3月11日(土)神奈川・横浜アリーナ公演
エレファントカシマシ、通称エレカシがデビュー35年を迎えました。
エレカシがデビュー30周年で47都道府県ツアーをして、さいたまスーパーアリーナでFinalを行ったのが2018年3月でしたので、ほんとあれから5年経っていたんだと実感。
そして、アルバム『Wake Up !』の発売、野音、レコ発Tourときて、秋に椎名林檎さんと東京スカパラダイスオーケストラから、fateされての楽曲参加があり、「おや?ソロ?」と思っていたら、暮れに“ソロプロジェクト”が発表され・・・エレカシ界隈はざわつきました。
yumcha-elekashi.hatenadiary.com
4年ばかりエレファントカシマシとしての活動はほゞなくなり、このブログも『ほゞエレカシ』縛りでやっていたのですが、ブログ名を変え、他の好きなアーティストのことも記録する物としてきました。
しかし、あの忌まわしい新型コロナがすぐさま、私の推し活を阻みました…。アーティストが活動できなくなり、推しのいる人皆がLIVEに行かれなくなって…“生きる糧”のような存在と行動がなくなり、ブログの更新もほとんどしなくなっていました。
ソロ宮本浩次としてもコロナでだいぶ方向転換させられたのかもしれませんが、私自身は宮本のソロにあまり心を動かされていなかったので、この辺はいい塩梅だったかも(笑)
音楽は即効性のあるエナジードリンクのようだと思っているのですが、自分の年齢も重なりますが、いろいろ一気に加速してクールダウンしました。
あたりまえだと思っていたことが、こうして制限されてしまい、あたりまえじゃなくなったので、行動制限が無くなった今もまだ、どこか警戒している自分がいますし、正直「やったー!!」とハチャメチャ喜んでいるわけでもない。
それでもですね、エレファントカシマシが35周年の記念ライブをアリーナツアーで行うと知った時は・・・「大丈夫か…?」と思いました(笑)いやいや、すごく嬉しかったですし、行くことは決めてました。
やっと、エレファントカシマシのメンバーのパフォーマンスが観れるのか!うぉぉぉーーー!!とはなりましたが、「でも、大丈夫?」っていう(笑)
単純に宮本がソロで掴んだ自信が、エレカシの35周年記念の企画に反映したんだと思う。そして、各会場が歓喜と感動に溢れた熱いLIVEだった。
私は初日の神奈川・横浜アリーナ(3/11)と東京・有明アリーナ3日目(3/21)に行きました。
去年、野音に行っているのでエレファントカシマシのLIVEは、半年ぶりではあるんですけど、大きな会場で多くのファンに祝福される彼ら・・・“THE 凱旋!”みたいな風格がありました。
横浜アリーナは1人で行きました。初日なのでドキドキするかと思いつつ、なんかそういう感じもしなくなってました(笑)
なんでなんだろうなぁ、冷めてるわけじゃなくソロから、スムーズにスライドしてきたなという、まだ、熱いうちに行われるLIVEだし、武者修行から戻った宮本に対し、なんの心配もなく、今まで以上の何かを聴ける予感しかなかったからかもしれない…ある種の予想ができていたからなんだと思う。
ところが登場で…「わっ!白いフード付きコート!」ってちょっとちょっと!ってなり、なによカッコイイじゃないって思った(笑)
3月21日(火・祝)東京・有明アリーナ公演
有明アリーナは2人の息子と一緒に行きました。2人とも白いフードのコート着て出てきた宮本に「え?どうした?」ってなったらしい(笑)
エレカシのライブも久しぶりですが、親子3人で行くのも埼玉スーパーアリーナ以来でした。次男はまだ、身長も私より少し高いくらいだったのに、5年で随分伸びました。
次男に関しては席が遠くて見えないっていうのはあったけど、人の頭で見えないというのは解消されたようです。こんなところにも時の長さを感じます(笑)
私は身長も縮む一方ですよ(涙)でも、3時間立ちっぱなしでも大丈夫だった!立ち仕事に変えて鍛えておいた甲斐がありました。
ライブの感想
肝心のライブの感想ですが、いやはや宮本浩次の声はかなりいい感じでした。野音の時にもエレファントカシマシの真骨頂に磨きがかかったと思いましたが、この周年LIVEはストリングスを加えてのヴァージョンで、進化した姿を魅せてくれたと思いました。
yumcha-elekashi.hatenadiary.com
感傷的になったファンも多かったと思うのですが、メンバーは何してたか分からないけど、宮本のソロ活は見てきたし、宮本の求めていることとかは理解し、でも、宮本本来の良さを出せるのは自分達・・・そんなことは思ったんではないか?と、想像したりしています。
ソロ前ではよくあった“パフォーマンスのムラ”は、その時まではまだエレカシの“らしさ”で収まっていたけれども、あのままでいっていたら、バンドとして危機があっただろうと思っていました。
だからこそソロ活があったことに意味があるし、35年以上のキャリアがあるバンドとして、ちゃんとした形にしたかった、それができたと証明したのが35周年アリーナツアーだったと思う。
宮本の声がね…イイ感じに最後まで保たれてて本当に素晴らしいと思ったよ。17曲目に『RAINBOW』で、『悪魔メフィスト』っていうのはチャレンジャーだわねぇ…。悪魔メフィストの方にもう少し改善の余地ありって気もしたけど(ハイ、偉そうにすみません)。
『悪魔メフィスト』の時の映像演出がめちゃくちゃかっこよかった!
≪セットリスト≫
- 第一部
01.Sky is blue
02.ドビッシャー男
03.悲しみの果て
04.デーデ
05.星の砂
06.珍奇男
07.昔の侍
08.奴隷天国
- 第二部
09.新しい季節へキミと
10.旅
11.彼女は買い物の帰り道
12.リッスントゥザミュージック
13.風に吹かれて
14.翳りゆく部屋
15.ハナウタ~遠い昔からの物語~
16.今宵の月のように
17.RAINBOW
18.朝
19.悪魔メフィスト
- 第三部
20.風と共に
21.桜の花、舞い上がる道を
22.笑顔の未来へ
23.so many people
24.ズレてる方がいい
25.俺たちの明日
26.yes.I.do
27.ファイティングマン
- アンコール
待つ男
名古屋以降の公演に曲の追加や変更があったかもですが、横浜と有明のセトリは同じでした。
長男は『風と共に』が発表されたころ、なにか辛いことがあったらしく、だいぶこの曲で励まされ、涙したと言っていてこの日にこれが聴けて、涙腺崩壊したと言ってました。
私は『彼女が買い物の帰り道』ですね…これが何といっても、マイベストSONGです。チケット取れずに行けなかったLIVEでは、近年もやっていましたが、私的には数年ぶりだったので、まさかこの曲聴けるとは思っておらず、嬉しい気持ちになりました。
まだ、私がウザファンだったころにこの曲がカップリングで発表され、歌詞に自分を重ねて、萌えキュンしてたんですよね…(恥)
あの頃、自分的にはいろんな良き思い出がたくさんあります。そんなことを諸々思い出しました。
今後は・・・?
春フェス、夏フェスで「ただいまぁ~~~」って参戦LIVEやって、アルバムのレコーディングしながら、秋に野音やって、冬にニューアルバム出して、年末のフェスに出て来春以降にレコ発Tour・・・こんな感じでいかがでしょうか?(笑)