカシマシDB」さん調べ