【宮本三十三景其の㉒】「根津神社」
2012年12月19日 14:57の日記
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私の住む街にも沢山の寺院神社があります。
と、いうか江戸城(皇居)を中心とした墨田区・台東区・文京区のこの辺りが『鬼門』に位置していたためです。家康は“陰陽道”を用いた街づくりをしていたので、その名残と言ってよいでしょう。
浅草の「浅草寺」、上野の「寛永寺」が鬼門守護の役割をはたしていた寺院です。
ちなみに『裏鬼門』というのもあって、裏鬼門の鬼門守護寺院は港区の「増上寺」です。
※表参道口
さて、この「根津神社」も徳川家に縁の深い神社であるようです。
“東京十社”の一つとしてもあげられてます。
東京十社とは、明治の初めに、東京の鎮護と万民の安泰を祈る神社として、明治天皇が10社定めたといいます(明治3年には廃止)。
根津神社の主祭神は「須佐之男(スサノオウ)」です。
日本神話にも登場するけっこう有名な神様。このスサノオウは海原を治めるように命ぜられたが、それを断り母、伊邪那美(いざなみ)のいるところに行きたい。と、駄々をこね追放されたという子供っぽい面もありながら、八岐の大蛇を退治するという英雄的な神話も残っている。神名の「スサ」は、荒れすさぶの意として嵐の神、暴風雨の神とする説があるようです。あぁ・・・よく、「荒んだ心」っていうねそう言えば!
なんだか宮本浩次もこの須佐之男っぽいところがありませんか?20代半ばまで実家で暮らして、母親の愛に育まれながらその母に辛くあたり散らしたり・・・それが原因で父親からは何度か殴られたこともあったって・・・
若い頃の宮本の命には「スサ」の部分がたくさんあったよね。
そして、この根津神社には「乙女稲荷」という神社も併設されています。
ここに祀られている祭神が宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)という神様。実はこの神様は須佐之男命(スサノオウ)の娘なのです。
と、いろいろ調べていると面白いことがたくさんわかるわけですが、この根津神社の周辺には明治の文豪たちの住居跡も多く、根津神社の境内にも散策に訪れていたようです。
これは「文豪の石」。この石に夏目漱石や森鴎外が腰掛け物思いにふけっていたのでは?と、言われてるようです。
以前、「見果てぬ夢」だったと思うのですが…そのMVのロケ地がこの根津神社で若かりし宮本浩次がこの石に座っているシーンがあったと思うのですが、その動画は今は削除されたか?簡単には見つけられないようになったかして、確認ができません。
▼参考資料▼