また、あした…

私が好きな音楽のことを綴るブログ

単純に時系列で探ってみたけど、結果一つ一つが予言された布石のように思える名曲

Mellow & Shout …最後の1曲「あなたへ」と予想しましたが、見事に大外れ(笑)ズレてる方がいいんだよね?

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この曲は好きだし入れ欲しいリストにも入れたけど、まさか!だったなぁ(笑)
NEWアルバムが出るという前提でこの曲はそちらに入ると思った。次のアルバムも少し時間かけて納得いったときにお披露目という形になるのかな?私はそれでいいと思う。

ミヤジにはもっと試してほしい事、やってほしい事がある。彼が好むと好まざるに関係なく、一つの経験としてしてほしいこと。

例えば

  • Coversアルバム
  • SelfCoverアルバム
  • アコースティックアルバム
  • ピアノ曲アルバム

こういうのは嫌がるファンの方も多いと思うのだけど、NHKのCoversって番組でToshilowさんに

「宮本先輩」って言われてて、立場的にもっといろいろやっていただいてもいいのではないかな?って…後輩たちはエレカシの楽曲をCoverしてアルバムにしてくれたりしてる。そこには敬意が込められているわけだから、ミヤジにも敬意するアーティストがいるのだから、それをアルバムにしても良いのではないかと…。

それから、SelfCoverについてはやりたくないというアーティストもいるのだけど…佐野元春とか(笑)でも、結果的には出しました。SelfCoverアルバムを…でも、ただオリジナルを忠実に再現したわけではなく、今の自分、今率いてるバンドでどんな音がだせるのか?そういったアレンジが施されていて、既出の作品も全く別物になっていた。そこが新鮮で素晴らしかったから…。

たぶん、エレファントカシマシをデビュー当時のままホルマリン漬けの標本のように、愛でたい崇めたい人は多くいるだろうけど、表現者としての挑戦を私はこれからもしてほしいと思う。

MASTERPEAS TOURで、ピアノを弾きながら歌うミヤジの姿を誰が想像しただろう?私はものすごく感動したし、嬉しかったな…。その前の悪魔のささやきでは宅録で全楽器宮本っていう曲「九月の雨」も嬉しかったし。ZEPP TOURで石くんがエレキを弓で弾くなんて!!凄いアイデアだ!って感動したし…。

もっともっと、ファンを驚かせてほしい。

さあ、行こうぜ!どでかい明日へ!最後にこの曲をもって来たのはわざと外しつつ、計算だったと思いたい。

 

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わざとはずしてるんだよ…それでも、一本筋が通ってる名曲

ユニバーサルミュージックに移籍し、映画のために書き下ろした曲が2曲ありますね。

初めての映画タイアップ曲は『相棒シリーズ 鑑識・米沢守の事件簿』の「絆-きづな-」そして、『のぼうの城』で「ズレてる方がいい」ですね!

今日のLyric Speaker は「ズレてる方がいい」でした。Disc 1 は Mellow & Shout っつうことで、ざっくりですがMellowは『叙情的』Shoutは『叫び』という事らしい。Mellowという響きで何となくバラード調なイメージがしてしまったけど、「ズレてる方がいい」は叙情的な詞をシャウトして歌っている。ってことで選んだのかな?

それにしてもこの曲で感動したのはMVのメイキングです。

犬童一心樋口真嗣両監督によるMusic Video。映画のロケ地で行われた撮影。そこで土塁の上でメンバーと一緒にセッションしてるシーンがあるんだけど、それを撮ってる時の監督が言った一言がしびれました!

「やっぱりすごいよ…神がかってるよ…」

youtubeにはそこまで出ていないけど、初回盤の特典にあるので是非購入して観てほしい。二人の監督にものすごく感謝していて、仕上がりも本当に映画のワンシーンみたいで、とてもカッコいいです。

 

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この撮影はライジングサンの大トリを終え、そのまま苫小牧のロケ地にて撮影されたようです。2012年8月…そして、このあと10月に衝撃のニュースが…宮本浩次の左耳の病気(外リンパ瘻)により無期限の活動休止。10月31日に発売が控えていた「ズレてる方がいい」はこの年の野音(大阪・日比谷)で披露されるはずだったでしょう。

大阪野外音楽堂の公演は中止となり、日比谷だけは「どうか俺を野音で少しだけ歌わせてくれ」という宮本の強い希望で数曲歌った。

セトリ

1 夢のちまた
2 悲しみの果て
3 約束
4 リッスントゥザミュージック
5 月の夜
6 うつらうつら
7 見果てぬ夢
8 涙を流す男
9 花男
10 俺たちの明日
11 笑顔の未来へ
12 ズレてる方がいい

この時の野音に私は大切な友達と一緒に行きました。10曲まではアコギで弾き語り。10、11曲目で蔦谷さんとミッキーが合流。ズレてるでメンバーが登場し歌いきって退場…その後、休止。辛かったけど、必ずこのステージに戻ってくる確信はあったので、悲しくはなかった。

そして、1年越しの野音でこの「ズレてる方がいい」が、正式に披露された。
1年ズレて…復活の野音にて本当に「ズレてるほうがいい」です。とても感動的でした。

それをうけてのっ!Twitter

 

明日は…復帰作「あなたへ」かな?とか思ってる。これはミヤジにとっても特別な曲ではないかな…推敲に推敲を重ねていたらしいから…

あと、もう一つ、今日がズレてるでしょ?MV撮って帰って来たころに耳の不調があったんだよね…そして…。だから、明日は「あなたへ」だと思う。そうあってほしい。

 

彩、色とりどりで一つとして同じ季節はない…変化を続けるエレカシのSEASONにいつでも連れて行ってほしい。

2008年10月28日に初めて買ったシングルがこれです。このシングルの初回特典に日比谷野音の映像が入っておりました。まだ、日比谷野音LIVEのなんたるかをよくわからない時でした。でも、その特別感はファンに返り咲いたばかりの私でもよくわかるほど気迫に満ちていて、2009年の野音には絶対に行く!と、決めたのです。

まさに!私にとっての『新しい季節へキミと』です。

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人は変わることに異常なほど拒絶をしてしまうけど、多かれ少なかれ人は変わる。時代も変化する。でも、大切なものは変わらない。

 連れて行ってほしくなければそのままでいい。でも、私は何処までも見届けたいと思う。無条件になんでもOKっていうわけではないけど、否定する気持ちは全くない。

ドビッシャー男を聴いて、メチャメチャ男臭くて時代錯誤も甚だしい。って思ったし。
デーデとかバブル最高潮の時に出して売れるわけがない。と思った。

そんな、真逆のことをやっていたのにそれをものりこえてきたバンドだし、ミヤジは一部の理解者を求めていたわけじゃなく、心から万民に受け入れられると思って信じて曲を作って来たんだから、この先もエレカシの描く新しい世界にくっついていくしかないと思ってる。

だからと言って自分の好みを封印して盲目になるつもりはないよ(笑)いろんな解釈があっていいしいろんな角度で見守るってこと。

Mellow & Shout の15曲もあと残り2曲となりました…。

 

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輪廻しながら摂理にもまれ、古からの心の美しさを空想させる名曲

花とは季節を彩るだけでなく…生活の中にさりげなく彩を添えたり、桜や梅、桃などの木々ならば自分が生まれるより遥か昔から、人々の営みも見つめ続けてきた証人ともいえるかもしれない。

気候や天候、時代の流れにも左右され時々で鮮やかさを失ったり、踏みつけられた時もあっただろう。土地が痩せ何年も咲かない時もあったでしょうし…砂漠のような乾燥した土地でさえ咲かせる花もある。

自然の摂理にも立ち向かっている時もあって、環境を選ばず適応して子孫を残している植物もいる。例えばコンクリートの隙間からも生えてる名も知らぬ花…。

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いくら自分に確固たる信念、貫いてる生き様があったとしても…時として話を飲み込んだり、帳尻を合わせたり…なんだかちがうんだけど…なんて、思いながらも笑ってないとはぐれたりとか…そんなのがあって、処世術を受け入れなければならない敗北感…諸々あるのが人生だし、人生の大半が厳しさで終わるんだよね。

そんな中、年に何回かあるキラッと輝く自分をみつけたり、楽しい時を過ごしたり新しい出会いがあったり、知らなかったことを知った時があったり…そんなことが花のような彩なのだと思う。

生き方は「桜梅桃李」*1でいいと思う。

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こうして365日の音を集めて
「これはオレからの贈り物だよ」っていえたら
一瞬でつながるこのときめきの思いは
ふたりの時行き交うメッセージ

ミヤジの人生の“音”が1曲1曲の調べになって私たちに届いているんだなって…いつも、届けの思いで歌っているって「贈り物」なんだね。

その贈り物をいただいてばかりなのもなんなので、必ず感想は送るようにしてますしこうしてブログに残したりもしてます。本人の目に届いているかどうかは関係なく、やっぱり伝えたい思いは私にもあるので…それが、ミヤジへの彩になってもらえたらいいなと願いながら…。

*1:桜梅桃李(おうばいとうり)とは、桜、梅、桃、李(すもも)のこと。転じて、それぞれが独自の花を咲かせること。自分は自分らしくということ。

生命と人生を桜の花が昇華する姿で伝えた名曲

ミヤジは「桜」よりも「梅」花の方を好む。と、何かで読んだ気がする。
桜は多くの人に親しまれているが、自分は殊更に好きというわけでもない。と、インタビュー*1でも語ってる。

35歳の頃の話しによれば花見をしたことがない。と、厳密に言えばあるともいえるが後味の悪い話しか思い出せず、心が苦しいという(笑)

「桜(草木)」には人の人生観などを重ねてみることができるし、再び咲き誇るための生命力を強く感じることができると…。

万民はその桜が咲くとその生命力にひきつけられるように、桜の花の下に集まってくる。その事象がモチーフになり、前に前に進んで行こうというポジティブな曲がかけて嬉しかった…と語ってました。

12月3日に紹介されたLyric Speakerの曲『桜の花、舞い上がる道を』

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私がこの曲で思い出深いのは、2009年4月に行われた“桜の花舞い上がる武道館”コンサート。私が初めて行ったエレファントカシマシの単独LIVEです。

4月11日に行われて桜ももう散りきってしまうかな?と、思いましたがかろうじてお堀の周りの桜も残っていて、ほんとに桜の花が舞い上がった日のコンサート。

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この頃はまだ徒歩で会場入りしていたのよね。ドキュメンタリーの為にそういう撮りかたをしたのかもですが、地下鉄の九段下から武道館に向かう坂道を上って行くミヤジ。その姿に象徴するようにエレファントカシマシの人気も上昇していきます。

武道館にはいろんな思いがあるでしょう。

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日本武道館3000席”


エレファントカシマシ日本武道館3,000席1/2

当時、私は長男を妊娠中。出産を2ヶ月後に控えてました(笑)
これを見るたびに泣けてくる。その後も集客が出来ず席に暗幕がかかるという経験もして、2009年の桜の花、舞い上がる武道館は8年ぶりの武道館公演とのことだった。
武道館に対してトラウマになってる部分もあったらしく、前日は悪夢を見るくらいに緊張したとか…。それを思うと本当に感慨深いものがありました。

来年の春には初の大阪城ホールでのLIVE“30周年記念LIVE”!! 桜にはちょっと早い気もするけど、桜前線の北上にそってLIVEなんぞをしてくれたら、本当に良いツアーになると思うんだけど…。

いかがでしょうか!?
フェイスミュージックエンタテインメント様!そのような朗報を期待します!

 

 

*1:桜はみんな大好きでさ。僕は好きじゃないよ、別に、殊更には。でも桜っていうテーマがあってその人生、前向きに生きていくっていうことを高らかに歌うことができたのが僕にとっては素敵なことだったんです。

聴くと思い出す恋…辛かった別れほど鮮明なのだから、聴きたくない名曲

人生に一度の恋愛に破れて私も2年後には結婚をしました。

そのせいか付き合ったその人とのことは、鮮明に覚えているのです。思い出はセピア色なんかじゃない…まったくもってその通り。あの辛かった別れでさえ美しい。でも、できれば思い出したくない(笑)

別れの気配を感じはじめて、私は親の目を盗んでは彼の部屋に行ったのだけど、いつも帰ってくる時間になっても帰らない日が増えた。たまにいつも通り帰っても

「これから出かけるから、帰ってくれるかな」

そんな冷めた言葉を投げかけた。どこにいくのか実はわかっていた。だから、どこに行くのかも聞かないでいた。ていうか聞けなかった。そして、部屋を出る私に

「オレ、近いうちにこの部屋出るからカギ返してほしい」と…

この詞ではないけど私が今ここで死んでも誰も悲しまない。あの人の気持ちがもどるはずもない。そんなことを考えていた。

若かったなぁ…

 

『翳りゆく部屋』作詞、作曲は荒井由実
荒井由実の名前で出した最後のシングル(1976年3月)。同年11月に松任谷正隆氏と結婚してるので、ユーミンの恋愛体験ではなさそうだけど…そうなのかな?

ユーミンは人間観察が好きで、店での若い子たちの会話とかも作詞のアイデアにしてると何かで言ってた。本人の思い出ではないにせよ誰かの話しなのかもしれません。

それにしても婚約中にこの曲を制作、結婚前に発売…って、さすがユーミンだなぁ(笑)B面の曲(ベルベット・イースター)と合わせてみるともしやマリッジブルーだったのかしら?とも思える。

この名曲『翳りゆく部屋』は様々な人にカバーされていますが、都はるみもか!と、驚いた(笑)

都はるみ - 1977年
島田歌穂 - 1991年
椎名林檎 - 1999年
畠山美由紀 - 2007年
エレファントカシマシ - 2008年
スターダストレビュー - 2008年
つるの剛士 - 2009年
徳永英明 - 2010年
Blu-BiLLioN - 2013年

ミヤジが歌ったのしか聞いてないけど、彼のオリジナルと言ってもよいほどしっくりしてるし、ユーミンもミヤジのこと絶賛していたからこの曲が選ばれたのも納得。

 

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スワンボートでデートしたくなっちゃう名曲

ボートに乗るデートはもっぱら上野不忍池でした。

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スワンボートもありますので、一緒に漕いだりして楽しいですよね。でも、普通のボートを彼に漕いでもらうのは、イメージ的に“彼女”の地位がはっきりして画面的に気分がいい(笑)

その時は…別れの予感なんて全くなかったなぁ。
でも、別れの気配がしはじめてきたころ…何故か会う時間を作って、約束を重ねてしまう…のよね。

彼の気持ちは既に離れていて“私次第”だったから、私は現状の関係を少しでもつなぎとめておきたかったんだなぁ。毎日、彼の部屋に行ってた。

シチュエーションはちょっと違うけど「リッストゥザミュージック」を聴くと、あの頃のことが目に浮かぶ。思い出すと尽きない思いが湧き出てくる…しかしだ、あれからもう…28年経ってしまった…早いなぁ。私と別れてすぐ彼は聴覚障害のある職場の同僚と結婚しちゃった。

20歳で付き合って22歳で別れて…「22歳の別れ」っていう曲も昔あって(笑)それを素でやってましたわ…でも、私からふったのではなくてふられちゃったんだけど(笑)喪失感がハンパなくて3ヶ月くらい母親と口きかなかったなぁ(笑)

だから、ミヤジが彼女にふられて、LIVEどころじゃなくなった気持ちもすごくよくわかるのですww

と、曲に脈略が薄いのですが今日のLyric Speaker

 

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