また、あした…

私が好きな音楽のことを綴るブログ

努力を忘れた涙は汚い…もう、泣くな泣かずに世を笑っていくがいい!涙の後には笑いがある名曲

エレファントカシマシ新春武道館2015@1月4日(日)

泣きたいだけ泣けばいい

私は時々考える。音を楽しむのが音楽…宮本は音を楽しめているのだろうか?不器用な男だけれども…もう少し音楽を楽観的にやれればいいのに…って。
泣きたくなるほど苦しいのか?嬉しすぎて泣けるのか?男はめったなことでは泣かない生き物だと思っているので、何がそうさせてしまうのか?
音が苦で「おんがく」になっちゃいないか?なんかそんな事を考えちゃって私も苦しい。

正直、わからない。まぁ、わからなくてもいい。
「努力をしてきた涙」だから、皆は美しいという。それもそうだろう…そうなんだろうって思う。でも、まぁ、最近は泣きすぎだよ(笑)涙の価値も少々、下がってきてるぞww
気を引き締めて涙も封印してまた精進してもらいたい。私はそう思う。

まぁ、がんばれや。ちゃんと応援してるから♪

と、約束した通り私は今でもちょいちょいいじりながらもミヤジを応援している。最近、ほんと良く泣いてるけどそれは「悲しい」からでないことはわかる。悲しい時には涙なんてこぼれないから。

あーー私、最後に嗚咽したのはいつだったかなぁ。なんか、いろいろと絞り出したい。今、たまたまボブ・ディランの名言が流れてきた…。

君の立場になれば君が正しい。

僕の立場になれば僕が正しい。

世の中は自分が主体だ。人生においては主役は自分…だけど、実際はいろんな人との関わりの中で曲げなければならないことも多く。価値観の違いもあったり…正論でなく一般常識すら通じない人もいて、こりゃ一筋縄で生きていけないややこしい世になったなぁ…と、泣きたい気分。もちろん情けない気持ちで(笑)

 

「涙」はアルバム『東京の空』に収録されている曲。この『東京の空』のリリース後にエピックソニーとの契約が解除。このアルバムはそれまでのエレカシサウンドから脱皮して生まれた。彼らをデビューから追いかけ続けたY氏も絶賛している。ゲストアーティストを入れたり、デビュー7年目にしてプロモーションビデオを制作したりと、今までしてこなかった宣伝活動を開始している。

 

私もこのアルバムが好きです。

さて、私は成人した自分の息子の泣いてる姿を見ていない。感動的な映画を観ると泣いてるらしいが(笑)旦那が泣いてる姿は…彼の父親が亡くなった時にしか見ていない。
それなのにミヤジの泣き顔はもう何度見てる事か(笑)泣き顔を見るたびに私の心はモヤモヤする(笑)

私は12月25日深夜に笑い泣きすることが決定している 。

 

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走り抜けた男の目の前に架かった美しい虹は瞬く間に消えるけど…走馬燈の様な名曲

私が『RAINBOW』を初めて聴いたのは、2015年の日比谷野外大音楽堂でのLIVE。この年の野音は端の方だったけどステージ近くの良席に恵まれて、それだけでも大興奮でしたが…アルバム『RAINBOW』の発売も間近?っていう予感のあった時期。同名タイトルの収録曲『RAINBOW』が発表された。

会場にいたファンの度肝を抜いた、楽曲にミヤジのパワーみなぎる歌声…その場にいた人たちの心を一瞬にしてわしづかみにした。

すでにLIVEでも何度も歌われてきましたが、私にとってはこの日の『RAINBOW』より上のパフォーマンスにまだ出会っていない。この日は最高でした。

■2015.9.27『日比谷野外大音楽堂』に行って…

「いろんなことが猛スピードで俺の横を通り過ぎて行った…」と、言いながら

24.RAINBOW(新曲)

最後の方で「今までありがとう。幸せだったよ。」って言ったと思います。詩の全編がまだわからないから何とも言えないのですが、宮本のこれまでの人生(まだまだ続くけど)は、酸いも甘いも苦いも辛いも全部ひっくるめて結局「幸せだった」という一言で言える日々だった。という歌なのかもしれない。
本当にカッコよくて、聴いてて興奮しました。疾走感がすごくて宮本くんここにきてまたまた若返る…そんな瑞々しさのある楽曲。


宮:今、新しいアルバム作っているんだけど、もう少しで完成しそうで本当に待たせたけど、マスタリングとか英語の処理をいくつかして、歌もあと3曲入れなきゃいけないんだけど、やっとやっと新しいアルバム出ます!発売は11月…だったよね?十、十、18日!だったっけ?11月18日にでます。
「TEKUMAKUMAYAKON」が評判いいので入れたり、全部で11か12曲になる予定。アルバムの名前は「RAINBOW」!俺が考えたんだ!英語でかっこいいと思って、かっこいいだろ?(ドヤ顔風に)だから、レコード買うように!」
こんなことを言ってました。

■2015.11.16 のつぶやき アルバム『RAINBOW』を聴いて…

作品は飾られて見られて成長する…音楽も演奏して聴かれて成長する…

最近の読んだ雑誌で宮本はエレファントカシマシを「ライブバンド」と頻繁に言っている。みんなの前でたくさんパフォーマンスしてくれる。そんな気がします。「雨の日も風の日も」のイントロはそんな出発のファンファーレなのだと、私は信じます。

歌詞はハイスピードでカッコイイ楽曲に紛れ、流され過ぎていくけど読めば自虐的でボロボロな姿のヒーローがいた。ミヤジには音楽の才能もあるし、歌唱力はずばぬけている。この曲はめちゃめちゃカッコいいのだけど、そこに平穏な“未来”は見えない。

年齢的なものもあるのだろうけど、長年の経験から予測変換する思考が、自分の現状と未来を見ている。そんな内容に思える。

2015年のRAINBOWツアーはなかなか楽しかったね。私も遠征入れて4カ所回った。ファンはすぐに次のアルバムを求めるけれども、私はもう少しこのアルバムを育てる必要性があったような気がしていた。年をまたがってでももっと、全国細かく回ってやってもいいんじゃないかな?って。それから、また創作期間に入っても…って。

でも、環境がそれを許さなかったのかな…?この曲のようにハイスピードでいろいろこなさなきゃならない状況。タイアップやイベント物…。本当は「ライブバンド」に徹してやりたかったけど…みたいな?フェスの本数は2016年は少なかった、ツアーもZEPPだけなので少ない。正直「ライブバンド」と言える本数ではない。まだまだ、スタジオミュージシャンだ。

ベスト収録曲発表もあとわずか…最後はエレカシの明るい未来が見えてくるのかな?新しい雨を降らせてまた、でっかい虹を架けようか?

 

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運命にさいなまれ、どこに向かうのか?誰かの手にゆだね…明日を歩いてゆくという名曲

“生きてるだけで 精一杯のオレに 何をしろというの?”

まさしく昨日のブログでもこの一節を引用しましたが…優しさの数だけ歩いてこれた男も、どうだろ?この先も優しさを求めさすらうのか?

耳の肥えたリスナーの辛辣な声もチラホラ…無言でこの話題にあえて触れていない空気もある。後半にきて盛り下がってきた感が否めない。この現象がくるのをわかっていたかのような選曲。昨日の「大地のシンフォニー」から少し気弱な面が出てきた印象。

『Destiny』運命…

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現レコード会社から出すベスト盤…オールタイムということで、使用権のある楽曲を選ぶのもかなり厳しかったのかも?その辺のルールについては詳しくないけど、自選作品集の曲からなら選びやすさもあるし、ユニバから出した曲ならいくらでも出せるよね。っていうかユニバからは率先して出さなきゃならんだろうし…。

『Destiny』は一応、ドラマとのタイアップ。ドラマの為の書きおろしであるかはわかんないけど、このドラマに合わせてリリースされたシングル。確か発掘作品だとか言ってたかなそれを亀田誠一さんにアレンジしてもらって…そんな、経緯だったと思います。

ライナーノーツ裏の挿絵は【運命の三女神】。三人の女神(クロートー、ラケシス、アトロポス)が一柱で“Moira”という女神。

  • クロート=人の命を紡ぐ女神
  • ラケシス=その命の糸を分配する女神
  • アトロポス=命の糸を切る女神

ここにきて女神たちの反乱の気配を感じる。どの程度の影響なのかは図りしれないけど…不穏ではある(笑)

『Destiny』を聴いた時の感想を過去のブログではこう記してる…。ちょうど、プロモ期間だったのかTVに出ていたインタビューをうけての内容。

あの病気療養の時間が自分をリセットする時間だった 。と、今朝の情報番組の中で言ってた。

つまり、昔の “宮本浩次” ではない 。
なんだろ?遠周りしちゃったけど・・・進みたかった路線に今、来てる と、ミヤジが思っているかはわからないけど。

んーーー、その位にガラッと変わりましたね 。
音もメロディも綺麗 。エレカシにとっては新しい路線だけど、私にとってはあまり新鮮な感じはしない。

んーーー、厳しい感想かもだけど 、私の知ってるメロディなんだよね 。
だけど、ミヤジが歌うから新しい感じがして・・・不思議な感覚です。

音楽で生活をしていく道筋ができはじめていたし、事務所にもレコード会社にも恩が出来た今、強く方針を打ち立てるには正直言ってミヤジだけの力には及ばないだろう。

とりあえず受けた恩はどんな形にせよ返さなきゃならない。とりあえず今、歌えている環境があるのは、レコード会社の力も大きいだろうと思う(やり方云々は抜きにして)。自分のやりたいやり方があって、それを通すにはそれなりに通さなきゃならない筋もあるだろう。私は今、自分の気持ちはさておき、世情を考えざるを得ないそんな気持ちでエレカシ宮本浩次を見守っている。

言うなればこれがエレファントカシマシの運命。

 

私の頭の中には中島みゆきの『世情』が流れる…(笑)

www.kasi-time.com

 

こう言う曲を書けばいいのになw

 

 

 

つまらぬ自分もつまらぬ人生も己が主役…私もあなたも主役になれる名曲


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私は子供の頃、転校した親友と文通をしたことがあります。“ペンパル”と言って文通友達を探すコーナーなんかも雑誌には必ずあって、興味や趣味の合う人と文通したこともあります。

つまり、手紙を書くことが好きなのです。手紙が来るとすぐに返信をするほどに、筆まめな人間です(笑)しかも、3枚以上は必ず書いていたかもしれません…。

しかし、ファンレターなるものを書いて送ったのは、エレカシ宮本浩次だけです。とにかく2008年にファンになってから、アルバムが出ては…シングルが出てはLIVEに行っては…書いてました。こんなことを書くとちょっとひかれるかな?(笑)でも、こうしてブログを更新し続ける行為も…人によってはおかしな行動なのかもしれないですね。

でも、私としては大まじめに色々と感じとって考えてしまうんです。そして、それを伝えずにはいられない。

『MASTERPIECE』(2012/5/30)がリリースされた時に私はこんな日記をあげている。

私はある時の手紙で 最近の作品は、宮本浩次の作品であって・・・変わってしまうほどプロデューサーの色が濃く出てしまって悲しい。宮本浩次の作品はそれ自体に輝きがあるのに・・・みたいなことを書いて送ったことがある。

そして
「悪魔のささやき」を出したあとの手紙には、アルバムのためのシングルはいらない。アルバムのための新曲が聴きたい!と・・・書いて送った。

前置きが長くなったけど・・・ (『MASTERPIECE』を聴いて)私が待ち望んでいた“ミヤジワールド”が戻ってきた?
いや・・・戻ってきたんじゃない。約束通り“化けの皮履いで”彼は赤裸になった姿を私たちに魅せつけにきたんだ。

私にとってみたら『悪魔降臨』かもしれない(笑)
“悪魔メフィストの完全体がこの「MASTERPIECE」の中に登場する宮本自身の姿。そんな風に私は感じたのです。

全編自叙伝的な内容。

聴いてそして歌詞を咀嚼しながら読み続けるにつれ・・・ 自分の思い出や経験も蘇りつつ、宮本の思い出にも嫉妬する自分がいて(笑)共感する部分がありながら、まんじりとしない不快な思い・・・。
そう、このアルバムを聴いてそんな“イヤラシイ自分”が出てこそ、 宮本の「勝利」なんじゃないかな? と、思った。素直に敗北を認めます(笑)

過去があって今の自分がある。今の自分が未来へつながる・・・。
そんなことは昔から私は知っていた。だから、改めて宮本に言われて・・・
「あぁそうか・・・」なんていう感動とか感謝とかそういったものはない。だけど、「悪魔のささやき」で叫びきれなかった、人の表の顔と裏の顔。
本音と建前・・・人には言えない秘密・・・とか、そんなこと当たり前に誰にでもあって、宮本自身にももちろんあって・・・開放することができたそのことに私は祝福を捧げたい。

本人も言ってるけど 、曲は昔から書き溜めたものの中からで、似たような曲かもしれない。詞も昔から言ってることは基本変わらないんだけど、右から左へ移動させたくらいのほんの変化が大きな発見になった・・・と。


===中略===

一方通行(手紙)な、私の想いも無駄じゃなかったなって思えた。

私は・・・宮本浩次の心をずっとノックし続けて、一度やめると告げたのに新春LIVEのあとにまた彼の心を叩いていた・・・それは間違いではなかった。そして「ノックしてくれ!」と言われたら・・・また、ノックし続けるしかあるまい!(笑)

 

『大地のシンフォニー』の一節を聴いた時、沢山のファンのエールが彼を励ましたんだな…私もその中にいるはずだって思えた。この曲(「約束」も)はYANAGIMAN氏がアレンジャーで最後の最後まで諦めずに詞を考えてほしい。と、宿題された曲。詞にミヤジの気持ちが最大限込められている。

なので、この曲を選んでくれたことがとても嬉しい。

30周年を目の前に…ミヤジはやる気と不安にさいなまれていないかな?事務所やレコード会社、自分の思い、メンバーや近しい人との関わりの中で孤独になっていないかな?最近、そんなことを思う。

自分が生きていくだけで精一杯の男に何をしろというの?今、ミヤジはやれることを精一杯やっている。それが、良いのか悪いのかの判断は別として… エレファントカシマシ宮本浩次そして、多くのファンを置き去りにしたプロモーションの進め方にも気がついてはいるけど、空回りしているのはいつものことなのでは?ファンの皆さんが一番の理解者だとは思うけど、ファンも人なのでいろいろと思うことはある…そういうものですよね。

何か思うことがあれば直接訴えればいいと思う。伝えないまま流されていくのはあまりに悲しい。

「大地のシンフォニー」にはそんなミヤジの心の揺らぎが見える。でも、いつも揺らいでるね。きっと、今も手探りで揺らいでいる。自分というものがありながら勇気がなくてゆらゆらしているのが、宮本浩次ですよね?

誰かが支えていかないと本当に生きていけない男。世間の風は冷たい…気をつけてほしい。

大好きな文豪の生涯を壮大な曲にのせ、朗々と歌い上げた名曲

『歴史』
この曲が完成されるまでの過程がドキュメンタリー映画『扉の向こう』で紹介されている。「俺の道」で

気迫の無い時間帯

でも 信じることは忘れるな

と、歌うミヤジ…。次に出したアルバム『扉』のドキュメンタリーの映像の中の気迫は凄まじい。 先の行方を見据えたように「どうせなら、好きなことを歌詞にしよう」という、そんな目論見にも感じる。 

扉の向こう [DVD]

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森鴎外の歴史を歌にしたわけですけど、わかる人にはわかる、わからない人には全く興味のない内容の詞に、担当者も困惑しただろう…しかも、ファンの間でも歌詞が入る前のスキャット*1好評だ。

そのスキャット版のままミヤジはフェスで披露してしまうなど、この頃のミヤジの心の中、行動は傍の人間には到底理解できなかっただろう。

歌詞無しの「歴史前夜」はこちらで聴けます。

日本 夏(Amazon.co.jp 独占限定盤)

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また、COUNTDOWN JAPANで新曲のみ(「扉」収録曲)をやったことで、主催者責任者S氏からお𠮟りを受けたというエピソードも…。しかし、とりわけ曲のすごみは最高でファンの間で好評になるのは納得。アルバムの1曲目に堂々と鎮座するにふさわしい。成ちゃんのベースに鳥肌が立つ…。

 

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ミヤジは文豪の生きてきた道筋を年譜を見ながら、自分の歳と重ね合わせていた…。森鴎外の生涯をみて、自分の生涯をイメージしたのかもしれません。

エレファントカシマシの歴史もデビューから数えたら30年。

メンバーの歴史も半世紀…一人ひとりにも様々な出来事があって、しかもかなり濃い歴史なはず。

さて、森鴎外は60歳で亡くなっている。50歳と言えばもう晩年なのである…晩年の鴎外は作品には凄味が深まるが、人物としては穏やかになっていたと歌っている。宮本浩次も昔で言えば晩年です。最近、届けられるミヤジの情報を見るに…大変、穏やかになっていると思いませんか?

彼は負けたんだろうか?

なので、これからの作品だって凄味のある攻めたものになるのではないか?と、私は大きな期待を抱いているのであります。

この曲を初めて聴いた時にドキッとしたのが、

“死に様こそが 生き様”

私はそれこそエレカシに出会う前から、生きている間にどのくらい徳を積んだかで、死んだ時に真価が問われると思っていた。多くの先輩を見送ってきたけれども、尊敬する人は皆、存命中に捧げた人への思いやりややさしさが、死相や集まる人達の言葉で表れる。死んでからじゃ遅いと思うこともあるけど、それが人々の心の中にいつまでも生き続ける真価なのだと私は思っています。

そのために…私はもっとやさしくなりたい(笑)

*1:仮歌

この道はどこまで続く?最近、満たされたかい?…満ち足りていないのに名曲とは、いとをかし

これはカップリング曲「ろくでなし」の一節…切実なる想いや言葉にできないやるせなさ…情けない気持ち…。

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 昨日のLyric Speakerは『俺の道』でした。

2003年EMIのこの頃の資料は極端に少ない(私の所有してる中の話し)。メディアにも取り上げられることが少なく、「俺の道」にはMVもない…そして、「ハロー人生!!」「生命賛歌」との同時発売でカップリングが全て「ろくでなし」という。

私の愛聴盤(アルバム)は『俺の道』ですが、この頃のフェスの動画は泣けるのでめったに観ない(笑)。この動画を見て鳥肌が立った…最初の大歓声イントロの間、トミの方をみて、歌い出す前聴衆の方へ振り返った時の更なる歓声…ここだけで泣ける。泣けるのにかっこよすぎて大好き!

「わかるかい?」しびれるわ!


俺の道 / エレファントカシマシ

苦しい、とにかく苦しい…この頃を知らなくても苦悩が伝わる…。仕事の面でも取り残された感があったかもしれない。プライベートでも裏切りやしくじりがあったのかもしれない。台風と凪が交互にきていたような印象がある。

とにかく心身ともに穏やかではなかっただろう。

一瞬、満たされた時間もあっただろう。どうしてあの時間はこんなにも短いのか?どうしてあの時間が持続しないんだろう?何がいけないんだ?どこを間違った?

また、あの時に戻したい…。

戻りたいんじゃなくて「取り戻したい」もがきのような叫びが、私がこの曲から感じとったこと。 

多かれ少なかれ大勢の人が同じように思う事あるよね? “満たされないまま、引きずりまわす”そんな生活だって…。

 

時々、自分がWriterという仕事をしていて、音楽のことにも詳しくて、ミヤジに取材する機会があったら…気になる時期の曲の事を一つ一つ丁寧に聞いてみたい。そんなことを思ったりする。既に出てるプレビューではなくてその背景について聞いてみたい。きっとそこは “触れてほしくない”部分なのかもしれないけど…ミヤジが歩いてきた「俺の道」の景色がどういうものだったのか…こうして、調べながら書いてることにも憶測が多く含まれる。知ってどうなるものでもないけど、ミヤジの曲の一つ一つが彼の見た景色、歴史だから…知りたい。

しかしながら、こうしてブログで書くことも少しだけそれに近い行為だと思う。今はこれしか叶う術はない。もっと、文章や表現が上手だったらいいのに…とは思うけど(笑)

 

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わたしたちはもっとしあわせになれるはずだろう?まとわりつく暑さ夏の午後の憂鬱すらも名曲になる

ちょっと意外な選曲で戸惑っております。

でも、この曲は好きです。特にこの一節が…

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そう「幸せ」なのか? 「不幸」なのか?で比べたら「幸せ」と言える。23歳で結婚してから30歳の半ばくらいまで“もっと、私は幸せでいたい!”と、漠然と思っていた。

自分の不努力を棚に上げて、どこかに幸せが落ちていないかな?と探しているようなそんな日々を送っていたような気がする。むしろ、中途半端な「幸福」に苛立ちさえもあったかもしれない。 なんとも感謝”の足りない生き方でした。

自分の理想とする夢や生活が実現できた時、それが幸せなのか?と、いえば叶えた瞬間から人はまだ上を目指す。しかし、その土俵にすら上がれていない…しかも、暮らすのに別段不自由しているわけでも、孤独なわけでもない…そんな嘆くことすら憚るような「幸せ」の中で、もがいているそんな時期もありました。

今はどうか?と、言えば分相応に「幸せ」だと、堂々と言えます。

もしかしたら、自分さえもっと努力をしたり目指すものがあれば、更に幸せに彩が付くのかもしれない。最近はそんなことも想います。それは好きな事、やりたいことをみつけてそのことを邪魔されずにできたら、達成しようがしまいがその時間がとても幸福な気がします。

例えば、手作りしたり本を読んだりこうして文章を綴ってみたり、絵を描いたり音楽聴いたり、コンサートへ行ったり美術館や博物館に行ったり…私はそういう時間を手に入れつつあるので、今は“とても、幸せ”なのだと思う。